自分には何もないと感じてしまう30代女性の心理とは?あなたのポジティブな1歩を応援します!

20歳前後で学生から社会人となり、夢中で駆け抜けた20代。

ふと気が付くと、もう30代。

30代というのは、多くの人が仕事でキャリアを積み上げたり、結婚や出産など次のライフステージに枝分かれしていく時期でもあります。

そんな時……

30代独身女性

高校の同窓会に行ったら、仕事で生き生きしている人や、結婚して
幸せそうな人ばかりに感じた。
今の自分には何の目標もない。
これから先、どうやって過ごしたらいいのかしら?

そのように不安な気持ちになってしまうことはありませんか?

実はそれには根拠があり、あなただけでなく多くの30代が同じような悩みをかかえています。

その理由を知り、自分には何もないと感じてしまう30代を、充実したものにチェンジしていきましょう。

この記事でわかること
  • 自分には何もないと不安を感じる30代女性の理由
  • 対処法について
  • 乗り越えた先には

あなたの不安は解消され、進むべき道が見つかるでしょう。

ぜひ、最後までお読みくださいね。

目次

自分には何もないと感じてしまう30代女性の心理とは?

30代は、なぜ不安な気持ちになってしまうのでしょうか?

その心理について解説していきます。

クォーターライフクライシス

あなたは、クォーターライフクライシスという言葉をご存じですか?

直訳すると「クォーターライフ」とは「4分の1の生活」で、「クライシス」は「危機」という意味です。

つまりクォーターライフクライシスとは、20代後半から30代前半の人が、自分の人生や将来について漠然とした不安や悩みを抱えてしまう幸福の低迷期のことを指します。

2001年頃、科学ライターによって提唱された後、オリバーロビンソン教授の論文に取り上げられ、広がっていきました。

海外での統計によると、27歳~33歳のなんと75%の人が、クォーターライフクライシスを経験したと回答しています。

クォーターライフクライシスには、次のような特徴があります。

  • 理想と現実のギャップに違和感を感じる。
  • 同世代の友人と比較して落ち込む。
  • 自分らしさを見失い混乱する。

理想と現実のギャップに違和感を感じる

20代は種まきをする時期で、30代は、芽が出た苗を育てていく時期です。

人は、30代までに2度の低迷期を経験します。

1回目は、学生から社会人となり、大きな変化が訪れる時期です。

2回目は、30歳前後です。

多くの人が、仕事で昇進したり、結婚して家庭を築いていく大きな人生の転換期でもあります。

それゆえ、理想と現実のギャップに違和感を感じ、悩みが尽きなくなるのです。

同世代の友人と比較して落ち込む

同世代の人をみると自分以外の人は輝いてみえる……

落ち込んでいる時には、そのように感じることも多いでしょう。

30代独身女性

仕事は同じことの繰り返し。
特にスキルもない。
このままでいいのかしら……

30代専業主婦

毎日育児に追われて、おしゃれする暇もない。
世間から取り残されているような気持になるときがあるわ。

30代になると、ライフステージは変化していきます。

仲が良かった友人と疎遠になったり、家族が増えて時間を自由に使えないことに、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

最近ではSNSの普及により、不特定多数の人の情報も入ってくるようになりました。

SNSで発信している人達は、キラキラと見えてしまいがちです。

そのことも拍車をかけていると感じます。

再び、「私はこのままでいいのだろうか?」と、漠然とした不安が襲いかかります。

まずは、身近な人に気持を聞いてもらい、思いを吐き出すのもひとつの方法です。

自分らしさを見失い混乱する

高い理想を持って、真面目に頑張ってきた人が、現実を目の当たりにした時に陥りやすい傾向にあります。

漠然とした迷いや不安にさいなまれ、なんだかやる気が出ない……

筆者

このモヤモヤ感こそが、クォーターライフクライシスなのです。

実は多くの人が経験する、人生の通過点のような現象です。

あなただけではないと知ることで気持ちが軽くなるでしょう。

引用:

自分には何もないと感じる30代クォーターライフクライシスの対処法

具体策について解説します。

  • 自分自身と向き合う
  • 他人と比べない
  • 実現可能な計画を立てる。

自分自身と向き合う

あなたの小さい頃の夢は何だったか思い出してみましょう。

現在、その夢に近づけている人はほんのわずかで、まったく違う方向に舵を切っている人がほとんどでしょう。

もし、夢が叶っているとしても、子どもの頃に思い描いた夢と比べてギャップはありませんか。

そこで今の自分自身と向き合い、人生の棚卸をしてみましょう。

棚卸をすることで、思わぬ発見があるはずです。

自分の生い立ちを振り返る

幼い頃は家族と関わることも多く、その生活の中で、価値観や考え方が育まれていきます。

生まれ育った環境の影響は、自分という存在の「根っこ」として、大人になってからも強く残っているはず。

原点となる「生い立ち」を振り返ることは、「自分の基盤」を見つめ直すことに繋がります。

例えば、以下のようなことが思い起こされるのではないでしょうか。

  • やりたいことは、なんでもやらせてもらえた。
  • 親の価値観を押し付けられ、思い通りに行動できなかった。
  • 周りに褒められたいという気持ちが強かった
筆者

私の子どもの頃は、両親に他の兄弟と比べられるのが嫌でした。
そのせいか、人前で自分を表現することが苦手で、周りの評価が気になる消極的な子どもだったと記憶しています。

これまでの「生い立ち」を振り返ることで、「行き詰っている理由」が、浮き彫りにされます。

今までの出来事を振り返る

過去にうまくいかなくて悔しかったこと、悲しかったこと。

それをどうやって乗り越えたのか?

乗り越えた自分を思い出した時、自分が誇らしく思えるでしょう。

苦難を乗り越えたことや、誰かに褒められたことは、成功体験として今のあなたにつながっているはずです。

私は今までに一度も失敗したことがない。
電球が光らないという発見を今まで二万回しただけだ。
           トーマス・エジソンの名言より

この名言は、心にしみますね。

たとえエジソンであっても、悩んで落ち込むことは多々あったと想像できます。

しかし、あきらめない強い気持が、発明王エジソンを育てたといえます。

人生の棚卸の方法について

それでは、具体的なやり方について触れていきます。

STEP
まず、お気に入りのノートと、使いやすいペンを準備します。

じっくりと自分自身と向き合い、箇条書きで記してみましょう。

STEP
過去の自分をふりかえります。
・生い立ちを振り返る……家族構成や生まれた時の様子など
・今までの出来事を振り返る…いつどんな出来事があったか?
 うれしかったこと、悲しかったことなど、感情も含めて書き記します。
・今までに身に付けたことを振り返る…習い事や得意だったこと
STEP
次に、これからやってみたいこと、やりたくないことを考えます。

以下の表は、どんな項目があるのか具体的に記してみました。

もちろん、この通りでなくても構いませんので、あなたらしい項目を追加してください。

やってみたいことやりたくないこと
好きなこと 
得意なこと
大切にしていること
やってみたいこと
行ってみたい場所

嫌いなこと
苦手なこと
どうでもいいこと
やりたくないこと
行きたくない場所

過去から未来へと道は続いていきます。

人生の棚卸を行うことで、自己理解が深まり、進むべき方向が明確になっていきます。

さらに「私は、どんなことが向いているか」と、周りの人に尋ねてみるのも、新しい発見があるかもしれません。

https://twitter.com/coach_kazuma/statuses/1782574657306055005
引用:

他人と比べない

30歳なんだからそろそろ結婚しなければならないとか、仕事のリーダーにならなければならないとか。

「〇歳なんだからこうでなければならない」というようなルールはありません。

目標を持つことは、大切なことですが、他人と比較しすぎると「自分らしさ」を見失ってしまいます。

「自分は自分」「人は人」と、強い心を持ちましょう。

SNSなどの余計な情報は入れないようにすることも対策のひとつです。

下記に紹介している記事は、自分らしく生きること=自分軸で生きることについて詳しく解説しています。

あわせて読んでいただくと理解が深まります。

実現可能な計画を立てる

「好きなもの」より「得意なもの」、「やりたいこと」より「やれること」を考えてみましょう。

自分が「求める方向」より、自分を「求めてくれる方向」へと、自然な流れに任せて動いていく方が、うまくいくことが多いです。

思い通りの人生を生きている大人は、ひとりもいません。

紆余曲折を経て、いつの間にかこうなっていたというのが本音でしょう。

筆者

私のこの時期を思い返すと、一般事務の仕事に疑問を感じ、簿記の資格を取るために勉強を始めた時期です。
子どもの頃に習っていたそろばんが唯一得意で、計算が好きだったことに由来してると気付きました。
その後、経理の仕事をする機会はありませんでしたが、無駄だったとは思いません。

得意なもの、やれること、興味のあることを軸に、実現可能な計画を立てて動き出してみましょう。

それらはあなたにとって、誰かに褒められるためや、認めてもらうためではなく、素の自分が求めているものです。

一例を紹介します。

  • 好きだった趣味を再開する。
  • 早起きして気になる本を読んでみる。
  • 興味あるコミュニティーに参加する。
  • 興味ある資格の勉強を始める。
  • 運動を始める。
  • 一人旅をしてみる。

動き出すと次なる扉が開き、あなたを導いてくれるはずです。

新しい出会いがあなたを待っています。

自分には何もないと感じてしまう30代を克服しよう

「30代になって、あるいは30代が近づいて、自分には何もない」と感じてしまうのは、あなたが成長しようともがいている証です。

あなたは10代、20代と長い年月を過ごし、経験から様々なことを学んでいます。

決して「自分には何もない」ということはないのです。

  • 30代前後には、クォーターライフクライシスという精神状態に陥ることがある。
  • 人生の棚卸をして自分自身を振り返ってみる。
  • 興味あることを見つけ、行動する。

悩んでいるのは、決してあなただけではありません。

次のステップに進むための、ちょっと高いハードルが立ちはだかっているのです。

30代という大切なライフステージを、胸を張ってあなたらしく乗り越えていきましょう。

あるとき、暗雲のすき間から光が差し込むように、ひとまわり成長している自分に気付くことでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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