昭和と比べて夏の気温は変わった?暑さの歴史とおすすめ対策を調査!

みなさま、こんにちは。

今年の夏もとても暑い日が続きましたね。

読者様はここ数十年の間に、最高気温が年を追うごとに高くなっていると感じませんか?

私自身、ニュースで「観測史上最高」というワードを毎年聞いている気がします。

散歩中や農作業中、はたまた家の中にいても「熱中症」で倒れる人が多い時代。

小学校の体育でさえ、暑さで中止になることもあります。 

両親とも「昔はこんなに暑くはなかった、今の暑さは異常だね」と毎年のように話しています。

私の幼少期を振り返っても、肌が焼けるような暑さを感じた記憶もあまりないですし、暑さで授業が中止になったこともありません。

そこで今回は、昭和の終わりから今を生きる私が、時代ごとの夏の平均気温と暑さ対策について調査します!

この記事を読んで分かること

・1900年以降の東京における8月の気温の変化

・おすすめの暑さ対策

9月に入ってもまだまだ残暑が厳しい日もあります。

しっかり暑さ対策をして、厳しい暑さを乗り越えましょう!

目次

夏の気温はどのぐらい変化したのか

地球規模の環境の変化によって、日本の夏の平均気温も少しずつですが上昇しています。

では昔と比べてどれだけ変化しているのか、気象庁のデータをもとに調べてみましょう。

東京の8月の気温を調査

気象庁には過去の天気にまつわるデータが公開されています。

今回は気象庁HPのデータをもとに、昭和より以前の明治時代(1900年ごろ)までさかのぼり8月の東京の気温を調査しました。

以下にグラフをまとめましたので、ご覧ください。

参考データ:気象庁 ※データをもとに筆者が作成

グラフを見ても分かるように、8月の平均気温(黄色)はこの100年の間に上昇しつつあります。

それよりも注目すべきところは、8月の最低気温(青)が1900年頃よりも8度ほど上がっているです。

夜が寝苦しく感じる原因も、この最低気温の上昇が1つの理由として挙げられますね!

私も熱帯夜の日は1日中エアコンを稼働させていると言っても過言ではありません。

また気温が35℃以上の「猛暑日」の年間日数も、年々増加しています。

緑の棒グラフが猛暑日の年間日数です。

データ引用先:気象庁

気象庁によると、最近30年間(1991~2020年)の平均年間日数は約2.5日です。

統計期間の最初の30年間(1910~1939 年)の平均年間日数は約0.8日となります。

比較しても約3.1倍に増加しているので、これは驚きですね!

各グラフを見て、ここ100年の間に夏の気温は少しずつ上昇し、猛暑日も増えていることが分かりました。

では、なぜ気温は上昇傾向にあるのでしょうか?

うだるような暑さの原因は

うだるような暑さが続く理由は諸説ありますが、その1つとしてヒートアイランド現象があります。

ヒートアイランド現象は都市の気温が周囲の気温よりも高くなる現象のことです。

ヒートアイランド現象の原因

緑地や水面の減少

都心部では、畑や田んぼなどの緑地が減少し、都内を流れていた河川なども埋め立てられたり、覆いをかぶせられ地中化されたりしました。

緑は、水を吸収し、晴れて気温が高くなると、地面や空気の熱を奪って蒸発します。

また、河川の水も蒸発する際に、空気の熱を奪います。

このように、緑地や水面が減ってしまうと、地面や空気の熱が奪われずに、熱がこもったままになってしまいます。

アスファルトやコンクリートに覆われた地面の増大

都心部の地面のほとんどは、アスファルトの道路や、コンクリートでできた建物に覆われています。

これらアスファルトやコンクリートは熱をため込み、なかなか冷めません。

真夏に、アスファルトの道路を触って、やけどをしそうになるくらい熱くなっているのを体験した人も多いと思います。

引用元:東京都環境局

都市部は近代化が進み、住みやすくなりました。

しかし、自然が減ったことが高温化の原因となっているのは、もどかしい気持ちになります。

私たちが豊かに暮らせる半面、環境に大きな影響を与えていることを、日々忘れないで生活したいですね。

ここまでは、1900年以降の東京における8月の気温の変化と、暑さの原因についてご紹介しました。

では、暑い夏を乗り越えるおすすめの対策はあるのでしょうか?

おすすめの暑さ対策を調査

晴れた日や高温多湿の曇りの日などは、しばらく外を歩いただけで汗が止まらなくなりますよね。

さらに流れる汗は、嫌なニオイの原因になるだけでなく汗疹(あせも)など皮膚トラブルのもととなることも。

ここからは、日本の夏を少しでも快適に過ごせるよう3つの暑さ対策をご紹介します。

対策① 日傘をさす

紫外線対策として日傘をさす女性はすでに多いですよね。

日傘をさすと直射日光に当たらずに済むので、紫外線を防げるだけでなく体感温度も少し下がります。 

最近は男性用の日傘も販売され、日傘をさすビジネスマンも見かけるようになりました。

晴雨兼用の折り畳み傘をいつもカバンに入れて持ち歩けば、強い日差しだけでなくゲリラ豪雨にも対応できますね。

風通しのいいアームカバーをつけると、さらに効果的ですよ! 

対策② 保冷材の活用

ケーキを買う時についてくる保冷剤、実は暑さ対策アイテムに重宝されるんです!

寝苦しい夜には、保冷剤をジップロックに詰めてタオルで包めば、あっという間に「保冷枕」の完成。

発熱したときにも役に立ちます。

熱中症のときは、太ももや脇の下など大きな血管のある箇所に当てて冷やすのも効果的。

家にいて暑いな~と感じたときは、保冷剤をタオルに包んで首に巻いても涼しさを感じますよ!

対策③ 湯船につかる

夏場はお風呂に入らずシャワーで済ませているご家庭も多いのではないでしょうか?

私もそのなかの1人です。

夏になると体内に熱がこもってしまい、シャワーだけでは体内の熱を下げることは期待できません。

体内に熱がこもったままだと、夜も寝苦しくなってしまいます。

この場合は「ぬるめのお湯(37〜39℃)」に20分〜30分ゆっくり浸かってみましょう!

寝る1時間前がベストです。

ゆっくり入ることで全身の血液循環が活発になると同時に、ほどよく汗もかくので老廃物が体外に排出されます。

体内も温まり、冷たいものを摂り過ぎた内臓の負担もやわらぎますよ!

もちろん半身浴でもOKです。

冷房による足のむくみは優しくマッサージすることで、むくみを減らす効果も!

暑さで疲れてお風呂の用意をするだけでも大変ですが、健康のためにもぜひ湯船につかりましょう。

(私も入ります!)

暑さと上手につき合って夏を乗り切ろう

最後に本記事をもう一度まとめました。

夏の気温の変化と暑さの原因

・東京の8月の平均気温は年々上昇している

・猛暑日の日数も昔と比べて増加している

・暑さの原因の1つに「ヒートアイランド現象」がある

おすすめの暑さ対策

対策① 日傘をさす

対策② 保冷材の活用

対策③ 湯船につかる

現在は、地球規模で気温の「高温化」が問題になっています。

南極の氷も溶けてしまうほど気温が高くなるなんて、昔の人は想像できなかったはずです。

これからは環境問題も、ひとりひとりが意識して考えなければなりませんね。

高温多湿な日本の夏は非常に過ごしづらいですが、川や海遊び、キャンプや花火など、アクティブなイベントも盛りだくさん!

それぞれの時代には、それぞれの夏の楽しみ方もあったと思います。

今回ご紹介した対策を参考にしつつ、適度にエアコンもかけて水分補給も忘れずに、暑い夏を乗り切りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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