食材の値段が上がっているこの頃、賢く節約したいものですね。
食材を大量にまとめて買うと、値段も安くなります。
しかしまとめ買いをしても、使いきれずに腐らせてしまっては意味がありません。
でも料理が得意ではないし……
できるだけ面倒なことはしたくないなぁ
そんな方でも大丈夫!美味しい保存方法を2つ紹介します。
- 冷蔵より食材を長持ちさせることができる冷凍保存の方法
- 冷凍するだけの簡単下ごしらえできる美味しい保存方法
さあ!迷わずまとめ買いができるようになりましょう。
食材別に冷凍保存する方法は?基本をマスターしよう!
まずは基本から!
ここではよく使う食材の冷凍方法を紹介していきます。
冷凍保存のために準備するもの
まず食材を冷凍するために必要なものを準備しましょう。
- サランラップ
- フリーザーバック
- ペーパータオルまたは、さらし
※より鮮度を重視したい方は、熱伝導のよい金属製のトレイがあると良いですよ。
肉の冷凍方法
肉は冷凍された状態で売っているお店もあるので、冷凍保存のイメージがしやすいのではないでしょうか。
冷凍する手順も複雑ではありません。
- できるだけ早く冷凍する。
- ドリップをペーパータオルで取り除く。
- 1回で使う量をラップに包む。
- 薄く平らに広げる。
- ラップで小分けにした肉をフリーザーバックに入れ、空気を抜きながら閉じる。
- 冷凍庫の中の平らな場所で冷凍する。
手順2のドリップを取り除く作業は、美味しく食べるために必要ですよ!
ぜひ挑戦してみてくださいね。
冷凍保存におすすめの肉
コツを掴めば、好きな種類の肉を冷凍保存できます。
記事後半の応用編もマスターして、使いやすく美味しいフリーズ食材にしてくださいね。
【冷凍におすすめのお肉】
- 豚こま切り落とし
- 鶏モモ肉
- 豚ひき肉
- 鶏ひき肉
ひき肉の保存はひと手間掛けて
ひき肉は拭くことができないので、ドリップは傾けて捨てましょう。
ラップで小分けにする代わりに、中サイズのフリーザーバッグに入れると保存しやすいです。
フリーザーバッグにひき肉を直接入れて閉じ、菜箸を押し付けて線を付けましょう。
ひき肉も解凍しやすくするため、薄く平らに広げることはお忘れないように!
使うときに線にそって割れば、1回分を簡単に取り出すことができますよ。
魚の冷凍方法
鮮度が落ちやすい魚は冷蔵庫では保管しにくく、こまめに買い足さないといけないですよね。
そんな時こそ冷凍保存です!
- 鮮度の良い魚を選ぶ。
- 切り身の場合はペーパータオルでドリップを取り除く。
- 丸ごと1尾の場合:内臓を取り除きよく水洗い。切り身同様に水分をよく拭き取る。
- 1回で使う量をラップで包む。
- ラップに包んだ魚をフリーザーバッグに平らに入れ、空気を抜きながら閉じる。
- 金属製のトレイを使って冷凍する。
金属製のトレイを使うと、鮮度を保ったまま冷凍できますよ!
肉と魚の解凍方法
上手に冷凍できたら、美味しく食べるために解凍にも気を付けましょう。
- 流水解凍:料理を作る直前に解凍したい時におすすめ
- ボウルなどの容器に水を溜め、冷凍食材をフリーザーバックのまま入れる。
- 流水を当てて解凍する
- 冷蔵庫で解凍
- 3時間以上前に冷凍庫から冷蔵庫に移す
- フリーザーバックから解凍中に溶けた液体が漏れる可能性があるためトレイに入れておく
野菜の冷凍方法
ここからは野菜の代表としてキャベツ、大根、もやし、ブロッコリー、ほうれん草の冷凍方法を説明していきます。
まずは、どの野菜にも共通している大切なポイントをまとめました。
- よく洗う。
- 使う用途に合った形に切る。
- ペーパータオルを使い、水分をしっかり取り除く。
- フリーザーバックに入れて空気を抜きながら閉じる。
- 平らに冷凍する。
このポイントを踏まえ、それぞれの野菜の特徴を見ていきましょう。
キャベツ
料理に何かと使いやすいキャベツ。
1/2カットや1/4カットでも売っていますが、やっぱり1玉がお得ですよね。
キャベツは生のまま冷凍した方が美味しく食べられます。
料理に使うときは
解凍せずに凍ったまま使いましょう。
炒め物や味噌汁、蒸し料理に活躍します。
大根
煮物に欠かせない大根は、保存が苦手な人もいるのではないでしょうか?
冷蔵庫に入れておくとしなびてしまったり、スが入ってしまったりと美味しく食べきれないこともしばしば……。
大根は生のまま冷凍した方が、味がしみこみやすくなり美味しく食べられます。
料理に使うときは
味噌汁や煮物は凍ったまま使いましょう。
でも、同じ大根でも、すりおろして冷凍するときは要注意です。
大根おろしは冷凍方法が異なります。
- すりおろしたらザルで軽く水気を切る。
- ※手で固く絞ると食べるときにボソボソになってしまうので注意。
- フリーザーバックに薄く平らに入れて、空気を抜きながら閉じる。
焼き魚や卵焼きの添えとして少しずつ使いたい場合は、製氷皿で冷凍するのがおすすめ!
料理に使うときは
大根おろしは冷蔵庫に入れて自然解凍しましょう。
急いでいるときは流水解凍でも可能です。
ザルにあけて水気を切ったら、すぐに料理に使えて便利ですよ!
もやし
食卓の味方といえば、もやしですね。
その反面、足が早いのでまとめ買いに踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ生のまま冷凍保存です!
料理に使うときは
解凍せずに凍ったまま使いましょう。
和え物や酢の物など冷たい料理に使うときは、必ず湯がいてから使うのがポイントです。
ブロッコリー
花蕾と茎の部分で味わいが変わるブロッコリー。
冷凍保存でさらに活用しましょう。
花蕾の注意点
崩れやすいので、冷凍庫のスペースに余裕がない場合はラップで包みケースにいれて保存が望ましいです。
茎の部分は
- 太い茎から細い茎を切り落とし、食べやすい大きさに切る。
- 太い茎の皮が固い場合は皮を剝く。
- さっと茹でる。
- 水気をよく切り、ペーパータオルでしっかり水分を取り除く。
- 1回に使う量をラップにまとめ、フリーザーバックに入れて空気を抜きながら閉じる。
料理に使うときは
花蕾も茎も自然解凍すると水っぽくなるため、解凍せずに凍ったまま使いましょう。
ほうれん草
緑黄色野菜の代表!
葉物は天候によって価格が高騰しやすい食材です。
安いときにまとめ買いしてみましょう。
ほうれん草は生のままでも加熱してからでも冷凍OK!
加熱してから冷凍すると軟らかく色鮮やかで甘みが増します。
根元に土がついていることが多い野菜です!
根元の部分に十字の切り込みを入れるとしっかり洗い落とせますよ。
生のまま冷凍したものを料理に使うときは
お浸しなどの冷菜に使うときは、冷蔵庫で解凍しましょう。
急いでいるときは熱湯を回しかけるとすぐに使えます。
えぐみを取り除きたいときは、凍ったままさっと茹でます。
加熱してから冷凍するには
- よく洗う。
- 沸騰したお湯に塩を適量入れる。
- 根元の部分だけ先に入れ30秒たったら、全体を入れて固めに茹でる。目安は20秒です。
- 冷水にとりあく抜きをする。
- 手でしっかりと絞り、食べやすい大きさに切る。
- 1回で使う量にまとめてラップし、空気を抜きながら閉じる。
加熱してから冷凍したものを料理に使うときは
お浸しなどの冷菜に使うときは冷蔵庫で解凍しましょう。その他の料理には凍ったまま使えます。
※同じ方法で小松菜や青梗菜など、他の葉物野菜も冷凍できます。
冷凍するだけで簡単下ごしらえ!すぐに使えて美味しい保存方法テク
冷凍方法のコツが掴めたら、ステップアップ!
調味料で下ごしらえをして冷凍してみましょう。
簡単な下ごしらえで、美味しいお料理ができますよ♪
肉でも魚でも!照り焼き・味噌焼き
家にある調味料で作れてしまうのが、照り焼きや味噌焼きです。
料理の時短にひと役買い、冷凍することで味が浸透しやすくなるというダブルで嬉しい効果があります。
仕込み方法
2~3人前(肉200~300g、魚2~3切れ)に対して、それぞれの調味料を混ぜ合わせます。
- 醤油 大さじ1
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 味噌 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- フリーザーバックに上記の調味料を入れて混ぜ合わせる。
- 食べやすい大きさに切った肉や魚を入れる。
- 肉の場合はもみ込み、味をよく染みこます。
- 空気を抜きながら閉じる。
- 平らにして冷凍庫へ。
調理するときは
冷蔵庫で解凍、もしくは流水解凍しましょう。
解凍中に調味料が漏れて冷蔵庫内がビショビショなんてことも……。
これを防ぐために容器に入れて解凍をしましょう。
味付け食材はアレンジしても美味しいですよね。
照り焼き→生姜を追加して生姜焼き
味噌焼き→にんにくや豆板醤を入れて韓国風 など
【冷凍保存の方法と活用】冷凍するだけで簡単下ごしらえ!まとめ
まとめ買いをしても使いきれない肉や魚・野菜は、賢く冷凍保存をしてしまいましょう!
この記事では基本の冷凍方法から、味付け食材を作る応用編まで紹介しました。
どの食材にも共通して大切なポイントはこの4つ。
- 水分をよく取り除く
- 空気をしっかり抜く
- できるだけ薄く平らに冷凍する
- より鮮度を保ちたいなら、金属製のトレイを使って急速に冷凍する!
初めて挑戦する場合、食材を一気にまとめ買いしてしまうと負担に感じるかもしれません。
あわてず、まずはよく使う食材で挑戦してみましょう。
上手に冷凍保存をして、簡単に美味しく節約してくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
スポンサーリンク
コメントはこちらからどうぞ