あなたは今話題のミステリー作家・新川帆立(しんかわ ほたて)さんを知っていますか?
プロ雀士、弁護士から小説家と凄い経歴の新川帆立さん。
いつ頃から小説家を目指されていたのでしょう。
この記事では、新川帆立さんの小説家になるまでの道のりをご紹介します。
プロ雀士、弁護士、小説家、どこを切り取っても生き方のヒントがたくさんありますよ
夢を実現した未来から逆算して考えられた新川帆立さんの人生設計は、「私も夢を叶えられるかも」とあなたの背中をポンと押してくれます。
ぜひ最後までお読みください。
新川帆立さんの凄い経歴とは?
『元彼の遺言状』作者・新川帆立さんのプロフィールをご紹介します。
ペンネーム:新川帆立(しんかわ ほたて)
出身地:アメリカ合衆国テキサス州ダラス生まれ。生後半年~中学卒業まで宮崎県
出身校:東京大学法学部卒業 東京大学法科大学院修了
主な経歴:弁護士、プロ雀士、作家
作家を目指したきっかけ:夏目漱石『吾輩は猫である』
新川帆立さんが「第19回このミステリーがすごい!」(宝島社)で大賞を受賞した『元彼の遺言状』
『元彼の遺言状』は、綾瀬はるかさん主演でドラマ化されています。
新川帆立さんもドラマを楽しみにしているみたいですね。
新川帆立さんが小説家になるまでの道のり
ここからは、新川帆立さんが小説家になるまでの道のりを見ていきましょう。
新川帆立さんは、高校生のとき読んだ夏目漱石の『吾輩は猫である』に影響を受け小説家になることを決意。
高校生の時に麻雀にハマり、麻雀好きが高じてプロ雀士へ。
小説家を続けていくためになった弁護士。
なぜまっすぐ小説家を目指さなかったのか?
インタビュー記事から紐解いていきます。
プロ雀士:麻雀から学んだこととは?
高校生のときに麻雀にはまり、大学生のときは毎日雀荘に通うほどだった新川帆立さん。
司法試験合格後、司法修習生になるまでの空いた時間を利用してプロ雀士のテストを受け見事合格。
新川帆立さんの中で、麻雀はどう生かされているのでしょう。
こちらは、新川帆立さんの麻雀に関するインタビュー記事を抜粋したものです。
「運不運があっても惑わされずに打ち続けることで、メンタルはすごく鍛えられました。
思考パターンを考えていくところでも、麻雀は本当に役に立っています」
引用:麻雀ウォッチ
プロ雀士の経験も小説を書くうえで役立っているんですね
弁護士:リスク回避のため弁護士へ
新川帆立さんは、何故一足飛びに小説家にならなかったのか?
理由にリスク回避が挙げられます。
こちらは、小説家より先に弁護士を目指した経緯が分かるインタビュー記事を抜粋したものです。
あえて遠回りをしたのではなく、「リスクを取らずに戦うにはどうすればいいのか」という発想で自分の人生を考えていました。
最短ルートで小説家になるには、リスクを取らなければいけないんですよ。
(中略)
小説家は年齢制限がないから、健康と経済さえ大丈夫なら諦める理由はないはず。なので、経済的な基盤を整える意味で、弁護士になりました。
引用:woman-type
新川帆立さんは、高校生のとき読んだ夏目漱石の『吾輩は猫である』に影響を受け小説家になることを決意。
小説家になる夢をかなえ、そして継続していくにはまず収入面の安定を考えたようですね。
大学院修了時に司法試験を受け合格、大手法律事務所に就職します。
弁護士になって3年後、忙しさから体調を崩しています。
体調を崩したのをきっかけに、夢の実現に向け動き出します。
山村正夫記念小説講座(通称山村教室)で小説の勉強を開始。
山村教室の最初の1年は、仕事が忙しく全く通えなかったそうです。
そこで、プライベートを優先できる職場に転職します。
体調を崩したことがターニングポイントになったんですね。
それまで小説を書いたことがなかったことも驚きです!
新川帆立さんってどんなひと?
新川帆立さんはご自身の性質を、「行動に移す前に戦略を練るタイプ」と分析しています。
新川帆立さんの経歴からもよく伝わってきますね。
詳しく見ていきましょう。
新川帆立さんの魅力
新川さんの魅力は、ブレない心。
「戦略を立てても思い通りにいかないことを楽しむ」
「思い通りにならない理不尽さの中でいかにブレずにいられるか」
新川さんの言葉から、メンタルの強さがわかりますね。
新川さんのメンタルの強さは、麻雀を通して身に付けたそうです。
ブレない心は、人の意見に惑わされず自分にとって最良の決断ができます。
ブレない心のメリットとは
- 目的(夢)はかなうと信じきれる
- 目的のために手段は具体的に考えて実行する
「夢をかなえるため目的と手段は分けて考えるのが大事だ」と新川さんから学ぶことができます。
どうしたら目的にたどり着くか、その道筋を自分なりに作っていくことが大切なんですね。
決断に迷うとき自分軸をブラさず判断しやすくなるのでおすすめ
新川帆立さんが夢の実現のために大切にしたこと
新川帆立さんは、弁護士から夢だった小説家への道を歩み始めました。
夢を実現するために新川さんが大切にしていた、3つのルールをご紹介します。
- 大事な決断は朝にする
- 仕事は能力ではなく好みで選ぶ
- 他人と比べない
詳しくお伝えします。
大事な決断は朝にする
夢がかなう未来を信じて具体的な行動を起こすために、自分の気持ちをブレさせない作業は大事ですよね。
- 朝起きてスッキリしているときに頭の中にあるものをノートに書きだす
- 自分を見つめる時間を意識的に取るように心がける
- 頭の中の整理が出来て課題を見つけだせる
自分がすべきことが明確化すれば、行動がブレなくなりそうです。
仕事は能力ではなく好みで選ぶ
新川さんはハードワークから体調を崩した経験から実感したことがありました。
- 「やりたいこと」と「できること」の違い
- 仕事は能力ではなく好みが大切
同じ仕事をしても弁護士の仕事が好きな人は苦痛ではない。
しかし、新川帆立さんは自分の性に合わないと思っていたので精神的にしんどかったそうです。
心と体はリンクしているんですね
他人と比べない
夢をかなえるタイミングでは他人と比べない
小説教室の仲間とデビューの時期はみな異なります。
自分の出来ることに集中すれば羨んでる暇はありません。
そして、同じ夢を追いかける仲間が出来ます。
新川帆立さんも小説教室で出会った仲間とは今も親交があるそうです。
皆さん仲がよさそうですね!
新川帆立さんが小説家になるまでの道のりまとめ
新川帆立さんの「小説家になる」という未来から逆算して、リスク回避を考えながら歩まれた道のりを紹介しました。
夢を実現のために選んだ職業-
- 小説家の夢を途中であきらめないための弁護士
- 小説の勉強をする時間を作るための転職
- 夢の実現のためにリスク回避を考えてとられた行動
-
- 夢をあきらめない環境を整える
- 逆算して今自分に足りないものを習得する
遠回りに見えて結果一番近道だった小説家への道のり。
新川さんが夢の実現に向けて途中でブレることがなかったのは、仲間との出会いも大きかったのでしょう。
新川帆立さんは『元彼の遺言状』で見事作家デビューを果たします。
現在コンスタントに新作を発表していますよ。
私も新川さんの新作を楽しみにしています
これからの時代、たくさんの選択肢の中から自分らしい道を歩き出す一歩を踏み出す勇気になればうれしいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
電子書籍で本を読む方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
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