テラリウムとハーバリウムってなにが違うの?~他にもあった◯◯リウム~

最近耳にするようになったテラリウムやハーバリウムなどの◯◯リウム」。

おうちや職場のデスク回りに植物を置いて、手軽に気分転換ができたりプレゼントにしても喜ばれるものですよね!

読者さま

でも実際、どれがどう違うの?

lmao

それぞれの違いがわかりにくいですよね

今回はそんな「ハーバリウム」と「テラリウム」の特徴や違い、他にもあった「◯◯リウム」についても見てみたいと思います。

目次

ハーバリウムとは?

ハーバリウムとはプリザーブドフラワーやドライフラワーをガラス等の容器に入れ、そこに保存用の専用オイルを入れて蓋をして作られたもののことをいいます。

元々は「植物標本」の意味で、研究のために植物の状態を長期保存する方法でした。

lmao

押し花なども植物学的にはハーバリウムの一部とも言えます。

現在では鑑賞用として用いられるようになり、お部屋にお花を飾るための手段としての意味が主流となってきました。

ハーバリウムについて詳しく紹介します。

ハーバリウムとは
  1. 乾燥させた植物を使っている
  2. 密封できる容器にオイルと植物が入っている
  3. ボールペンやチャーム等、色々な物に使われている

ハーバリウムは、密封できる透明な容器に専用のオイルとプリザーブドフラワーなどの水分を抜いた植物をいれて作られます。

こうすることでお花本来の美しさを長期間保つことができて、面倒な水やりなどお世話や手入れは一切不要になります。

また、オイルの中に浸してあるため透明感や浮遊感があったり、リボンやビーズ等と一緒にいれることができたりするのが、生花にはない楽しみ方です。

さらには飾るだけではなく、ボールペンやチャーム、洗剤のボトルなどにもワンポイントとしてハーバリウムが使われています。

色々な形やタイプのハーバリウムも増えてきているためプレゼントしても喜んでもらえます。

lmao

材料を集めれば簡単に作れることから、子供の自由研究にも作れますよ♪

テラリウムとは?

テラリウムはガラスなどの透明なケースの中で、陸上の植物を育てる方法のことを言います。

テラリウムの起源は19世紀のヨーロッパで発明された「ウォードの箱」です。

ウォードの箱:船で長時間植物を運んでいた19世紀当時、ウォードが「透明で風を防げるガラス容器」を発明します。それにより船旅では難しかった植物に日光に当てたり、潮風を防いだり、少ない水で植物の状態を維持したりすることを可能にしました。

lmao

語源は「テラ(terra)= 大地・陸地」と「リウム(arium)= 場所」です。

現在のテラリウムは色々なタイプがあり、観賞用にしても置くタイプや吊り下げるタイプがあります。

テラリウムの特徴を紹介します。

テラリウムとは
  1. 透明なケースの中で生きている植物を育てる
  2. 植物だけでなくミニチュアを入れて自分だけの好みの世界観を作れる
  3. 水やりは霧吹きだけで簡単に育てることができる

テラリウムは透明なガラスなどの容器で植物を育てる方法です。

上手にテラリウムの状態を維持するには、保湿だけではなく飾る場所も大切です

真夏は直射日光の当たるような場所は避けて、年間通して明るく湿度の低い場所に飾りましょ

テラリウムに向いている植物はコケ類シダ類多肉植物サボテンなどです。

いくつかの種類の植物を組み合わせたり、植える際に高低差をつけたりすることで容器の中に小さな自然を表現できます。

自分で作ることも楽しまれていて、植物だけではなく、好きなミニチュアを入れて自分だけの好みの世界観を作れますよ。

lmao

テラリウムは生きている植物を使うのでお世話は必要ですが、霧吹き程度の水やりで植物を育てることができます

他にもあった!「◯◯リウム」

今回、ハーバリウムとテラリウムの違いを調べていくなかで色々な「◯◯リウム」をみつけました。

そのなかでアクアリウムアクアテラリウムパルダリウムの3つをご紹介します♪

アクアリウム

アクアリウムとは水槽で観賞魚(熱帯魚、金魚)や水草・サンゴを飼育・育成することです。

大きく分けてアクアリウムには海水アクアリウムと淡水アクアリウムがあります。

海水アクアリウムはサンゴや海の生き物を育てる、淡水アクアリウムは水草や淡水の生き物を育てる楽しみ方です。

アクアリウムのイメージ

アクアテラリウム

アクアテラリウムとは一つの水槽のなかに陸上部分と水中部分を作っているものをさします。

水部分と陸部分があるので滝や池を作ったり水中と陸地で違った植物を同時に楽しめたりします。

アクアテラリウムは水中部分が多いので苔やシダなど植物がある多湿環境を再現するものも多いです。

アクアテラリウムのイメージ

パルダリウム

パルダリウムとは水槽の中に多湿環境に生息する植物をメインとして陸地と水場を作っているものです。

アクアテラリウムと似ていますが、それよりも水場が少なく植物がメインとなります。

しかし、パルダリウムという言葉は最近人気が出てきた新しい言葉のためニュアンス的な意味であり、まだ明確な区別は無いようです。

パルダリウムのイメージ

まとめ

今回ご紹介したハーバリウムとテラリウムの違いはわかっていただけましたでしょうか?

ハーバリウムとテラリウムの違いはこちらです。

ハーバリウム
テラリウム
  • 乾燥させた植物等をオイルと共に密封容器に入れたもの
  • お世話はいらない
  • 昔は「植物標本」の用途だった
  • ガラスなどの透明容器のなかで植物を育てるもの
  • 霧吹きなどの水やりが必要
  • 昔は植物を運ぶためのものだった

ハーバリウムとテラリウムの大きな違いは、中身が乾燥している植物か生きている植物かという点です。

どちらも自分で作って楽しめるという共通点があり、100円ショップにあるもので始められるようなものもあります。

また他にも「◯◯リウム」と名の付くものにはアクアリウム・アクアテラリウム・パルダリウムなどいろいろな種類がありました。

少しでも興味を惹かれるものがありましたら挑戦してみるのも面白いかもしれません

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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コメントはこちらからどうぞ

コメント一覧 (9件)

  • orchidlmaoさん執筆お疲れ様でした。
    書いたことのないジャンルの記事を書くのは大変だったと思います。
    まずは挑戦したことがとても素晴らしいことです!
    自信をもってくださいね。

    テラリウムとハーバリウム、そのほかの◯◯リウムと呼ばれるものを、聞いたことはあるけどよくわからない人という読者の方に納得してもらえる記事になったかと思います。
    これからもorchidlmaoさんの持ち前のチャレンジ精神でいろいろなジャンルの記事を書かれてご活躍されることを心から祈っています♪

  • orchidlmaoさん、執筆お疲れさまです(⁠^⁠^⁠)
    私は小さいアクアリウムをやっており、orchidlmaoさんがキーワードを選ばれたときからワクワクと公開を待っておりました。

    アクアリウムやテラリウム、そしてその他の〇〇リウムに至るまで、画像付きでわかりやすい内容でした!
    複数の似た情報をまとめているのに、混乱せずに最後までサラ〜と読ませるのは、とても才能があると思います。
    素晴らしい記事をありがとうございました♪
    これからも素敵な記事を書き続けてくださいね!応援しています(⁠^⁠^⁠)

    Konomiさん、校正・公開お疲れさまです♫
    とても読みやすくわかりやすい記事でした。
    装飾もちょうどよく、記事内容がしっかりと頭に入りました!
    素敵な記事、ありがとうございます♪

  • orchidlmaoさん、執筆お疲れさまでした!

    ハーバリウムもテラリウムも、気付いたらいつの間にか流行していたっていう感じがしています。
    特にハーバリウムは、いろいろなところで目にする機会がありますよね。
    縁のない方にとっては、名前が似ているだけに混乱しやすいと思います。
    orchidlmaoさんの記事を読めばバッチリですね。
    名前は似ていても、まったく別のものだとわかります。

    ○○リウムは、それぞれの特徴を説明するのが大変だったと思います。
    orchidlmaoさんは特徴を、端的に説明できるライティング力がありますね。
    これからもライティングを続けてくださいね。

    素敵な記事をありがとうございました。
    orchidlmaoさんの今後のご活躍をお祈りいたします。

  • orchidlmaoさん、執筆お疲れさまでした!

    テラリウムは気になっていたので、興味深く拝読いたしました。
    「ほかにも○○リウムがあったのか?!」と導入文から記事に惹き込まれました!
    ハーバリウムとテラリウムの違いは、特徴を捉えてわかりやすく解説してくださっていましたね。
    見出し下の画像のチョイスも素敵で、テラリウムやってみたくなりました!
    そのほかの○○リウムもとても勉強になる内容で、読者にプラスアルファの知識をお伝えできますね。
    キーワードの「テラリウムとハーバリウムの違い」から「そのほかの○○リウムも紹介する」という発想力、
    羨ましくなるほど素晴らしいです!
    似ている3つでしたが、違いがわかりやすくまとめられていたので、しっかり理解できましたよ!
    素敵な記事をありがとうございました。
    orchidlmaoさんの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

    Konomiさん、校正お疲れさまでした。
    的確な装飾で、~リウムの違いがとてもわかりやすかったです!
    さまざまな装飾を使うことで、単調にならず視認性がアップしていましたね。
    とくにまとめの装飾は違いが顕著にわかり素晴らしかったです。

  • orchidlmaoさん、執筆お疲れさまでした。

    ハーバリウムやテラリウム以外の「〜リウム」ってなんだろう?とタイトルからぐっと興味をひかれました。
    それぞれのイメージ画像があり、特徴もわかりやすくまとめられていたので、楽しく読めました。
    どや顔で「〜リウム」の説明ができるなとひそかにムフフしております^_^
    勉強になるすてきな記事をありがとうございました。
    これからのorchidlmaoさんのご活躍をお祈りしております。

    Konomiさん、校正お疲れさまでした。
    装飾バランスが素晴らしくて、メリハリがあり、内容がしっかり理解できる記事でした。
    アイキャッチのテラリウム、おしゃれです!

  • orchidlmaoさん、執筆お疲れさまでした。

    まったく知らないジャンルに挑戦されたとのこと。
    素晴らしいですね!
    私は尻込みしてなかなかチャレンジできないので、見習いたいと思います。

    ハーバリウム・テラリウム・アクアリウム…
    物も名前も知っているのに、「リウム」が場所という意味なのを、恥ずかしながら知りませんでした。
    それぞれの違いを端的に伝えられていて、とても分かりやすかったです。

    この記事を読みながら、水族館=アクアリウムだなぁ…と思い出しました。
    ○○リウムと付けるだけで一気にオシャレ感が出るのが面白いですね〜。

    今回はキーワードのテラリウムとハーバリウムの違い以外も調べられていて、大変だったと思います。
    そのお陰で一読者としては、知りたいこと以上の情報がある記事なので、お得でした!
    有益な記事をありがとうございました。

    ぜひ今後もチャレンジ精神を活かして、さまざまな記事を書いてみてくださいね。
    orchidlmaoさんのご活躍を祈っております。

    konomiさん、校正お疲れさまでした。
    吹き出しが可愛くていいですね!
    ボックスや写真も効果的に使われていて、説明文の記事ですが最後まで楽しく読めました。

  • orchidlmaoさん執筆お疲れ様でした。

    昔北海道でスズランの入ったペンダントを買ったのですが、今から思うとあれはハーバリウムだったんだ!と分かって新たな発見でした。

    中ではアクアリウムぐらいしか知らなかったのですが、簡単に作れるなら、ハーバリウム挑戦したいです。

    テラリウムは枯らしてしまいそうなので。
    素敵な記事をありがとうございます。
    orchidlmaoさんの今後のライターとしてのご活躍をお祈りしています。

    konomi さん校正お疲れ様でした。
    写真がとてもきれいで、とても楽しい記事でした。

    大変お疲れ様でした。

  • orchidlmaoさん、執筆おつかれさまでした!

    まずタイトルと導入文で引き込まれました。「他にもあった○○リウム」というのがとてもいいですね…!勉強になります。

    ハーバリウムとアクアリウムは知っていたのですが、アクアリウムテラリウムなど微妙に違いがあるんですね。
    テラが大地、と覚えました!
    次に水族館に行ったら「これはアクアテラリウムだな」と思いますね。

    リサーチ量が多いこともすごいですし、写真もご自分で選ばれたのでしょうか!?
    記事への向き合い方が素晴らしいですね。

    今後のご活躍も期待しております。

    Konomiさん、校正おつかれさまでした。
    「〜の違い」の記事は対比になるので表現が難しかったと思いますが、
    装飾をうまく使われていましたね。
    なかでもまとめのカラムが効いていますね!
    情報量が多いのにもかかわらず、頭にスッと入りました!

  • orchidlmaoさん、執筆お疲れさまでした。

    ○○リウムとよばれるものは、けっこう種類があるのですね。
    いままで、なんとなく名前は聞いたことがあるものもありましたが、細かな違いまではよくわかっていませんでした。
    今回、orchidlmaoさんの記事のタイトルをみたとき、違いがわかるかもとわくわくしながら読み始めましたが、期待通りの違いがよくわる記事でした。

    知らないジャンルの記事に挑戦されたとのことですが、とてもわかりやすくまとめられていて素晴らしいです。
    これからも、益々のご活躍をお祈り申し上げます。

    Konomiさん、校正おつかれさまでした。
    ふきだしや装飾のバランスがとてもよく、読みやすいなと感じました。
    また写真があることで、違いがよりわかりやすくなっていました。

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