【仙台七夕祭り】七つ飾りの願いとは?いつからいつまで見られる?見どころや楽しみ方もご紹介!

夏も本番!行楽地にも少しずつにぎわいが戻ってきているようですね。

久しぶりに、夏祭りや花火大会にも出かけてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?

仙台七夕祭りは、夏の風物詩として全国的にも有名で、豪華な笹飾りを楽しみにされている方も多いはず。

今、夏のレジャーをお考え中のあなたに、仙台七夕祭りを存分に楽しめる情報をお伝えします。

この記事からわかること
  • 仙台七夕祭りの開催日時
  • 仙台七夕祭りの七つ飾りに込められた願い
  • 仙台七夕祭りの始まりや由来
  • 仙台七夕祭りの見どころや楽しみ方

ぜひ、最後までお読みくださいね。

目次

【仙台七夕祭り】飾りはいつからいつまでみられる?

七夕飾りは、いつからいつまで飾ってあるのでしょうか?

初めて行く方には、まず知りたい情報ですね。

スケジュールは次のようになっています。

【仙台七夕祭り】開催日時

仙台七夕祭りは、毎年8月5日に前夜祭が行われ、8月6日から8日の3日間と決まっています。

  • 8月5日 前夜祭
  • 8月6日 10時~22時
  • 8月7日 10時~22時
  • 8月8日 10時~21時 ※飾りは21時以降に撤去

【仙台七夕祭り】のはじまりと由来

仙台七夕祭りは、仙台初代藩主である伊達政宗公が、はじめたという説が有力です。

その目的は、領内の婦女子の芸術への関心を高めることにあったと伝えられています。

なんと400年以上の歴史があり、日本最古の七夕祭りという説もありますよ。

以来、人々に親しまれ、現在まで続く仙台の伝統行事です。

筆者

地元では「たなばたさん」という愛称で呼ばれています。

読者様

仙台七夕祭りは、なぜ、7月ではなく8月なのかしら?

仙台の七夕祭りは「お盆と、稲刈りでの豊作」の両方を祈るという意味があり、新暦の7月7日ではタイミングがあいませんでした。

そのため新暦と旧暦の間「中歴(月遅れ)」の8月7日となったのです

【仙台七夕祭り】飾りに込められた願い

七つ飾りに込められた願いとは?

読者様

仙台七夕祭りといえば、まず目を惹くのは豪華な飾り付けですよね

筆者

あのきれいな飾りは大きく七つに分けられ、それぞれ意味があるんです。

読者様

そうなんですか?知りたいわ。素材は、何でつくられているの?

筆者

一般的に飾りは和紙で作られます。

読者様

日本らしい風情が感じられ、とても素敵ですね。

筆者

七つ飾りの種類と、それに込められた願いについてまとめてみました。

スクロールできます
種 類願 い説 明
短冊
(たんざく)
学問や書道の上達学問や書の上達を祈願する。
紙衣
(かみごろも)
裁縫・手芸の上達厄除け棚機女(たなばたつめ)が織り、神に捧げたという衣。
折鶴
(おりづる)
健康寿命・家内安全家の長老の数だけ折る。延命長寿を祈願する。
折り紙を通して、教わる心と教える心を学ぶ。
巾着
(きんちゃく)
商売繁盛富貴(ふうき)を願い、倹約と貯蓄の心を養い、商売繁盛を願う。
また、巾着の口はしっかりとひもで結び、無駄遣いを戒めている。
投網(とあみ)豊漁・豊作豊漁を祈願し、投網で幸運を寄せ集める。
屑籠
(くずかご)
清潔・倹約七つの飾り物を作り終えた際に出る際に出る裁ちくずや、紙くず
を集めてくずかごに入れる。モノを粗末にせず役立てる。
吹き流し
(ふきながし)
機織りや技芸の上達織姫の織り糸を象徴している。
昔の織り糸を垂らした形を表現。

このように七つの飾りには、きれいなだけでなく、さまざまな願いが込められていることがわかりますね。

その意味を知ることで、それぞれに込められた思いを感じ、深みが増すことでしょう。

くす玉と吹き流しについて

七夕飾りの一番上にある大きな丸い飾りが「くす玉」で、その下にヒラヒラと長く垂れている飾りを「吹き流し」と言います。

くす玉と吹き流しはセットで飾られ、その美しさは人々の目を楽しませてくれます。

「吹き流し」は、七つ飾りの中の一つですが、大きな「くす玉」は、七つ飾りではありません

これには、意外に思われる方もいらっしゃるでしょう。

筆者

次にくす玉の由来について解説します!

くす玉に込められた想いと始まり

くす玉は、昔から「故人の霊を慰めるもの」として、ざるに紙の花を飾り付けるという方法で飾られて来ました。

戦後、森天祐堂のご主人が、庭に咲く「ダリアの花」をヒントにして京花紙を籠につけて組み合わせ、丸くして吹き流しに飾ったのが始まりです。

そこには、「戦争で亡くなった方々を弔いたい」という想いが込められていたそうです。

森天祐堂とは?
仙台の青葉通りにある額縁店。
先代は、戦後の仙台七夕祭りの復興に尽力した。(2006年1月に閉店)

その想いは現在まで受け継がれ、くす玉+吹き流しはセットにして飾りつけられます

2種類をセットで飾る風習は仙台が発祥です。

それが、全国に広まり、今では七夕祭りのくす玉は、吹き流しになくてはならないものとなりました。

【仙台七夕祭り】見どころをご紹介

仙台七夕祭りの3日間には、全国から多くの観光客が訪れます。

様々な企画があり、広範囲であるため、どこで何を見たらいいのか迷ってしまいますよね。

筆者

ここからは、仙台七夕祭りの見どころや楽しみ方をご紹介します!

お勧め!前夜祭の花火大会

花火大会は、仙台西公園で開催されます。

その数なんと約1万6000発!

仙台の夏の夜空をあでやかに彩り、迫力ある光と音の共演が楽しめます。

この花火を楽しみにしている方も多く、有料で観覧席も設けられますよ。

七夕の飾り受賞作品の観覧

豪華絢爛な竹飾りは、毎年、各個店の皆さんが数カ月前から手作りで準備します。

その費用は、一本数十万~数百万円。

吹き流し5本1セットで飾るのが、仙台七夕の風習です。

本番前の8月4日早朝、各商店街では長さ10m以上の竹を山から切り出して小枝を払います。

8月6日当日の午前8時から10時に飾り付け、その間に並行して、仙台七夕祭り協賛会等による審査が行われます。

そして、その日の午後には、「団体賞」「個人賞」の「金賞」「銀賞」「銅賞」が決定!

筆者

受賞作品を見つけながら歩くのも楽しみの一つですね。

七夕飾りを見ながら屋台も堪能

仙台駅からメイン会場のおまつり広場(匂当台公園)までアーケードに3000本もの豪華絢爛な七夕飾りがつるされます

長さ10mある巨大な竹を装飾したものから、キャラクターを題材にしたユニークなものまで、さまざまです。

七夕飾りを見ながら匂当台公園に向かい、屋台を楽しむこともできますよ。

読者様

仙台といえばおいしいグルメがたくさんありそうですね。
おすすめは何かしら?

筆者

まずは、『牛タン串』ですね

読者様

屋台で手軽に味わえるんですね!

筆者

他には、大きなかまぼこを2個串にさして揚げた『ひょうたん揚げ』

バニラテイストのシェイクに、ずんだのつぶつぶ触感がクセになる
『ずんだシェイク』もおすすめですよ。

ぜひ、ご当地ならではの味も堪能してみてください。

【仙台七夕祭り】3通りの楽しみ方を紹介

つぎに、仙台七夕祭りの楽しみ方を、3通りのタイプに分けて紹介します。

スタンダードな楽しみ方

5日に前夜祭の花火を鑑賞し、6日はアーケードの七夕飾りを見学しながら「おまつり広場」へ向かうのがスタンダードなコースです。

アーケード街は、店ごとに趣向を凝らしたゴージャスな飾りで、あふれています。

まさに「これぞ、七夕祭り!」という賑わいですよ。

本格的に七夕飾りが飾られているのは次の2つの通りです。

豪華絢爛な七夕飾り
  • 東西に延びている中央通り
  • 南北に延びている東一番通り

また、周辺の地域商店街でも、昔ながらの素朴な笹飾りをみられます。

風情を感じながら、ゆっくりと散策するのもいいですね。

小さなお子様連れの方

吹き流しは、朝一番から見ることもできます。

10時頃から混みだすため、9時頃に商店街に行くとゆっくりと鑑賞できますよ

一番の人出が予想されるのが、1日目と2日目です。

子連れで混雑を避けたい場合は、3日目をおすすめします。

出店も多く、子ども連れでも楽しめますが、次のような点にも注意してくださいね。

  • 人出が多いため、小さなお子様から目を離さない。
  • 赤ちゃんは、ベビーカーよりも抱っこ紐のほうがオススメ。
  • 熱中症対策として、帽子や保冷グッズ、水分補給もお忘れなく!

また、「おまつり広場」では、子どもさんが楽しめるイベントが盛りだくさんです。

事前にチェックすると、より楽しめますよ。

コア(マニアック)な楽しみ方

アーケード街の七夕飾りは、最終日の21時頃に片付けが始まります。

19時頃から散策すると、人出も少なくゆっくりとみられますよ。

また、つぎつぎに下ろされる吹き流しを見るという、違った楽しみ方もできるのです。

目の前でみるとその大きさにきっと驚かれのではないでしょうか。

なお、仙台駅や仙台空港では、観光客向けに一部飾りを残しておくという情報もあります。

筆者

ここで、実際に行かれた方の口コミを一部抜粋してご紹介します。
個人的な感想であることをご理解くださいね。

  • 各地の七夕祭りを見学したが、仙台七夕祭りの飾りがいちばん美しく感じた。
  • 店ごとに趣向を凝らしてあり、見応えがある。
  • アーケード街にたくさんの七夕が飾ってあり、歩くだけで楽しい。
  • 屋台も多く、祭り気分を満喫できる。
  • 豪華で見応えはあるが、やはり人が多い。
  • 人混みがひどく、途中で疲れてしまった。

見応はあるけれど、混雑は覚悟しないといけないようですね。

迷子や熱中症など、事前の対策はしっかりしておきましょう。

【仙台七夕祭り】飾りや見どころについて:まとめ

ここまで、仙台七夕祭りについて解説してきました。

わかったことをまとめます。

  • 仙台七夕祭りは、毎年8月6日~8日の3日間。
  • 前日5日の前夜祭で、花火大会が開催される。
  • 仙台七夕祭りは、400年以上も続く伝統あるお祭り。
  • 仙台七夕祭りの飾りの種類は、七つありそれぞれ意味がある。
  • 仙台七夕祭りは、誰でも楽しめて、見どころや楽しみ方もたくさんある。

仙台七夕祭りは、毎年多くの人出が予想され、会場も広範囲に渡ります。

事前に目的をしぼって無理のない計画を立ててくださいね

夏の素敵な思い出がつくれますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメントはこちらからどうぞ

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次