この記事は、書人百花サイトのゲート試験記事になります。
完成した記事は「【こんまり流】正しい片づけの順番を知って汚部屋とサヨナラしよう!」をご覧ください!
こんにちは。Kaoriです。
突然ですが、あなたは「今からお部屋を見せてください」と言われてすんなり見せる自信がありますか?
何年も着ていない服、「いつか使うかも・・・」と大事にしまわれたままの物に心当たりはないでしょうか?
今回は、片付けのプロ“こんまりさん”こと近藤麻理恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法(改訂版)』をもとに「正しい片づけの順番」をお伝えしていきます。
片づけが苦手な方でも大丈夫。
これを機に、物に圧迫された“汚部屋”とはサヨナラしましょう!
リバウンドしない片づけとは
まずはじめに、お伝えしたいことがあります。
それは、片づけには、必要な作業として「モノを捨てること」と「収納場所を決めること」の2つがあるということです。
ここで重要なのが、「捨てる」作業が終わるまでは“収納”について考えないこと。
収納についてあれこれ考え始めると片づけの手が止まってしまいます。
収納場所については、「捨てる」が終わったあとに検討すればいいのです。
そして、モノを捨て始める前に、一度じっくり片づけの目的を考える必要があります。
これはすなわち、「理想の暮らしを考える」ということです。
ここをいい加減にしてしまうことで、「片づけの進みが遅くなるどころかリバウンドの確率をも高めてしまう」とこんまりさんは言います。
片づけ後の“理想の暮らし”がイメージできたら、次に「なぜ、そんな暮らしがしたいのか」を考えてみましょう。
自分の理想の暮らしの“なぜ”を突き詰めていくと、ある単純なことに気づきます。
それは、モノを捨てることも、モノを持つことも、「自分が幸せになるため」にすることだということです。
「 なぜ片づけをするのか 」
片づけを始める前に自分の理想の生き方に向き合い、考える。
ここで出た答えをもとに、いよいよモノを見極めるステップに入っていきます。
「何を捨てるか」ではなく「何を残すか」
あなたは、「片づけ=捨てること」だと思っていませんか?
実は、「捨てる」ということだけを考えて片づけをするのはオススメできません。
なぜなら、本来片づけで選ぶべきは「捨てるモノ」ではなく「残すモノ」だからです。
こんまりさんの提案する片づけの基準はいたってシンプル。
「触ったときに、ときめくか」
モノを一つひとつ手にとったときに、ときめくモノは残しときめかないモノは捨てる。
ただそれだけで良いのです。
しかし、「ときめく」という感覚がわからない方も中にはいらっしゃるでしょう。
ポイントは、必ず“触る”ということです。
モノを触ったときの体の反応を感じてみると、モノによって明らかに反応が違うことが分かると思います。
そのモノを「持っていて幸せか?」つまりは「持っていて心がときめくかどうか」を基準に分類しましょう。
【こんまり流】正しい片づけの順番
さて、お待たせしました。
いよいよ具体的な片づけの順番について説明していきます。
基本の順番は次のとおり。
衣類→本類→書類→小物類→思い出品
この順番さえ間違えなければ、リバウンドを引き起こすことはありません。
《 衣類 》
衣類を片づける具体的な順番は、以下のとおりです。
- トップス(シャツ・セーターなど)
- ボトムス(ズボン・スカートなど)
- かけるモノ(ジャケット・スーツ・コートなど)
- 靴下類
- 下着類
- バッグ
- 小物(マフラー・ベルト・帽子など)
- イベントモノ(浴衣・水着など)
- 靴
なぜこの順番だとサクサク片づけが進むのか・・・
それは、こんまりさん“片づけコンサルタント”としての「経験値」としかいいようがありません。
しかし、ここで忘れてはいけないことが一つあります。
「“どれを捨てるか”ではなく、“どれを残すか”」ということです。
「どれと一緒なら自分の人生がときめくか?」が重要であり、そこをおざなりにしてほしくはないのです。
こんまりさんの片づけ方のポイントは、ズバリ「片づける対象の物を一つ残らず1ヵ所に集めること」!
衣類を片づける場合であれば、まずは家中に散らばった衣類をすべて1ヵ所に集めます。
そして、ひとつずつ手にとって自分の心にこう問います。
「ときめきますか?」
衣類の片づけのポイントは「オフシーズンの物から片づけていくこと」。
オンシーズンの今まさに着ているような服は、“ときめく”という感覚が鈍りがちだからです。
衣類の片づけが終わったら、次は本類に移りましょう。
《 本類 》
ここでも、重要なのは「すべての物を1ヵ所に集めること」です。
「本棚に入れたまま選んでいく方が効率が良いのでは・・・」と思うかもしれませんが、この「すべての本を本棚から出す」という作業は絶対に飛ばさないでください。
収納に収まって長い間動かされていないモノというのは、実は「寝ている」状態です。
それゆえ、棚や引き出しに入ったままのモノを「ときめきますか」と自分に問うてみても、いまいちピンとこないのです。
モノを残すか捨てるかを選ぶ際には、収納からいったん出して「起こしてあげること」で片づけのスピードも格段に上がりますよ。
本の分け方ですが、大きく分けると次の4つになります。
- 一般書籍(小説・ビジネス書など)
- 実用書(参考書・レシピ本など)
- 観賞用(写真集など)
- 雑誌
ここに該当しないカテゴリーの物(たとえば、漫画や旅行ガイドなど)は新たなカテゴリーとして分類してしまってOK。
本類の残すか捨てるかの基準もやはり、「触ったときにときめくか」です。
そして、重要なのは“絶対に中身を読まないこと”。
読んでしまうと“ときめき”の判断は鈍ります。
あくまでも、手に取った時の感覚で分類していきましょう。
《 書類 》
続いては、書類の片づけです。
書類は、「あとで読めばいいや~」とついつい溜めこみがちですよね。
厄介なことに、そのなかには重要な情報も載っているため、うかつに捨てることができません。
そこで、“こんまり流”書類の片づけルールは「全捨て前提」です。
・・・とはいっても、本当にすべての書類を捨てるわけではありません。
それぐらいの覚悟をもって取り組む、という意識が大切なのです。
書類に関しては「触った時のときめきだけで選ぶ」というのはリスキーですよね。
ここはやはり、一枚ずつ中身を確認することが必要です。
残す書類の目安としては、次の3つ。
- 今使っている
- しばらく必要である
- ずっととっておく
あとは、「ときめく」書類というのもあります。
思い出の詰まったものなどは無理に分類せず、後回しにしてしまって大丈夫です。
持っている書類のバリエーションは人さまざまなので、「紙でできたモノで、本でも文房具でもなく、かつ思い出品に該当しないモノ」という基準で片づけていきましょう。
《 小物類 》
小物類というのは、「なんとなく」で溜まっていってしまいがちです。
該当範囲があまりに広いので「片づけるのは大変そう」と思われがちですが、実はカテゴリーごとに整理していけば意外と簡単なんです。
一般的な小物のカテゴリー分類はこう。
- CD、DVD類
- スキンケア用品
- メイク用品
- アクセサリー系
- 貴重品類(印鑑、通帳、カード類)
- 機械類
- 生活用品→文房具、裁縫道具など)
- 生活用品→薬、洗剤、ティッシュなどの消耗品
- キッチン用品、食料品
- その他
個人的な趣味のモノなどもこのタイミングで一気に整理してしまいましょう。
片づける順番としては、「自分が選びやすいものから」でOK。
ここでもやはり「ときめくモノ」だけを残してくださいね。
《 思い出品 》
いよいよ最後の大物、「思い出品」の片づけに取り掛かります。
思い出品を最後に整理するのは、「捨てる」という判断が一番難しいためです。
文字通り、思い出のたくさん詰まった「かつてときめいたモノたち」。
それらを手放すのは、大事な思いでも一緒に捨ててしまうような気がして心苦しいかもしれません。
しかし、ここで誤解してはいけないのが「思い出品の片づけ=過去を捨てる作業」ではないということ。
「過去」がどんなに輝いていても、ずっと「過去」を生きることはできません。
私たちが生きている「今」を大切に思うからこそ、片づけをするのです。
だからこそ、「思い出品」を残すか捨てるかの判断基準も「今、ときめきますか?」なのです。
さあ、これで家のなか全ての片づけが終わりました。
お疲れさまでした!
ここで、このようなステキな片づけ方法を教えてくれた“こんまりさん”について少しお話しさせてください。
【片づけコンサルタント】こんまりさんの“原点”
こんまりさんは、なぜ“片づけコンサルタント”という一風変わった仕事に就いたのでしょうか?
そのきっかけは、彼女の幼少期にあります。
3人きょうだいの真ん中で育ったこんまりさんですが、家では一人で過ごすことが多かったそうです。
そんな彼女の楽しみは、「主婦向けの生活雑誌を読むこと」。
小学校の帰り道、本屋さんに寄れば真っ先に向かうのは決まって“生活誌の新刊コーナー”でした。
生活の知恵がたっぷり詰まった雑誌は、彼女にとってゲームの攻略本のようなもの。
「この裏ワザはいつ試そうか・・・」と想像をめぐらせては、“一人遊び”にいそしむ毎日を送っていたそうです。
時が経ち、そんな彼女も中学生に。
あるとき、その後の人生を大きく変える一冊の本と出会います。
それが『「捨てる!」技術』(辰巳渚著、宝島社新書)です。
そこには、それまでどんな雑誌にも書かれていなかった「捨てる」ことの大切さが書かれていました。
それに衝撃を受けた彼女はあわてて家に帰り、ゴミ袋を手に自分の部屋の大掃除を始めます。
五畳半の部屋から出てきた“いらないモノ”は、なんとゴミ袋8袋分!
「今まで自分は、どうしてこんなにいらないモノをため込んできたんだろう」
そんなことをぼーっと考えながら、ゴミ袋の山に囲まれたまま1時間ほど動けなかったといいます。
そして彼女が何よりショックだったこと、それは「部屋の風景がまったく変わってしまったこと」でした。
そこに漂う空気も明らかに軽くなり、なんだか心の中までクリアになった気がしたそうです。
「片づけって、考えていた以上にすごい行為なのかも!」
そうして彼女はここから本格的に片づけに没頭する人生を歩み始めます。
19歳になるとその知識を生かして、人に片づけを教える“片づけコンサルタント”の仕事をするようになります。
しかし、そんな彼女にもどうしても越えられない悩みがありました。
それは「どこを片づけても、しばらくすると元の状態に戻ってしまう」ということ。
料理や裁縫なんかはやった分だけ上手になっていくのに、片づけだけは何回やってもうまくならない。
いつも“振り出しに戻ってしまう”のです。
そして彼女は、次第にこう思い始めます。
「片づけのリバウンドはあたりまえ・・・」
しかし、著書のなかで彼女はこう断言します。
「その考えは、大間違い!!」
ここまで読んでくださったあなたも、正しい片づけ法を実践すればリバウンドをすることは絶対ありません。
【こんまり流】正しい片づけの順番を知って汚部屋とサヨナラしよう! まとめ
今回は、こんまりさんの著書『人生がときめく片づけの魔法(改訂版)』をもとに、「正しい片づけの順番」についてお話しさせてただきました。
私自身も、こんまりさんの考え方に影響を受け、「何を捨てるか」ではなく「何を残したいか」という基準で片づけをするようになり、モノへの接し方が変わりました。
あなたもぜひ、それまで大切にしてきたモノを手放す時には「今までありがとう」という気持ちで送り出してあげてください。
自分で思っている以上に気持ちがスッキリするはずですよ♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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