みなさま、こんにちは。
日々の家事や仕事で追われるなかで、ほっと一息つくときに飲むコーヒーは格別に美味しいですよね。
読者様のなかには、コーヒーを飲むときに砂糖やミルクを入れて飲む方も多いのではないでしょうか?
実は砂糖・ミルク以外にもアレンジできるものがあるんです!
それは【ヨーグルト】。
「コーヒーにヨーグルトって合わないんじゃ……」
確かに酸味のあるヨーグルトをコーヒーに混ぜるなんて、想像がつかないですよね。
実はベトナムでは、コーヒーとヨーグルトは意外にもポピュラーな組み合わせなのです。
現地では【スアチュアカフェ】と呼ばれ、暑い国ベトナムならではの冷たくて甘い飲み物として人気があります。
そこで今回は「コーヒーの好みはブラック」である私が、実際にスアチュアカフェを作ってみたいと思います!
・コーヒー×ヨーグルトは合うのか、または健康にも良いのか
・スアチュアカフェの作り方
実はスアチュアカフェは、ご自宅にある材料で簡単に作れます!
スアチュアカフェを飲んで、ベトナム旅行の気分を味わっちゃいましょう!
コーヒーとヨーグルトは合わない?
苦味のあるコーヒーに酸っぱいヨーグルト。
なぜベトナムでは、味のちがう2つを一緒に入れるようになったのでしょうか?
コーヒーとヨーグルトをあわせた理由
ベトナムは、コーヒーの生産量がブラジルに次いで世界第2位なのをご存じですか?
その理由は、ベトナムが“コーヒーベルト”と呼ばれるコーヒーの栽培に適した地域に位置していたからだと言われています。
ベトナムにコーヒーが持ち込まれたのは19世紀頃で、フランスの植民地化とともにコーヒーの栽培も始まりました。
コーヒーには、大きく分けて3種類あります。
- アラビカ種
- ロブスタ種
- リベリカ種
コーヒーがお好きな方は、何となく聞いたことがあるかもしれません。
ちなみに、ベトナムで採れるのは主にロブスタ種です。
ロブスタ種は病気に強く、コーヒーの木そのものがとても大きいので、大量生産が可能なコーヒー豆となります。
ですので市場にも出回りやすく、ベトナムではポピュラーなコーヒーとなっています。
しかしロブスタ種は苦味が強く、香りにもクセがあります。
かなり個性の強い味なので、そのまま飲む場合は好みが分かれるかもしれません。
「なにこの濃い麦茶!?」
これは、私が初めてロブスタ種のコーヒーを飲んだ時の感想です。
味というよりは香りが非常に強かったのが印象的でした。
炒り麦を思わせる香りと、酸味の少なさが特徴で、アラビカ種に加えて味の調整用や工業用原料、インスタントコーヒーなどに利用されています。
日本では、主にアイスコーヒー用として広く用いられています。
引用:三本珈琲株式会社
麦茶を飲んでいるような感覚は決して間違いではなく、私たちが普段飲んでいるコーヒーとはかけ離れていることが分かりますね。
そんなクセが強く濃いコーヒーを少しでも“まろやか”にするために、コーヒーとヨーグルトを混ぜたドリンクができあがったのです。
スアチュアカフェには隠し味がある
ベトナムのコーヒーは、かなり独特な味と香りであることがお分かりいただけたと思います。
苦みのあるコーヒーを飲みやすくするために、ベトナム人はヨーグルト以外にも“ある隠し味”を入れます。
日本ではコーヒーに入れるものとして、あまり馴染みがないかもしれません。
そのあるものとは、練乳(コンデンスミルク)です。
ひとつの理由としては、練乳は保存がきくため、牛乳の代わりにコーヒーに入れられるようになったとのこと。
一年中気温が高いベトナムでは、練乳を入れた甘くて冷たいコーヒーで体を冷やして、疲労を回復させるのが定番スタイルのようです。
飲んでみるとわかるのですが、濃いめのコーヒーと練乳はとっても相性抜群!
暑いなか飲むせいか、不思議とゴクゴク飲めてしまいます。
もちろん、コーヒーとヨーグルトを掛け合わせたスアチュアカフェにも練乳がかかせません!
それでは実際にスアチュアカフェを作ってみましょう!
スアチュアカフェの作り方
スアチュアカフェはインスタントコーヒーを使って自宅で手軽に作れます。
・アイスコーヒー(インスタントコーヒーを少量のお湯で溶かして濃いめに作っておく)
・無糖ヨーグルト
・練乳
・氷
材料はなんとこれだけです!
普段から購入しているものがほとんどですね。
手順① グラスにヨーグルト・練乳を入れてよく混ぜる
手順② 別の容器にアイスコーヒーを作っておく
手順③ ヨーグルトを入れたグラスに、ゆっくりとアイスコーヒーを注ぐ
手順④ 氷を入れる
・ヨーグルトとコーヒーの比率は2:1くらい。ヨーグルト多めがおすすめ
・氷はなるべく細かく砕くとヨーグルトや練乳と混ざりやすい
・お好みでレモン果汁やココナッツミルク、シナモンパウダーを加えてもOK
お好みで練乳と一緒に砂糖を加えると、より本場のスアチュアカフェに近づきます(かなり甘いです)。
飲むときは必ずストローやスプーンで、しっかり混ぜて飲んでくださいね。
肝心のお味ですが、よく混ぜると練乳の甘みが広がり、苦いコーヒーと酸味のあるヨーグルトがマッチして飲みやすかったです。
スムージーのように朝食代わりに飲むのもおすすめですよ!
コーヒーとヨーグルトの組み合わせはダイエットにもいい
コーヒーとヨーグルトは味の相性がいいだけでなく、ダイエットをする方にもとってもいい組み合わせです。
ヨーグルトが便秘にいいのは、誰でも一度は聞いたことがありますよね。
腸内環境を整えると、便秘の解消が期待できます。
ヨーグルトは腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える効果があります。
デトックスを効率よく仕上げるためにおなかの状態を整えるもの、それがヨーグルトの役割だといえます。
引用:株式会社明治
続いてコーヒーはどうでしょうか?
コーヒーに含まれるカフェインには脂肪燃焼効果があります。
また、白湯とコーヒーを飲んだ時のエネルギー消費量の比較について研究も行われています。
白湯よりもコーヒーを飲んで運動した方が、中性脂肪の分解がより多くなることが分かった。
(中略)コーヒーを飲んで一定時間をおいて運動することでエネルギー消費が高まり、カフェインによって中性脂肪がより多く分解されるということが分かったのだ。
しかも、コーヒーを飲んだ場合、運動後もその効果が持続することも明らかになっている。
引用:全日本コーヒー協会
カロリーがほぼ0のコーヒーでエネルギー消費を高められるなんて、素晴らしすぎますね!
コーヒーとヨーグルトを合わせて飲むことによって、よりダイエット効果が高まることが期待できそうです。
スアチュアカフェを飲んで暑い夏を乗り切ろう!
最後に今回の内容をまとめます。
・ベトナムでは、コーヒーの苦みを和らげるために「練乳やヨーグルト」を入れる習慣が根づいた
・ヨーグルトコーヒーは、ベトナムで【スアチュアカフェ】と呼ばれとてもポピュラーな飲み物
・スアチュアカフェを作るとき、コーヒー:ヨーグルトの比率は1:2
・コーヒーとヨーグルトはダイエットにも良い組み合わせ
コーヒーとヨーグルトを朝食メニューにとり入れている方も多いと思います。
この記事をきっかけに、スアチュアカフェを作って朝食のお供にしてみてはいかがでしょうか?
忙しい朝に、少しでも南国気分を味わっていただけるとうれしいです。
当ブログでは、コーヒー以外にもグルメな方に向けた食についての記事を掲載しています。
よろしければ、あわせてご覧ください。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
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