赤ちゃんが寝返りし始めると、成長が嬉しい反面危険な場面も増えて目が離せなくなりますね。
特に夜中は、寝返りでうつぶせになり窒息してしまわないか不安になりませんか?
夜中何度も起きて赤ちゃんの様子を確認したり、姿勢を整えたりと、おちおち眠れない。
寝返りで危ないのはいつまで?
寝返り防止に役立つ方法があれば教えてほしい!
赤ちゃんの寝返りが始まると、お母さんは大変ですね。
この記事では、寝返りの知識と家庭にあるものでお手軽にできる寝返り防止対策法をご紹介します!
- 寝返り防止の必要性と必要な時期
- 寝返りによる事故の予防法2つ
- バスタオルで作る寝返り防止クッションの作り方、使用した感想
- ペットボトルを使用した寝返り防止クッションの作り方、使用した感想
睡眠中の赤ちゃんの安全を守れるのは、親であるあなたしかいません。
この記事を読んで、あなたが少しでも安心して赤ちゃんのお世話をできるようになることを願います。
【寝返り防止】乳幼児突然死症候群・窒息死のリスクから守る
なぜ赤ちゃんの寝返り防止が必要なのでしょうか?
まずは、寝返りが危険とされる理由を説明しますね。
なぜ寝返りは危険なの?
赤ちゃんが寝返りをしてうつぶせ寝になってしまうことが、危険と言われています。
なぜなら、うつぶせ寝により窒息と乳幼児突然死症候群のリスクが高まるからです。
乳幼児突然死症候群はこわいって聞いたことがあるけれど、どんなものなの?
乳幼児突然死症候群(以下、SIDS)とは、どのようなものかご説明しますね。
厚生労働省は、以下のようにSIDSを定義しています。
それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず、しかも死亡状況調査および解剖検査によってもその原因が同定されない、原則として1歳未満の児に突然の死をもたらした症候群。
厚生労働省SIDS診断ガイドラインより引用
主として睡眠中に発症し、日本での発症頻度はおおよそ出生6,000~7,000人に1人と推定され、生後2ヵ月から6ヵ月に多く、稀には1歳以上で発症することがある。
厚生労働省はSIDSの対策として、あおむけに寝かせることを推奨しています。
うつぶせ、あおむけのどちらでもSIDSは発症しますが、うつぶせの方がSIDSの発生率が高いという調査結果があるからです。
基本的には赤ちゃんの顔が見えるようにあおむけに寝かせてあげましょう。
あおむけで寝かせることで、睡眠中の窒息も防ぐことができます。
うつぶせは、命に関わることもあるんだ!
でも、いつまで気をつけないといけないんだろう?
はじめての育児だとわからないことだらけですよね。
赤ちゃんの寝返りに注意が必要な時期について説明しましょう。
寝返りが危ないのはいつからいつまで?
一般的に赤ちゃんが寝返りを始める時期は、生後4か月~6か月です。
子どもの成長や発達には個人差があるので、生後7か月~10か月頃にできるようになる子もいます。
赤ちゃん自身が安定して寝返り返りができるようになる1歳までは、寝返り防止策をした方が安全とされています。
筆者の長男は生後3か月で寝返りに成功!
喜びもつかの間、うつぶせが怖くて目が離せず寝不足の毎日です。
赤ちゃんの寝返りに対してどのような対策をすれば良いのかご紹介しますね。
寝返りによる窒息・SIDSの予防策は2つ
寝返りによる窒息やSIDSの予防方法は2つあります。
- 安全に眠れる環境を整える
- 寝返り防止グッズを使用する
ひとつずつ見ていきましょう。
安全に眠れる環境を整える
寝返りによる窒息やSIDSのリスクを回避するには、赤ちゃんが安全に眠れる環境を整える必要があります。
- 硬めの敷布団かマットレス
- 軽い掛け布団
- まくらは不要
- 顔や手の届く範囲にクッションやぬいぐるみなどは置かない
寝返りで顔が沈み込んで窒息しないように、硬めの寝具を使用しましょう。
万が一顔を覆っても窒息しないように、掛け布団は軽いものを使うと安心です。
そして赤ちゃんの顔付近にまくらを含め、柔らかいものを置かないようにしましょう。
顔付近や手の届くところに不要なものがあると、赤ちゃんの窒息や誤飲のリスクが高くなるからです。
寝返り防止グッズを使用する
赤ちゃんに寝返りをさせないために、寝返り防止グッズを使う方法があります。
寝返り防止グッズは、主に以下のようなものがあります。
- 寝返り防止クッション
- ベビー用抱き枕
- うつぶせ防止ベルト
それぞれのグッズの特徴をみていきましょう。
寝返り防止クッション
寝返り防止クッションは、赤ちゃんの左右に置いて寝返りを抑制するグッズです。
価格は1000円〜3000円程度のものが多く、デザインや色も豊富です。
口コミでは、乗り越えてしまった・ずりずり移動して抜け出してしまったという方が多くみられました。
ベビー用抱き枕
寝返りの防止するための、赤ちゃん用の抱き枕も売られています。
価格は2000円〜7000円程度のものが多く、デザインもおしゃれなものがあります。
しかし赤ちゃんの顔の近くにクッションを置くことは、窒息のリスクがあるためおすすめはできません。
うつぶせ防止ベルト
うつぶせ防止ベルトはマットレスに敷き、赤ちゃんの胴体に巻きつけて寝返りを抑えるものです。
価格は5000円〜8000円程度です。
口コミでは、寝返りには有効、赤ちゃんの動きを抑制してしまうことが心配、マジックテープが1か月でつかなくなるなどの声がありました。
以下、寝返り防止グッズのデメリットをまとめてみました。
- 費用がかかる
- すぐに乗り越えてしまった
- 使える時期が短い
- リメイクしたくても他に使い道がない
- 窒息のリスクがある
寝返り防止クッションをせっかく購入したのに、息子は乗り越えるようになり約2週間ほどで使えなくなりました。
わたしの経験とデメリットの口コミを踏まえ、自宅で簡単にできる寝返り防止クッションの作り方をご紹介します。
【寝返り防止クッション】バスタオルのみで作る方法
まず、バスタオルで簡単に作れる寝返り防止クッションをご紹介しますね。
【バスタオル】寝返り防止クッションの準備物
用意するものは以下の2つだけです。
- 大判のバスタオル1枚
- 布ガムテープ
次に作り方をみていきましょう。
【バスタオル】寝返り防止クッションの作り方
バスタオルは大判のものを選べば、よりボリュームが出て寝返り防止が期待できます。
縦2つ折りより、高さを出すために縦3つ折りにしましょう。
3つ折りにしたバスタオルを横にして、中心に赤ちゃんを寝かせます。
バスタオルの上端が、赤ちゃんの脇の下になるようにします。
形を崩れにくくするために外巻きではなく、内向きで赤ちゃんに向かってバスタオルを巻きます。
赤ちゃんの両脇に苦しくならないように、丸めたバスタオルが優しく触れるようにしましょう。
赤ちゃんが気になって触らないように、バスタオルを巻いた下側を布ガムテープで留めます。
タオルが崩れやすいと窒息の危険が出てくるので、テープでしっかり固定しましょう。
バスタオルを輪ゴムで留めると赤ちゃんの誤飲の原因になりますから、
布ガムテープをおすすめします。
【バスタオル】寝返り防止クッションを使用した感想
生後6か月の息子に、バスタオルで作った寝返り防止クッションを使用してみました。
なんと画像のように、バスタオルだけでは乗り越えてしまいました。
足の力が強い赤ちゃんの場合、柔らかいタオルだけでは寝返り効果は薄くなります。
バスタオルの中にタオルをもう一枚丸めて入れて試してみましたが、軽くて柔らかいので乗り越えられてしまいました。
しかし、寝返りをし始めたばかりの小さめな赤ちゃんなら、寝返り防止効果は十分あると思いますよ。
バスタオルだけで乗り越えてしまう場合には、次に紹介するものを試してみましょう。
【寝返り防止クッション】ペットボトルで作る方法
次にペットボトルを使用する、寝返り防止クッションの作り方を説明しますね。
【ペットボトル】寝返り防止クッションの準備物
使用するのは以下の4つです。
- 2リットルのペットボトル(水入り)2本
- バスタオル2枚(ペットボトルを包む)
- 大判のバスタオル1枚
- 布のガムテープ
ペットボトル、丸いものは転がりやすいので四角いタイプを用意しましょう。
【ペットボトル】寝返り防止クッションの作り方
クッションに重みがある方が、寝返り防止に効果的です。
飲み終えたペットボトルを使用する時は、水は満タンに入れましょう。
しかし開封済みの場合、キャップが外れやすいため注意が必要です。
備蓄用などの未開封のペットボトルなら、赤ちゃんが触っても安心です。
またペットボトル内の水で体が冷えないように、バスタオルでしっかり包んでください。
赤ちゃんの両脇に、バスタオルを巻いたペットボトルをそれぞれに置きます。
ペットボトルのキャップ側が赤ちゃんの足側になるようにしましょう。
大判のバスタオルを乗せ、両方のペットボトルに巻き込みます。
頭側のバスタオルの余分な部分をペットボトルの下に折り込みます。
必ず赤ちゃんの両脇にペットボトルがくるように寝かせましょう。
バスタオルの余分な部分やペットボトルが顔の近くにあると、窒息のリスクになるので注意してください。
【ペットボトル】寝返り防止クッションを使用した感想
今度こそはと、生後6か月の脚力が強めの息子をペットボトルで作った寝返り防止クッションに寝かせると……
2Lのペットボトルの重みと硬さがあるので乗り越えられず、使用できました。
起きている時は自慢の脚力でずりずり上へと移動しますが、乗り越えることはありません。
ペットボトルの寝返り防止クッションなら、足の力が強く大きめな赤ちゃんにも効果があることがわかりました。
睡眠中だけでなく、おむつ替えの際の寝返り防止にも役立ちました。
もし汚れてしまっても、バスタオルの洗濯だけで済むのも助かりますね。
しかし、クッションに顔が埋もれる危険や顔をぶつける可能性もありますので、赤ちゃんの観察はやはり必要です。
自宅で簡単にできる寝返り防止グッズで大切な赤ちゃんを守る!
うつぶせ寝で、赤ちゃんは2つの危険性が高まります。
- 赤ちゃんの窒息のリスク
- あおむけよりも乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスクが高い
寝返りによる窒息・SIDSの予防策は2つです。
- 赤ちゃんが安全に眠れる環境を整える
- 寝返り防止グッズを使用する
市販の寝返り防止グッズの口コミは、使用期間が短くコスパが悪い・使えないなどが多くみられました。
自宅で簡単にできる寝返り防止クッションの作り方の特徴です。
どちらも自宅にあるもので簡単に作ることができます。
寝返りが心配で寝不足気味なお母さんの、強い味方になってくれますよ!
あなたの赤ちゃんの成長や発達の状況に応じた方法を、ぜひお試しください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
※すべての画像の引用・転載を禁じます。
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