スイミングと発達障害について(4)最終章!基本のクロールを泳ごう!

こんにちは!

いつも見に来ていただいて、ありがとうございます!

そして、初めて見に来ていただいた方、ありがとうございます!

今回で、「スイミングと発達障害について」のシリーズ4回目となりました!

 

初回は、「スイミングは発達障害に効果があるのか?」「発達障害を持つ子にスイミングを習わせるには?」「今のスイミングスクールで大丈夫?」

2回目は「泳げなくても教えられる!親がスイミングを教える方法~基本のキ~」

3回目は2回目に続き「親がスイミングを教える方法~泳ぎの基本5つ!~」

をお送りしてきました。

 

今回は、引き続き「親がスイミングを教える方法」のクロール基本編をお伝えしたいと思います!

『基本の”キ”』から『5つの泳ぎの基本』をしっかりと身につけていただくと、比較的スムーズにクロール基本泳法の習得ができると思いますので、是非、下記の記事をご覧ください♪

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ところで、クロールで難しいと感じることは何ですか?

 

  • 息継ぎ
  • 身体が沈む
  • 手足の動かし方・・・

 

大丈夫です!5つの泳ぎの基本ができているのであれば・・・

基本のクロール8割成功です!

そしてあとの2割とは・・・

 

それは是非、こちらの記事を読んでくださいね♪

 

 

目次

クロール基本の型!陸から覚えよう!

まずは、陸で練習です!

その後、親御さんの補助のもと、プールで練習します。

陸からプールまでの練習でとてもわかりやすい動画があったので、是非、こちらをご覧ください。

 

練習の際は、

1つ目の動画(下記動画)前半部分(~1:13)での陸上練習

2つ目の動画で息継ぎ練習

1つ目の動画(下記動画)後半部分(1:13~)

という順番で練習していくことをおススメします!

 

引用:YouTube

 

Point

腕を肩から大きく回すこと!

両手を前で揃えながら交互に腕を回していく!

 

 

息継ぎがキーポイント!

クロールを泳ぐにあたり、息継ぎが難しいという声を多く聞きます。

息継ぎが正しく出来ないと・・・

 

  • 息継ぎをするたびに、足から沈んでしまう
  • 息をするタイミングや角度が掴めないので、水を飲んだり苦しくなったりする など

 

せっかくクロールの正しいフォームを習得できたとしても、息継ぎができなければ距離を泳ぐことができません。

 

息継ぎが上手く出来ず、最初の段階で水を飲んだり鼻に入ったりすると、一気にモチベーションが下がり、気持ちの立て直しにとても時間がかかる可能性があります。

 

脳に特性がある子は、気持ちの切り替えが苦手な子も多いので、急がずに1つずつ丁寧に進めてあげてくださいね。

では、是非、下記の動画を参考にしてください。

 

引用:YouTube

 

いきなりプールの中での実践に不安を覚える子もいると思います。

そのような場合や、親御さんもプールでの実践をサポートすることに不安が残る、もしくはもう少し丁寧に教えたいという場合、下記のような5段階で練習していきましょう。

 

  1. 陸上で、息継ぎ練習
  2. プールサイドに腰掛けて、バタ足の練習
  3. 足の付く浅いプールで足をつけたまま顔をつけて、クロールの息継ぎ練習
    (*2つ目の動画前半部分を参考に行なってください)
  4. 2つ目の動画で行われている息継ぎの練習を順に、親御さんがサポートしながら進めてください。
  5. 息継ぎのコツを掴むことができたら、1つめの動画後半の水中練習をしてみてください。

 

では、1つずつ説明させていただきますね。

 

1.陸上で息継ぎの練習

1つ目の動画「クロールの教え方②~肩から大きく腕を回す~」によって陸上にてクロールの基本の形を習得したら、息継ぎを加えた形で練習しましょう。

息継ぎをする向きは、本人がやりやすい方で大丈夫です。
(*本人もわからないようであれば、後ろからお子さんの名前を読んで振り向いた方)

最初に、下記の流れで息継ぎのイメージをさせてください。

 

壁を蹴り、けのびの姿勢から始めます。

バタ足を加えます。

鼻から息をはきながら息継ぎ側と反対の腕を回してください。

両手が前に揃ったら息継ぎ側の手を回し始めてください。

手が胸のあたりにきたら顔を横にあげ始め、反対の伸ばした手を枕に(耳の後ろの頭がつくように)します。

口から吸って息継ぎ!

顔を先に(水中に)入れながら、息継ぎ側の腕を回す

両手が前に揃ったら、反対の手を回し始める

 

プールでの実践さながらに「鼻から息を吐く口から息を吸う」をさせてください。

 

 

2.プールサイドに腰掛けて、バタ足の練習

プールサイドに腰掛けて両手を後ろにつき、足だけプールにいれます。

足を少し内股(親指が擦れるくらい)にして、足の甲で水を蹴る感覚を覚えます。

 

 

3.足の付く浅いプールで息継ぎ練習

まずは、2つめの息継ぎ動画「クロールの教え方④~息継ぎの正しいタイミング~」の前半を参考に行なってください。

足は下につけたままの状態で顔を水につけて、陸上で練習したような流れで息継ぎをしてください。

息継ぎのリズムと角度を意識して、丁寧に何度も練習するうちに身体が覚えていきます。

 

 

4.息継ぎをするタイミングの練習

2つめの息継ぎ動画「クロールの教え方④~息継ぎの正しいタイミング~」の後半と同じように息継ぎの練習をしてください。

不安感が強い場合は、まずは足の付く浅いプールで何度も練習して自信がついてから、深いプールで練習すると良いと思います。

 

また、動画のやり方では不安が多いと感じるのであれば、ヘルパーやビート板などを使いながら、または基本に戻りながら、少しずつ進めていって欲しいなと思います。

 

そして、息継ぎのタイミングがわかれば、息継ぎ、ほぼ成功です!!

 

 

5.水中での息継ぎの練習

1つ目の動画「クロールの教え方②~肩から大きく腕を回す~」の後半(1:13~)に水中練習があります。

 

動画と同じように、親御さんはお子さんの進行方向に立って、バックしながらサポートします。

片足を前にのばし、重心を後ろに傾けます。
そして、もう片方の重心を受けた足で後ろにジャンプをしながらバックしていきます。

重心を傾ければ、自然にバックすることができますよ。

 

「いや・・・むずかしいよ。」

 

もし、動画のサポートのやり方が難しと思ったら、教える側も無理しない方が良いです。

お子さんを安全に泳がせることが最も大事ですからね。

 

では、ビート板を使わせましょう♪

お子さんの両手をビート板にのせて、同じように泳がせます。

親御さんはサイドに立ち、片手ずつサポートすれば大丈夫です。

お子さんの手やビート板を進行方向に軽くひっぱってあげると、泳ぎやすくなると思います!

 

Point
  • 息継ぎのタイミングを覚えよう!(*鼻から吐く口から吸う)
  • 息継ぎで顔をあげる側と反対の手をしっかりと伸ばしたら、枕にして息継ぎをしよう!
  • 息継ぎの時の顔の向きや角度に気をつけよう!
    (*顔を前に向けて息継ぎをすると足が沈み、顔を必要以上にあげすぎると鼻や口に水が入りやすくなります)

 

息継ぎがリズムよく出来れば、もう大丈夫!!

 

クロール基本泳法の習得完了です!!

 

少しずつ、サポートなしで泳げる距離をのばしてあげてください。

1mでも多く泳げたら、褒めてあげてくださいね♪

 

速く泳ぐクロールの泳法は、腕の回し方や息継ぎの仕方などがまた違ってきます。

もしも、お子さんが「もっと速く泳ぎたい!!」「クロール以外も覚えたい!!」などと言ってくれたのであれば、是非、スクールに入ることもご検討くださいね!

 

「スイミングと発達障害について」のシリーズ初回では、スイミングスクールの選び方についての記事を書いていますので、是非、ご覧ください。

 

お子さんが泳げない状態からスクールを選ぶのと、基本のクロールが泳げる状態でスクールを選ぶのとでは状況が異なります。

ましてやお子さんをご自身の手で泳がせることに成功させた状態であれば、全く違った視点で記事を読まれることになると思います。

 

すでにお読みいただいている方も、ぜひ今一度読み返していただければ何か新たな発見があるかもしれません。

そして、ほんの少しでもお子さんにあったスクールを見つけることのお力になれたのなら、とても嬉しいです。

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スイミングと発達障害について(4)最終章!基本のクロールを泳ごう! まとめ

 

「スイミングと発達障害について」のシリーズはいかがだったでしょうか。

発達障害に関しては、未だ研究段階にあります。

薬で症状を軽く出来る可能性はあっても、治すことは出来ないと言われています。

とは言うものの、『この食べ物が良い』『この習い事が良い』『脳の前頭葉を鍛えれば良い』など発達障害の改善に希望を持ち取り組んでいらっしゃる方は大勢いらっしゃいますし、効果があるとされた事例も存在しています。

最近では、アメリカのベンチャー企業【米Akili Interactive Labs】が開発した『EndeavorRx』により、8歳から12歳の子を対象に『ADHDが改善されるデジタル治療用のゲーム』が開発され、米FDA(食品医薬品局)に認可されました。

このように、発達障害の改善に少しずつ光がさすようになってきています。

スイミングが、発達障害の改善に繋がるという確証はありませんが、専門家の元で検証された中には、あるスイミングプログラムの実行により、一部の症状が改善されたという報告もあります。

詳しい検証内容と結果については、「スイミングと発達障害について」のシリーズ初回でみられます

 

個人的には、もう少し先の未来に、スイミングが発達障害の改善のみならず人生のプラスになるような効果があることが確証されると嬉しいなと思います。

 

 

•クロールは陸から覚えさせる

動画を参考に、ポイントをおさえながら練習してみてください。

動画のやり方では不安が多いと感じるのであれば、ヘルパーやビート板を使いながら、または泳ぎの基本に戻りながら、少しずつ進めましょう。

 

 

•クロールの息継ぎを練習する

下記のような5段階で練習するのがオススメです。

  1. 陸上で、息継ぎ練習
  2. プールサイドに腰掛けて、バタ足の練習
  3. 足の付く浅いプールで足をつけたまま顔をつけて、クロールの息継ぎ練習
  4. 息継ぎをするタイミングの練習
  5. 水中での息継ぎの練習

 

脳に特性がある子は、気持ちの切り替えが苦手な子も多いので、急がずに1つずつ丁寧に進めよう。

 

 

スイミングと発達障害のシリーズは、今回をもち、最後とさせていただくこととなりました。

4シリーズもお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

最後に・・・

 

お子さんの脳に特性があるがゆえに、泳がせることを諦めてしまっていた方や諦めようとしていた方が、この記事により、もしも・・・

 

「諦めなくてもいいんだ!」

「私でも(僕でも)教えることが出来るんだ!」

「やってみよう!」

 

などと、思ってくれたのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

やり方は1つではありません。

可能性を捨てないでください。

やらずにあきらめないでください。

苦手を克服することだけに時間を使うのではなく、得意なものを見つけてあげてください。

そして、得意なことを伸ばしてあげてください。

 

皆と同じようにすることを求められることが多くあると思います。

ですが・・・

 

「人と違うことは悪い事ではない!」

「皆が出来ることが正解なのではない!」

 

私はそう思います。

 

一人でも多くの子供たちが、未来への希望につながる道を見つけられますように・・・

一人の大人として、親として、強く願います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

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