地元のサークルでテニスをしていて思うんだけど、使えなくなったボールってどうすればいいのかしら…
テニスプレーヤーにとって、テニスボールは必需品です。
しかし、1つのボールの寿命はそう長くはありません。
開封して何度か使用したボールはもちろん、未開封でも劣化する場合があるので注意が必要です。
この記事では、テニスボールが消耗しやすい原因と無駄にしないための再利用方法について解説します。
ぜひ最後までお読みください。
テニスボールの寿命が短くなる原因をパターン別に解説
未開封のテニスボールでも、パッケージに入れたままで放置していると使えない状態になってしまいます。
開封済みの場合は、使用頻度や強度によってはボール劣化のスピードが早くなることも……
どうしてテニスボールは劣化してしまうのか、両者のパターンに分けて原因を解説します。
未開封でも劣化に注意
テニスボールは未開封のままにしておいても使えなくなるの?
テニスボールを未開封のままにしておくと、缶内部とボール本体の圧力が低下してバウンドしにくくなります。
購入したら、早めに開封して使用するのがおすすめです。
どんなに遅くても、購入してから1年以内には使うようにしましょう。
ボールの種類別に交換のタイミングを見極めよう
テニスボールには、プレッシャーボールとノンプレッシャーボールの2種類があります。
テニスボールの種類 | ボールの特徴 |
---|---|
プレッシャーボール | 主に試合球として用いられる。ボール内部の圧力が高くして反発力を高めているボール。 時間の経過とともに圧力低下がしやすくなるので、数週間~1か月程度での交換が必要。 |
ノンプレッシャーボール | 主にレジャー用として使用する。ボールのゴムの厚さを利用して、弾力をつけているボール。 内部の圧力低下は起こりにくいので、プレッシャーボールよりは比較的長く使える。 どんなに長くても数か月~半年程度での交換が必要。 |
どちらのボールも、缶を開けた瞬間から劣化が始まっています。
テニスボールを開封した日を記録しておけば、使用期間の目安が立てやすくなるのでおすすめです。
テニスボールの寿命を伸ばすための活用方法
使えなくなったテニスボールをそのまま捨てるのはもったいない。
何かいい方法はないかしら?
テニスボールを使えなくなっても、さまざまな再利用方法があります。
特におすすめの使い道を3つ紹介していくので、ぜひご参考にしてください。
洗濯機・乾燥機に入れて家事を効率化
洗濯機の中にテニスボールを入れると、ボールが汚れをたたきだして綺麗にする効果が見られます。
入れる際は、下記の点に注意しましょう。
- 洗濯機の中は、テニスボールが動きやすいように余裕を持った空間を作りましょう。
- テニスボールの色移りがしないか、事前に雑巾を使って確認してけば安心です。
- なるべく古すぎないボールを使えば、スムーズに汚れが落ちます。
乾燥機の中にテニスボールを入れると、乾燥機の回転でボールがバウンドして衣類の水分をたたき出します。
それに加えて、洗濯物同士の絡まりやシワ、静電気を防いでくれますよ。
洗濯物がきれいに仕上がるのはとても助かるわ!
マッサージ用品として使う
仕事や家事で疲れた体を、テニスボールを使ってマッサージする方法もあります。
マッサージの方法は難しいものではなく、本や動画を参考にしながらテニスボール1つでマッサージができますよ。
特におすすめの動画はこちらです!
動画を見ながら、1日の疲れをゆっくりとほぐしていきましょう。
工作してインテリアにする
テニスボールをリメイクして、世界に一つだけのインテリアを簡単に作ることができます。
リメイクの材料は、100円ショップに行けば購入できるものがほとんどです。
下記のリストを参考に、材料をそろえるとよいですよ。
- テニスボール
- 工作用カッターナイフ
- 使いたい飾り付け(お好きなリボン、シール、装飾品など)
- 接着剤
- マジックペン(色は作りたいものに合わせます)
こちらの動画を参考に、オリジナルのテニスボールインテリアを作ってみましょう!
お子様と一緒にテニスボールを工作すると、新しい発見や楽しみを見つけられます。
家事やマッサージ、さらにはインテリアに……使えなくなったテニスボールにこんなに使い道があるなんて素敵ね!
日本プロテニス協会のボールリユース活動について
日本プロテニス協会では、社会貢献活動として不要になったテニスボールを学校や社会福祉施設に寄付する取り組みを行っています。
公式ホームページから申し込みをすれば、一度に300個単位からのテニスボールの寄付が可能です。
ボールリユース活動について、詳しく解説していきます。
サークルやクラブ活動で処分したいテニスボールが大量にある場合は、ぜひ参考にしてみてください。
日本プロテニス協会によるボールリユース活動の内容
テニスボールの消費量は、年間3000万個と非常に多いのが現状です。
大量の廃棄ボールを無駄にせず、次の道を探していく目的でボールリユース活動は進められています。
2年間でおよそ500校もの学校へ寄付を行っており、現在でもたくさんの廃棄ボールが生かされています。
テニスボールを寄付する方法
公式ホームページやEメール、FAXから基本情報と寄付するテニスボールの個数を入力して寄付の申し込みをします。
ボールは300個単位から送付申し込みが可能です。
それから、日本プロテニス協会がテニスボールを必要とする学校や施設を探して見つかったら連絡をします。
送る際は、段ボールのサイズ(1箱に約300個入るぐらいの大きさが目安)と荷物の重量(26キロまで)に注意しましょう。
寄付されたテニスボールの使い道
寄付をしたボールが学校や施設でどのように使われるのか知りたい!
ボールリユース活動を通じて寄付されたボールの主な使い道は、学校の椅子や机のカバーです。
テニスボールを椅子や机の脚につけて、動かす際に発生する騒音を緩和できるので、静かな環境にしてくれます。
それに加えて、カバーをつければ床へ傷がつきにくくなります。
使えなくなったテニスボールは再活用しよう!
テニスボールは、テニス以外にもさまざまな使い道があります。
たくさんの不要ボールがあれば、寄付をして学校や施設で生かす道も選択可能です。
捨てる前に一度立ち止まって、再利用できる方法がないか考えてみませんか?
最後に、テニスボールの再利用方法についてまとめました。
①【テニスボールが使用できなくなる理由】
テニスボールを入れている缶内部の圧力により、未使用でも劣化してしまう場合があります。ボールの種類や使用頻度によって寿命が異なるので、使用開始日を記録しておくのがおすすめです。
②【生活に役立つテニスボールの再活用方法】
洗濯機や乾燥機での使用、気になる部位のマッサージ、自分だけのインテリアにリメイクする
③【日本プロテニス協会のボールリユース活動について】
不要になったテニスボールを学校や団体に寄付する活動を行っています。主な使用目的は、椅子や机のカバーにして騒音の融和を図ることです。
寿命になるまで頑張ったテニスボールがあったら、この記事を参考にしながらご自身に見合った方法で再利用してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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