クリスマスシーズンが近づくと店頭に並ぶポインセチア。
鮮やかな色彩がとてもきれいですね。
美しさに魅かれて、思わず買ってしまったり、プレゼントに頂いたという方も多いのではないでしょうか?
去年、気に入って購入したのですが、いつの間にか枯らしてしまい、
とても残念でした。
何が原因だったのかしら?
そのような読者様のためにポインセチアの室内での管理方法や
注意点をわかりやすく解説します。
ぜひ、正しい知識を知ってリベンジしたいわ!
- ポインセチアの育て方 室内での管理方法
- ポインセチアを枯らしてしまう原因
- ポインセチアの特徴
- ポインセチア名前の由来
- ポインセチアの魅力
今年こそ、ポインセチアを枯らさずに室内で育てたいあなたに必見の内容となっています。
ぜひ、最後までお読みくださいね。
【ポインセチアの育て方】室内での管理方法とは?
今秋にお花屋さんで購入したポインセチアの鉢植え。
枯らさずに育てていくには、どのようなことに気を付けたらいいのでしょうか?
【ポインセチアの育て方】室内の温度管理
まずは、ポインセチアを室内で育てるために必要な室温についてみていきましょう。
ポインセチアを日本で多く見かけるのは、10月下旬から12月頃ですね。
それで寒さに強い植物と勘違いされがちなのですが、実は、亜熱帯植物で、寒さに弱いんです。
そうなんですね。
それでは、お部屋は温かくしたほうが良いのでしょうか?
その通りです。
室温は10℃以上を保つようにしましょう。
10℃を下回ると寒さで枯れてしまいます。
15℃以上あると理想的です。
【ポインセチアの育て方】室内の置き場所は?
次に気になるのは、ポインセチアの置き場所ですね。
日中は、日当たりの良い窓辺などが良いのですが、暗くなると室温が下がり、寒くなってきます。
夜になったら、お部屋の中心部や棚の上など、温かい場所に移動しましょう。
- エアコンの風が直接当たるような場所は、乾燥してしまうためNG!
- 寒い玄関も避けましょう。
【ポインセチアの育て方】水やりのタイミング
水やりは、どのようなタイミングで、どのくらいあげたらいいのでしょうか?
土が乾いて、さらに3~5日辛抱して水をやるくらいがちょうどいいとされています。
水やりをするときは、たっぷりと与え、しっかりと水を切りましょう。
鉢皿に水がたまったままにしてしまうと根が冷えて、根腐れをおこしてしまいます。
- 鉢皿は、すぐに乾いたものと交換する。
- タオルや給水フキンなどの上に置いて、しっかりと水を切る。
【ポインセチアの育て方】肥料のタイミング
ポインセチアにとって冬場は、休眠期にあたります。
休んでいる時期なので、肥料は必要ありません。
肥料が必要となるのは、地域差はありますが、草木が芽吹く、4月以降です。
【ポインセチアの育て方】色鮮やかにするコツとは?
ポインセチアは、短日植物の仲間です。
短日植物とは、どんな特徴があるのでしょうか?
夏の終わりから秋にかけて日の光が減ったことを葉っぱが感知し、花を咲かせる種類の植物を指します。
夜の時間が13時間以上になると色付きはじめます。
ポインセチアは、短日植物であるため、暗くなる環境を作ってあげなければ葉っぱは赤く色付きません。
このようにポインセチアを色鮮やかに保つために行う作業を短日処理といいます。
実は、買ってきたときには、お店で短日処理がされています。
しかし、翌年からは、短日処理を自分で行わないと色付きません。
8月~10月頃に短日処理を始めると、クリスマス頃には、
葉っぱが赤く色付きますよ。
次に短日処理の手順について説明します。
- ポインセチアがすっぽりかぶる大きさの段ボールを準備する。
- 夕方の7時~翌日の9時まで14時間程度、段ボールをかぶせる。
- 段ボールの継ぎ目から光が漏れないようガムテープなどで保護する。
- この作業を40日間繰り返す。
- 一日でも怠るとリセットされてしまいます!
- 蛍光灯の光にも反応しますので、注意が必要です。
- どうしても行えない場合は、1~2日位であれば、段ボールをかぶせたままでも問題ないでしょう。
大変そうだけど、短日処理を行えば来年も色鮮やかなポインセチアがみられるのですね。
ポインセチアを枯らしてしまう5つの原因
ポインセチアを枯らしてしまう主な原因には、次の5つがあります。
- 寒さ(温度)
- 光不足
- 水の量
- 病気
- 環境の変化
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
寒さ(温度)
ポインセチアは寒さに弱い植物です。
15℃以上の温かいお部屋で管理しましょう。
10℃を下回ると枯れてしまいます。
光不足
ポインセチアは、冬でも日の光を必要とします。
レースのカーテン越しのような優しい光が当たる場所に置きましょう。
水の量
水不足ではなく、水のやりすぎで枯らしてしまう方が多いといわれています。
冬場はあまり水を必要としません。
土が乾いて、数日待つくらいがちょうどいいのです。
病気
ポインセチアは、害虫(アブラムシ)が発生することがあります。
汁を吸って株にダメージを与えてしまいます。
ウイルス病にかかってしまうこともあるため、薬剤を使って早めに駆除しましょう。
アブラムシの発生予防には、日当たりの良く、風通しの良い環境が適しています。
環境の変化
植物は、環境が変化するとその環境に適応しようとします。
買ってきたばかりのポインセチアの下の葉っぱが黄色くなって落ちてしまうのは、この現象です。
黄色くなった葉は取り除き、株元の通気性を良くしてあげましょう。
さらにラッピングのビニールが付いているときは、外した方が風通しがよくなります。
ポインセチアの特徴や魅力について
寒さに弱いポインセチアが、なぜ寒い時期に多く出回るようになったのでしょうか?
疑問に感じる方もいらっしゃいますよね。
その理由や、特徴・名前の由来・魅力など、様々な角度から考えてみましょう。
ポインセチアの特徴
ポインセチアは、メキシコ原産の植物です。
日本では、コンパクトな鉢植えで売られていますが、原産地では樹高数mにまで成長します。
真っ赤に色づいた赤い部分は、葉っぱで、苞(ほう)と呼ばれています。
意外ですが、中心の黄色い部分が花なのです。
ポインセチアの名前の由来
ポインセチアは、アメリカ人のポインセットさんという方が、大使としてメキシコに赴任している時に見つかりました。
ポインセチアの色や形をよく観察してみて下さい。
葉っぱが、赤と緑のクリスマスカラーで、上から見ると星型のようにも見えます。
まさにクリスマスにぴったりの花ですね!
そうなんです!
そのことに気付いたポインセットさんが、アメリカに持ち帰り、
ポインセチアをクリスマスの花としてアメリカ中に広めました。
なるほど。
それで寒い時期のクリスマスによく見かけるのですね。
その通りです。
「ポインセチア」という名称は、発見者である「ポインセット」さんの名前に由来しています。
日本には、明治時代に伝わってきました。
ポインセチアの魅力について
ポインセチアは品種改良がなされ、赤だけでなく、ピンクや白、黄色とたくさんの種類がでまわるようになりました。
日本のサントリーフラワーズからは、苞の部分が細く、寒さに強い「プリンセチア」という品種も出ています。
また、その美しさもさることながら、色によって素敵な花言葉があるのをご存じでしょうか?
ポインセチアの色ごとの花言葉をご紹介します。
全体の花言葉 | 私の心は燃えている、祝福する、幸運を祈る、聖なる願い、清純 |
赤 | 私の心は燃えている |
ピンク | 思いやり、純潔 |
白 | 慕われる人 |
黄色 | 幸運を祈る |
このようにクリスマスを連想させる言葉や気持ちを伝える言葉がちりばめられています。
ポインセチアの花言葉に思いを添えてプレゼントをするのもロマンチックですね。
【ポインセチアの育て方】室内での管理方法のまとめ
ポインセチアは、本来、温かい地域の植物で育て方を間違えると枯れてしまうことが分かりました。
ポインセチアの寒い時期の室内での育て方についてまとめます。
- 日中は、日当たりの良い窓辺に置き、室温は15℃以上に保つ。
- 日が落ちたら、温かい場所に移動する。その際、乾燥する場所は避ける。
- 水は土が乾いてから3~5日してからたっぷりと与え、鉢皿の水は切る。
- 肥料は、必要ない。
- 色や形からクリスマスの花として定着した。
お好きなポインセチアを見つけたらぜひお部屋に飾ってみて下さい。
花の特徴を知って育てれば、クリスマスが終わっても長く楽しめます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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