働きたい気持ちがあるのに働けない毎日を過ごすのは、とても不安ですよね。
どうして、働いていないというだけで不安になってしまうのでしょうか。
その理由の1つに、働きたい気持ちはあっても働くことができる状況にならないということが挙げられます。
主婦になると、家事、子育て、親の介護などの役割が増え、自分が好きな時間に好きなだけ仕事をすることが、想像以上に難しいのです。
自分が働きたい形で働く方法を見つけるには、働けない原因や、働く条件を見直す必要があります。
そこで、これから早速、働くことができる状況を作るための準備を始めてみましょう。
働けない不安を少しでも減らすために、一歩踏み出してみませんか?
なぜ働きたいのに働くことができないのか
働きたいという気持ちがあるのに、なぜ働くことができないのでしょうか。
理由として、次のようなことが挙げられます。
- 子供を預けることができない
- 家族の介護をしている
- 家族の理解を得ることができない
- 働く時間について条件の合う職場がない
この中に当てはまるものがありましたか?
1つではなく、いくつも当てはまるという方もいるのではないでしょうか。
「理由があって働くことができない」という中には、様々な理由が交差して存在しています。
まず、自分が今「どうして働くことができないのか」「働けない原因は何なのか」を、整理してみましょう。
自分が「働けない原因」を見つけることができれば、原因とうまく付き合いながら働く方法を探すことができます。
働きたいのに働けない現状から一歩踏み出そう!今すぐできる【3つのステップ】
働けない原因が分かっても、今すぐ、しかも好きな仕事に就くなんてできないし、どうしていいか分からない!と思いますよね。
先のことを考えて、不安になる気持ちは、とても良く分かります。
そこで、働けないことで膨らんでいく不安を少しでも減らしていくために、今すぐできる3つのステップをご紹介します。
【ステップ1】働けない期間はどのくらいか予測をたてる
まずは、働くことができない期間がどのくらいなのかを考えてみましょう。
子供が保育園に入るまでなのか
保育施設によって対象月齢は異なりますが、基本的に、保育園は0歳(生後57日以上)から6歳までの乳幼児が利用できます。
3歳を過ぎると、給食費などの雑費以外の保育料は一律無料ですが、0~2歳児は住民税非課税世帯でない限り、平均4万2,000円の保育料がかかります。
2歳までに保育園に預けたものの、一生懸命仕事をした分のお給料が保育料で消えてしまうのは悲しいですよね。
子供が何歳になったら保育園に入れたいのか、保育園に入るまでには何年あるのかを計算してみましょう。
子供が小学校に上がるまでなのか
小学校に入ると、働くことができる時間が増えると思いがちですが、注意が必要です。
子供が低学年の間は、宿題や忘れ物のチェックなどにも時間がかかるようになり、手がかかることが多くなります。
幼稚園とは帰宅時間はほぼ変わらず、放課後児童クラブ(学童)を利用しても、保育園より最終お迎えの時間が早くなることも。
夏休みなどの長期の休みは、預け先の問題も出てきます。
子供が小学生になってすぐに働き始めるのか、高学年になってから働くのかによって、働けない期間が大きく変わるということを覚えておきましょう。
働けるようになる時期が分からない
家族の看病や介護をしていたり、また別の問題で、いつから働くことができるのか分からないこともあると思います。
これから子供を授かりたいと思っている方も、妊娠の時期は予測ができないため、いつから働くことができるかは分からないでしょう。
分からない、というのも1つの答えです。
期間が分からなければ、今の状況でどうしたら働くことができるのかを考えることができます。
【ステップ2】自分が働けるための条件を挙げてみる
次に、どういう条件であれば働くことができるのかを考えてみましょう。
土日祝日に休むことができる
保育園であれば土曜日も利用できますが、小学校に上がると土日祝日に加え、夏休みなどの長期の休みもあります。
土日祝日に祖父母や旦那に子供を預けられなければ、土日祝日に休みが必要ですし、長期の休みに放課後児童クラブ(学童)に預けるなどの対応が必要です。
残業が少ない
基本的なお迎えの時間は、保育園であれば遅くても18時~19時、小学校の放課後児童クラブなどは18時と決められています。
残業があるとお迎えに間に合わない場合、自分以外の家族がお迎えに行けない場合は、残業がない、残業が少ない職場を選ぶか、時短勤務ができる職場を選ぶことも必要です。
時短勤務制度を使うことができる
きょうだいのうち1人でも3歳未満の子供がいる場合は時短勤務制度の申請ができます。
3歳以降の対応は企業次第になるので、時短勤務制度をいつまで使いたいのか、を考えておきましょう。
急な欠勤に対応ができる
子供が急に体調を崩した時に、家族に預けることができず、自分が休みを取らなければならない場合は、急な欠勤に対応できる職場であることが必要です。
子供が病気にかかり、家庭で保育できない場合に利用できる病後児保育を実施している施設もあります。
病後児保育の利用を考えているのであれば、お住まいの地域に利用できる施設があるか、確認しておくと良いでしょう。
在宅勤務であれば働ける
条件を挙げてみて、家から出て働くことがどうしても難しい場合は、家にいながら働くという選択肢もあります。
仕事を探す上での条件をしっかり決めておくと、自分の理想の仕事の仕方が少しずつ見えてきます。
【ステップ3】実際に働く時までに今できることを行動に移す
最後に、ステップ1、ステップ2を踏まえて、情報収集をしてみましょう。
パート・正社員としての再就職を望むなら
新聞や雑誌の求人広告を見る、転職サイトへ登録するなど、仕事の内容や条件が書かれているものに触れてみましょう。
主婦になると、独身の時に比べて働くための制限が多くなります。
自分の条件に合う仕事があるかどうかを見てみましょう。
もう一歩進んでみたい場合は、転職エージェントへの相談もオススメです。
転職エージェントは企業とのつながりが強く、職場環境についての情報を豊富に持っています。
実際に相談するのはハードルが高いかもしれませんが、より多くの条件に合う仕事の情報を手に入れやすくなります。
さらに、今後、実際に面接に出かけたり、就職活動を始めるのであれば、その間子供を預けられるかどうかも気になるところです。
家族に預けることができなければ、保育園やこども園の一時保育を利用するのが一般的です。
しかし、一時保育は定員が決めらているため、いくつか候補を挙げておくことをオススメします。
保育園やこども園に預けることが難しければ、市町村が運営しているファミリーサポートセンターというシステムもあります。
企業によっては、子供同伴で面接ができるところもあるので、確認してみると良いでしょう。
家で仕事をしたいと思うなら
在宅ワークのサイトに登録してみましょう。
すぐに仕事を始めなくても、在宅でできる仕事にはどんなものがあるのか、情報収集ができます。
- 簡単なアンケートに答えるアンケートモニター
- 商品やウェブサイトなどの名前を考えるネーミング
- データ入力やテープ起こしなどのテキスト入力
- キーワードに基づいて記事を書くライティング
- シール貼りなどの内職
- 翻訳やカウンセリング
- Webサイトのデザイン・作成
これらのように、スマホのみで初心者でもできる簡単な仕事から、専門性の高い仕事まで、掲載されている仕事の種類は様々です。
登録はいずれも無料で、メールアドレスだけでなく、FacebookやGoogleアカウントでも簡単に登録できます。
サイトによっていろいろな特徴があるので、簡単にご紹介しますね。
- クラウドワークス(案件の数が多い)
- ランサーズ(専門性の高い案件が多くある)
- mama worksママワークス(主婦向け)
- coconalaココナラ(スキルを売り買いする)
- shuftiシュフティ(主婦・初心者向け)
登録することで詳しい仕事の内容を見ることができるので、自分にもできる仕事や、興味のある仕事が見つかるかもしれません。
今後のための準備期間と捉えるなら
働けない今だからこそ、仕事に有利な資格を取ったり、そのための勉強をするのも良いですね。
今は、在宅で勉強・受験をして資格を取ることもできます。
通信講座で有名なユーキャンなどでは無料で資料請求ができます。
たくさんの資格の情報が載っているので、どんな資格があるのか、興味をひかれるものが見つかるはずです。
パソコンがない方でも、スマホだけで簡単に資格を取れるformie(フォーミー)という資格取得サービスもあります。
formeは最近有名雑誌やテレビでも取り上げられており、初月980円で体験もできます。(次月からは月4,980円)
働けない今の時間も楽しもう!
3つのステップを踏んでも、すぐには不安をぬぐうことはできないかもしれません。
そのような時は、ぜひ、働けない今の時間を楽しんでみませんか?
働いていない今ならできることや、今しかできないことが、きっとあるはずです。
自分の好きなことをする時間を大切にする
本を読んだり、テレビを見たり、旅行に行ったり、自分が好きだと思うことを楽しむ時間を持ちましょう。
家の中で家族とだけ話をするのではなく、気の合う友人と話をするのも良いですね。
働いていないと、好きなことは我慢しなければいけないと思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
次の一歩を踏み出すために、自分の心を幸せで満たしておくことも大切です。
子供と過ごす時間を充実させる
働き出すと、仕事と家事に追われ、子供と過ごせる時間は減ってしまいます。
長い時間一緒に過ごせる今だからこそ、一緒にできることを楽しみたいですね。
お金をかけずに家にあるもので簡単に作って遊べる工作が、インスタグラムやTikTokに多数掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
もしかしたら、この時間に子供と一緒に得たものが、趣味や仕事につながることもあるかもしれません。
何もしていない時間も実は必要
オランダでは、何もしないでいることがストレス解消に効果的で、さらにはひらめきを生み、創造力を高めると言われているそうです。
目的なく何かをするということが大事で、悩みや不安を忘れて、何も考えずに目の前のことに集中すると、自分の本当の気持ちに気づくことができます。
自分に必要なものは、何気ない毎日を過ごしていても、目に入ってきたり、耳に入ってくるものです。
何もしていない時間をいけないことだと思わずに、先に進むための充電期間だと思って、大切に過ごすことができるといいですね。
働けない時間を楽しみながら【3つのステップ】で不安を解消しよう!
働けない不安を解消するために、今すぐできる3つのステップを紹介しました。
- 【ステップ1】働けない期間はどのくらいか予測を立てる
- 【ステップ2】自分が働けるための条件を挙げてみる
- 【ステップ3】実際に働く時までに今できることを行動に移す
今すぐ働くことが難しいのであれば、働くことができる時のために準備を始めてみましょう。
少しずつでも集めた情報は、あなたが社会に出る時に必ず役に立つはずです。
そして、主婦が働くためには、まわりにいる家族の理解が不可欠です。
自分がいつか働く時のための情報を少しでも多く持っていれば、家族への説明材料にもなりますし、家族の協力を得られる第一歩にもなります。
働くことができない今の時間を楽しみながら、いざ働く時のために、一歩踏み出してみませんか。
あなたの働きたい気持ちを、応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク
コメントはこちらからどうぞ