クリスマスも終わりホッと一息。
ポインセチアは室内できれいに咲いています。
しかし、これからまだまだ寒い日が続きます。
そんな時……
まだ、このままの育て方で良いのかしら?
枯れてしまうのではないかと心配。
ふと、不安な気持ちになることもありますよね。
この記事では、そんなあなたの疑問を解消します。
- ポインセチアの外で育てた方が良い時期がわかる
- ポインセチアの春のお手入れ方法
- ポインセチアを外で育てるときの注意点
- ポインセチアの楽しみ方とは?
クリスマス後から暖かい季節までのポインセチアの育て方を知り、1年中楽しみましょう!
ぜひ、最後までお読みください。
【ポインセチアの育て方】外で育てた方が良い時期は?
それでは、順番に解説していきます。
【ポインセチアの育て方】クリスマス後の管理方法
12月末から3月頃までは、これまでと同じように室内に置いて育てます。
この時期は、休眠期であるため、土の表面が乾いて2~3日したらたっぷり水をあたえます。
そして、鉢皿の水はしっかりと切りましょう。
これは、根が冷えて根腐れを防ぐためです。
【ポインセチアの育て方】外に出すタイミング
桜が咲いて葉桜になる4月~5月頃には、夜間も暖かくなってきます。
お待たせしました。
気温が15℃以上になったら、ポインセチアを外に出しましょう!
外に出す際は、次の注意が必要です。
- 室内から外に出す時は、日陰からスタートする。
- 1週間後には、半日陰に移動して慣らす。
なるほど。
少しずつ慣らすことが、大切なんですね。
そのとおり!
葉焼け防止のためです。
慣らしてしまえば直射日光に当たっても大丈夫ですよ。
そのままひなたで育てましょう。
表面の鉢土が乾いたら、たっぷりと水をやってください。
光合成をして、すくすくと緑の葉っぱが茂ってきますよ。
地域差はありますが、気温が下がり、15℃を下回る9月中旬頃までは外に置いてくださいね。
【ポインセチアの育て方】春のお手入れ方法
暖かくなったら当然、お手入れ方法も変わってきます。
次にポインセチアの春のお手入れ方法について説明します。
切り戻し剪定
4月から5月頃に切り戻し剪定を行うとこんなメリットがあります。
株の大きさをそろえ、きれいにコントロールできる。
翌年も美しい形を維持できる。
葉が落ちて枯れてきたら、根元から上の2節位のところで、切り落とします。
その後は水やりは控えめにして土がかわいたら水をやりましょう。
気温が上がり、暖かくなると新芽が出てきます。
一方、剪定をおこなう際、注意しなければならないこともあります。
ポインセチアの枝を切ると白い樹液が出ます。
手がかぶれてしまうことがあるので、必ず手袋をつけましょう!
さらに白い樹液ではさみも固まってしまうことがあります。
使用後は、きれいに拭き取って下さいね。
切り戻し剪定が終わったら、次は植え替え作業を行いましょう。
植え替え方法
適した時期は4月から5月頃で、作業は1~2年に1回は必要です。
次のメリットがあります。
ポインセチアは、根の生育が早いため、根づまりを起こしやすいです。
植え替えをすることで、根に水や空気がいきわたり、株全体が元気に育ちます。
また、新しい土に入れ替えることで、水はけをよくし、潜んでいる病原菌や害虫の卵を除去できます。
- ひとまわり大きめの鉢
- 鉢底ネット(土が鉢の外に流れ出るのを防ぐ)
- 鉢底土(軽石や黒曜石などの素材で作られた石)
- 培養土(数種類の用土がブレンドされた土)
- ひとまわり大きめの鉢に鉢底ネットを敷く。
- 鉢底土を敷き、培養土を鉢の半分まで入れる。
- ポインセチアの株を鉢から取り出し、かるく根っこの古い土を落とす。
- 新しい鉢に植え替える。
- 元の土の高さと同じくらいに培養土を入れる。
- たっぷりと水をやる。
次の年も楽しむためにぜひ、チャレンジしてみましょう!
肥料
ポインセチアの冬は休眠期の11月から3月までで、肥料は必要ありません。
やがて春になると眠りから覚め、活動を始めます。
4月に入ったら、肥料を与えましょう。
生育期の9月まで与えます。
植え替えを行った場合は、植え替えの10日後に肥料を与えてくださいね。
肥料って何を使えばいいのかしら?
ポインセチアには無機質で緩効性のある液体肥料が適しています。
月に2回程度を目安に説明書通りの量を与えましょう。
【ポインセチアの育て方】外で育てるときの3つの注意点
ポインセチアを外で育てるときの注意点を3つにまとめました。
梅雨時期
長く雨にあてるのは避けましょう。
湿気が原因で、根腐れを起こしてしまうことがあります。
梅雨の時期には、軒下に移動しましょう。
雨除けカバーをするのも一つの方法です。
真夏
ポインセチアはユーフォルビア属の植物で本来は、暑さには強い植物です。
しかし、油断すると夏の暑さに水やりが追い付かず、しおれてしまうこともあります。
そのようなときは、半日陰に移動するなどの対処をしましょう。
また、日中に水やりをすると暑さでお湯になってしまいます。
水やりは、暑い昼間は避け、早朝か夕方に行うのが良いでしょう。
気を付けたい害虫4種と対策
気を付けたい害虫の特徴とその対策についてまとめました。
日々のこまめな観察と見つけたらすばやい除去が肝心です。
種 類 | 体 長 | 色 | 特 徴 | 対 策 | |
ルイスアゲハダニ | 0.5ミリ | 黄緑色 | 葉が白くなる、落葉する | カキ殻をまく、殺虫剤 | |
オンツシコナジラミ | 1~2ミリ | 白 | 植物の周囲を飛び回る | 粘着テープで除去、薬剤散布 | |
アブラムシ | 1~2ミリ | 緑、赤褐色、黒 | 葉の裏側に密集し、吸汁する | 粘着テープで除去、歯ブラシでこすり落とす | |
カイガラムシ | 1~3ミリ | 白 | 葉の裏、茎の付け根につく | ピンセット、つまようじで除去 |
ポインセチアの楽しみ方
ポインセチアは、正しいお手入れをすれば一年中楽しめる植物です。
ここでは、色々な楽しみ方を紹介します。
挿し木で増やす2つの方法
ポインセチアは、挿し木で増やすこともできます。
土に挿す方法と水栽培の2通りあります。
- 枝を切る。
- 葉っぱを5枚残す。
- 残した5枚の葉っぱを半分、または、1/3に切り落とす。
- 切り口の白い液をふき取る。
- 枝の切り口に発酵促進剤を塗る。
- 土に穴を開け、枝を挿す。
- 鉢皿の水は貯めたままにする。(水は切らさない)
- 20日ほどで、発根する。
- 枝を切る。
- 切り口の白い液を出なくなるまで水で洗い流す。
- 水を入れた容器に枝を入れて、直射日光の当たらない明るい日陰に置く。
- 水が汚れたら定期的に交換する。
- 根がしっかり伸びてきたら土に植える。
短日処理で赤く色付かせる方法
人工的に夜の時間を長くして、次の年も苞を赤く色付かせるという楽しみ方があります。
この方法を短日処理といいます。
8月~10月頃に短日処理を始めると、クリスマス頃には葉っぱが色付きます。
室内で行う手順は次の通りです。
- ポインセチアの鉢植えが、すっぽりとかぶる段ボールを準備する。
- 夕方7時~翌日9時まで14時間程度、段ボールを被せて光を遮断する。
- この作業を40~70日間繰り返し行う。
緑の葉っぱを楽しむ
忙しくて……挿し木、ましてや半日処理なんて無理!という方もいらっしゃいますよね?
そんな方は、観葉植物として緑の葉っぱを楽しむこともひとつの方法です。
ライフスタイルやお好みで楽しみ方を選びましょう。
【ポインセチアの育て方】外での育て方のまとめ
最後にポインセチアの外での育て方をまとめます。
- 気温が15℃以上になったら外に出して良い。
- 切り戻し剪定は、根元から2節のところを切る
- 剪定時に出る白い樹液は、かぶれの原因となるため、手袋を付ける。
- 植え替えを行う際は、ひとまわり大きめの鉢に植え替える。
- 梅雨時期、真夏、害虫には注意する。
- 挿し木や半日処理などの楽しみ方ができる。
ポインセチアをクリスマスに楽しむだけでは、もったいないですね。
室内で管理した後、暖かくなったら外に出して、たっぷりと光合成をさせてあげましょう。
外でもしっかり管理すれば、生き生きとして、あなたに違った表情を見せてくれることでしょう。
一年中と言わず、毎年、楽しんでくださいね。
ポインセチアの室内での管理方法について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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