今では気軽に始められる家庭菜園。
初めてでもおいしい野菜が作れられるので人気!
特にミニトマトはプランターに苗を植え付けて育てるので、初心者にもおすすめです。
でも、情報が多いと迷ってしまうことありますよね。
- 「雨の日には、植え付けない方がよい」
- 「雨の日でも、家庭菜園なら大丈夫」
逆の情報だと、どちらを信じていいのかわかりませんよね。
また、夏野菜の植え付け時期は雨の続く日が多いのも悩みの種。
私も家庭菜園を始めた時には
「植え付けた後にたっぷり水やりをするのだから、雨の日でも大丈夫だろう」
そう思っていました。
- 雨の日に植え付けがNGなのはなぜ?
- どうしても雨の日に植え付けたい時の注意点はあるの?
初心者・経験者にも知っておきたい情報を、詳しくお話していきますね。
雨の日が植え付けNGなのはなぜ?
「雨の日は畑に入るな」
これは、畑で野菜を育てる人には基本だと言われるくらい有名な言葉です。
野菜を育てるためには
- 土壌を豊かにする
- 水はけもよくする
- 病気にならないようにチェックする
- 害虫や害獣の対策をする
たくさんの作業と努力が、野菜の生育に大きく影響します。
雨の日に作業すると、今までの苦労がすべて無駄になるくらいの問題がおこってしまうのです!
家庭菜園でも起こる問題3つ
家庭菜園は畑で野菜を育てるより簡単です。
- 土壌は野菜用の土を購入するだけでOK
- 水はけは、プランターに底石を敷くだけ
- 畑よりも病気になりにくい
- 害虫もすぐに見つけられる
- 自然災害も回避しやすい
そんな家庭菜園で、雨の日に問題が起きるなんて考えられません。
植え付け後に水を与えるなら、最初から土が濡れていてもよいのでは?
そう思っている人も少なくないはず!
なぜ雨の日に植え付けがNGと言われるのでしょう?
理由を詳しく見てみましょう。
病気になりやすい
雨の日に苗の植え付けやお手入れなどをすると、病気の感染が高くなります。
- 雨が降ると、土の中に潜んでいた病原菌が活発になる
- 雨が土に当たると、病原菌を含んだ水滴がはねかえる
植え付けの時に根を傷つけてしまうと、根から病原菌が入りこんでしまいます。
はねかえった水滴に病原菌がいると、葉っぱからも病気に感染することがあるのです。
土の栄養が無くなり硬くなる
悪い環境に植え付けられた野菜は、生育に大きな影響を受けてしまいます。
- たくさんの雨が降ると、水に溶けやすい栄養素も流れ出てしまう
- 雨で土壌が酸性になり、栄養素を吸収しにくくなる
- 濡れた土で作業すると、粘土質になり水はけが悪くなる
野菜の生育に必要なカルシウム、マグネシウム、カリウムなどが流れ出ていきます。
粘土質になった土は水はけが悪く、根が傷んで腐ってしまうのです。
そして、土が乾くと硬くなり、根がうまく張れずに生育不良になってしまいます。
根が腐りやすい
野菜の生育が進まず、窒息して根が腐ってしまいます。
- 水分を多く含んでしまうと、土の中が酸素不足になる
- 雨で地温が低くなる
土の中でも根は呼吸をしています。
酸素不足の状態が続いたり、地温が低いと新しく根が張れません。
雨が続く時期に植え付ける時の注意点
雨の日の植え付けはよくない事が分かったけれど、
「週末しか植え付ける時間が取れないのに、毎週雨が降っている」
「もう植え付けを先延ばしにできない時期になっている」
都合によって、どうしても雨の日に植え付けなければいけない時があります。
そんな時には、いくつかの条件をクリアすれば、植え付けることができます!
少し手間を加えるだけで、雨の日でも植え付けができますよ。
土は乾いたものを用意
家庭菜園初心者の人
- 購入した培養土の袋が濡れないように保管しておきましょう
家庭菜園の経験者
- プランターの土を再利用する時には、数日前から雨が当たらない場所に移動させて土を乾かしておきましょう
雨が防げない場所で家庭菜園をしている人
- 穴の空いていない黒色のビニールマルチを土にかぶせておきましょう
- 植え付け当日に、マルチに穴をあけて植え付けをします
雨に濡れて地温が下がるのも軽減でき、雨や泥の跳ね返りを防ぐので病気予防にもなります。
雨が当たらない場所で作業
- 植え付けに利用する培養土が乾いている
- 雨の当たらない場所
この条件が揃っていれば、雨の日でも植え付け可能です!
軒下や屋根があるベランダで作業しましょう。
雨が当たらなくてもやめる天気の目安
- 風が強い日
- 雨が吹き込むような天気に変わった時
小さくて弱い苗は、少しの風でも大きなダメージを受けてしまいます。
植え付けをやめておきましょう。
雨の日は植え付けNG?家庭菜園でも天気を気にした方が良い理由3つのまとめ
最後にもう一度、おさらいしてみましょう!
「雨の日は畑に入るな」
畑でも家庭菜園でも、雨の日に野菜の植え付けをすると問題の起きることがわかりましたね。
病気になりやすい
- 土の中の病原菌が活発になる
- 傷ついた根や、跳ね返った水滴から病気に感染する
土の栄養が無くなり硬くなる
- 水に溶けやすい栄養素が流れ出す
- 土壌が酸性になり、野菜は栄養素を吸収しにくくなる
- 粘土質になった土は水はけが悪くなり、根が傷んで腐ってしまう
根が腐りやすい
- 土が水分を多く含むと酸素不足になる
- 根が酸素不足で窒息して根が腐ってしまう
- 雨で濡れると地温が低くなる
でも、雨の日しか植え付ける機会がないという場合でも以下のことを注意すればあきらめる必要はありません!
土は乾いたものを用意
- 購入した培養土を濡らさないようにする
- プランターの土を再利用する時には、数日前から土を乾かしておく
- 雨が防げない場所は、穴の空いていない黒色のビニールマルチを土にかぶせておく
雨が当たらない場所で作業
- 軒下や屋根があるベランダで作業する
植え付ける野菜の苗はまだ赤ちゃんです。
それだけに次の条件の時は植え付けをやめるようにしましょうね。
雨が当たらなくてもやめる天気の目安
- 風が強い日
- 雨が吹き込むような天気に変わった時
- 夏野菜の苗は晴れた日の午前中
- 秋冬野菜の苗は曇りの夕方
季節によって野菜の苗の植え付け時間を変えると元気に育ちますよ!
これからも天候に気をつけながら、おいしい野菜づくりを楽しんでみてくださいね!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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ぜひ、読んでみてくださいね。
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