「家庭菜園に挑戦してみたいけど何から始めればいいのかわからない」「野菜は畑じゃないと育てられないの?」と思った経験はありませんか?
難しそうにみえる家庭菜園ですが、初心者の方でもベランダでプランターを使って簡単に育てられる野菜はたくさんあります。
この記事では、家庭菜園初心者の読者様におすすめの野菜を植え付けの季節ごとにご紹介します。
どれも簡単にプランターで育てることができますよ。
ベランダでプランター菜園を始めよう!必要なものはたったの6つ?!
ベランダでプランター菜園を始めるにあたり、用意していただきたい6つの道具をご紹介します。
どれもホームセンターのほか、通販や100円ショップなどでも取り扱いがありますよ。
プランター
ホームセンターや園芸店ではさまざまなプランターが販売されています。
プランターの選び方はこちらの動画をご覧ください。
- 葉物野菜
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- 深さ20~25cmのプランター推奨
- 植え付けが少量であれば100円ショップの小さいプランターも可
- 果菜
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- 根を深く張る特性があるため深さ30cm以上のプランター推奨。
- 1つのプランターに1株植え付けが鉄則。
- やむを得ず2株を1つのプランターに植え付ける場合は幅60cm以上のプランターで十分に苗の間隔をあけて植え付ける。(病気がうつるのを防ぐため)
- 根菜
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深さ30cm以上のプランターか土袋の底にきりなどで穴を複数あけて利用する。
土
土は野菜専用のものを買いましょう。
お店で販売されている土は、育てる植物に合わせて土の配合がされています。
「美味しい野菜を簡単に育てたい」と思っている初心者の方にはおすすめですよ。
既に使用済の土がご自宅にある場合は、土を日光消毒してから土の復活剤を混ぜ込むと再利用できます。
苗
種から野菜を育てる方法をありますが、初心者の方は種ではなく苗を買いましょう。
苗をおすすめする理由は3つです。
- 種は発芽させるまでに手間と時間がかかる
- 種は量が多すぎて使い切れない
- 種は植え付けから収穫まで時間がかかる
葉物野菜や根菜は苗で販売がされていないので種から育てる必要がありますが、果菜は大抵ホームセンターなどで1株100円程度で販売されています。
支柱(必要ない野菜もある)
果菜を育てるのであれば支柱はマストです。
支柱の長さについては後述します。
ジョウロ
ジョウロは毎日の水やりに使用するほか、液体肥料をあげるのにも使用するので用意しておいた方が良いでしょう。
水やり用のジョウロと液体肥料用のジョウロは分ける必要はありません。
肥料
肥料には植え付け時に土に混ぜ込む元肥(もとごえ)と植え付け後に与える追肥(ついひ)があります。
元肥は粒状の肥料、追肥は液体肥料がおすすめです。
追肥は植え付け後3~4週間後から開始し、以降2~3週間に1度追肥をします。
肥料を与えすぎると土の中に虫がわく原因や、苗が枯れる原因になるので、頻度を守って与えすぎには注意しましょう。
その他あると便利なもの
- ゴム手袋
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土いじりで手が荒れる人は手袋必須です。
- レジャーシート
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植え付け時にベランダに敷くと片付けが楽。
- はさみ
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摘果の時や収穫時に使います。
- 鉢底ネット
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鉢底に入れて土がこぼれるのを防ぎます。
鉢底にネット加工がしてあるプランターや不織布製のプランターには使用しません。
- 鉢底石
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水はけを良くするために鉢底ネットと合わせて使用します。
- スコップ
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土を入れるのに便利です。
ベランダでプランター菜園をするのにおすすめな野菜を季節別にご紹介
ベランダ菜園におすすめの野菜を植え付けの季節ごとに紹介します。
春・夏(3~8月)
春・夏におすすめの野菜4選をご紹介します。
葉物野菜・根菜
- ベビーリーフ
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種まき時期:4〜6月または9〜10月
収穫時期:種まきから3〜6週間程度
- ベビーリーフとはレタスやほうれん草、ルッコラ、水菜などの若葉のこと。
- 柔らかくて栄養価も高いのでサラダで食べると良い。
- 小さいプランターで育てることが出来る。
- ラディッシュ
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種まき時期:3〜5月または9〜10月
収穫時期:種まきから1ヶ月程度
- 根菜だが、小さいので深さ20〜25cm程度のプランターで育てることができる。
- 収穫までの期間が短い。
果菜
- オクラ
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植え付け時期:5月下旬〜6月
収穫時期:7月以降
- オクラは暖かい気候を好むため植え付けは十分に暖かくなってからにする。
- 空に向かって実をつける姿がとても可愛らしい野菜。
- 実が5cm程度になったらすぐに収穫しないと固くなる。
- ピーマン
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植え付け時期:5~6月頃
収穫時期:6月以降
- ピーマンは初心者にも簡単に育てることができ、大量に収穫できる。
- ピーマンは120~150cmの支柱を3本使う三本仕立てで支柱を立てる。
秋・冬(9~2月)
秋・冬野菜は春・夏野菜と比べると難しいものが多いですが、初心者でも育てられる野菜はあります。
秋・冬におすすめの野菜2選をご紹介します。
葉物野菜・根菜
- サニーレタス
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種まき時期:2〜3月
収穫時期:3〜5月
- 肉料理の付け合わせにぴったり。
- 種まきから1ヶ月ほどで収穫できる
- プランターのほか、水耕栽培でも栽培可。
- ミニ大根
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種まき時期:8月下旬〜9月
収穫時期:種まきから50〜60日後
- ミニ大根は使い切りにちょうどいいサイズ。
- 通常の大根とは違い、大きくなりすぎないのでプランターでも育てることができる。
実際にベランダでプランター菜園を始めてみよう!手順をご紹介
ここからはプランター菜園の手順について解説します。
植え付けに適した気候と時間、プランターを置く場所
苗や種の植え付けに適した気候と時間、プランターを置く場所は下記の通りです。
植え付けに適した気候と時間
植え付けに適した気候は風のないくもりの日です。
晴天時に作業をする場合は早朝や夕方など日差しが強くない時間帯にしましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
プランターを置く場所
ベランダ菜園ではスペースが限られている分、プランターを置く場所にも気を付けましょう。
プランターの置き場に適した条件は2つです。
- 日当たり良好
- エアコンの室外機の吹き出し口付近以外
特にエアコンの室外機の吹き出し口付近は人口的で強い風が絶えず吹き続けるので野菜にとっては過酷な環境になります。
プランターを置く場所は室外機置き場とは反対側にするなど配慮が必要です。
その他、ベランダでプランター菜園をする時にスペースを有効活用する方法はこちらの動画をご覧ください。
植え付けの手順
- プランターに鉢底石、土を入れる。
- 土の上に苗を置いて植え付けの位置を決める。
- 苗が入るくらいの穴を掘り、元肥を入れてから苗を植える。
- 支柱が必要な場合は支柱を立てる。
- 根元にたっぷり水を与える。
植え付けたあとの注意点
植え付けたあとの苗はとてもデリケートな状態なので強風、大雨、強い日差しなどの刺激には注意しましょう。
根が定着するまでの間はプランターを動かすことも刺激になるのでなるべく動かさないようにしてくださいね。
【初心者向け】ベランダで家庭菜園!プランターOKの野菜6選 まとめ
記事の前半では家庭菜園を始めるにあたって必要な道具と初心者の方におすすめの野菜をご紹介しました。
- 必要な道具は、プランター、土、苗、支柱、ジョウロ、肥料の6つです。
- 道具は100円ショップなどで安く揃えることもできます。
- 初心者の方におすすめの野菜は春夏の野菜は4つ、秋冬の野菜は2つご紹介しました。
記事の後半ではプランターを置く場所や植え付けの手順をご紹介しました。
- 植え付けに適した気候は風のないくもりの日です。
- プランターはエアコンの室外機の吹き出し口から離して置きましょう。
- 植え付けたあとは風や日差しなどの刺激を避け、プランターを動かすことは避けてください。
プランター菜園は手軽に始めるができますので、ぜひご家庭で楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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