2020年5月に4年半に渡る連載が終了した大人気漫画の【鬼滅の刃】。
『鬼滅ロス』といったキーワードがSNSなどで取り上げられ、社会現象にもなった作品です。
作者は『吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)』という不思議なペンネームですが、実は女性だったことはご存知でしょうか?
今回は『【鬼滅の刃】の作者は実は女性だった!』ということについてまとめていきたいと思います。
素顔はどんな感じなのかも合わせてご紹介していきますね。
【鬼滅の刃】とはどんな物語?
まずは【鬼滅の刃】の物語から紹介しますね。
大正時代、主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)は亡き父親の跡を継ぎ、炭焼きをして家族の暮らしを支えていました。
炭治郎が炭を売りに家を空けたある日、家族は鬼の始祖である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)によって惨殺され、唯一生き残った妹の竈戸禰豆子(かまどねずこ)が鬼化してしまいます。
禰豆子に襲われかけた炭治郎を救ったのが、冨岡義勇(とみおかぎゆう)という剣士でした。
義勇は禰豆子を『退治』しようとしますが、兄妹の絆が確かに残っていることに気づき、剣を収めます。
義勇の導きで『育手(そだて)』の鱗滝左近次(うろこだきこんじ)のもとを訪れた炭治郎は、禰豆子を人間に戻す方法を求め、鬼を追うため剣術の修行に身を費やします。
そして2年後、炭治郎は命を賭けた最終関門である選別試験を経て、『鬼殺隊(きさつたい)』に入隊し、鬼狩りをしながら禰豆子を人間に戻す方法を探していくのです。
【鬼滅の刃】は2016年11号から2020年24号まで『週刊少年ジャンプ』にて連載されていました。
『鬼滅』という略称で親しまれ、コミックスの累計発行部数は、電子書籍版含めて1億5000万部を突破している(2021年2月)、ある意味モンスター的作品なのです。
主人公の炭治郎はもちろんのこと、仲間の我妻善逸(あがつまぜんいつ)や嘴平伊之助(はしびらいのすけ)達の言動にたくさんの人たちが笑い、また涙を流したことは間違いないですよね。
作者の『吾峠呼世晴』先生とは?
物語の概要を説明しましたので、ここで作者の吾峠呼世晴先生についてご紹介していきたいと思います。
誕生日 | 1989年5月5日 |
職業 | 漫画家 |
出身地 | 福岡県 |
活動期間 | 2014年~ |
ジャンル | 少年漫画 |
代表作 | 鬼滅の刃 |
受賞 | 2013年 JUMPトレジャー新人漫画賞佳作 2020年 野間出版文化賞 2020年 芸術選奨新人賞 第25回 手塚治虫文化賞特別賞 |
24歳の時に「どうせダメだろう」と処分するつもりでいた読み切り作品の【過狩り狩り】を、週刊少年ジャンプ』(集英社)に初めて投稿。
同作は第70回(2013年4月期)JUMPトレジャー新人漫画賞の佳作を受賞しました。
そして『少年ジャンプNEXT!!』(集英社)2014年Vol.2に【文珠史郎兄弟】が掲載され、デビューします。
『週刊少年ジャンプ』では、新人作家さん達の作品を掲載して、どれが一番面白いかを読者の投票によって決める『金未来杯』というのを実施しています。
吾峠先生はその第9回金未来杯にエントリーして、『週刊少年ジャンプ』の2014年39号で【肋骨さん】を掲載します。
しかしその後は連載用のネームがなかなか通らない時期が続いたと言います。
吾峠先生のスランプと【鬼滅の刃】の誕生
吾峠先生は「2015年の間に連載を獲れなければ漫画家を辞める」という意気込みで制作にあたりました。
でも、連載のネームが2作とも落ちてしまい、あとがない状況に陥ってしまうのです。
その時、吾峠先生は担当編集から原点回帰を提案されるのです。
原点回帰ということで、【過狩り狩り】をベースとしたネーム【鬼殺の流れ(きさつのながれ)】の第一話から第三話までを執筆。
そして最終的な修正を経て現在の【鬼滅の刃】となるのです。
これが連載会議を通過し、『週刊少年ジャンプ』2016年11号から2020年24号まで連載が続いたというわけですね。
そして2019年のテレビアニメ化をきっかけに、社会現象となるほどの出世作となったわけなんです。
担当編集さんの一言が無ければ、この作品は生まれなかったでしょうね。
吾峠先生は女性?その素顔とは?
吾峠先生の自画像(アイコン)は『眼鏡をかけたワニ』のイラストなので『ワニ先生』と呼ばれ、親しまれています。
コミックスのページとページの間に緩いイラストなどを載せていて、それに癒された人も多いのではないでしょうか。
そんな吾峠先生ご本人は性別を公表していなかったため、ネット上では男性なのか女性なのかで議論が繰り広げられていたようです。
そんな中、性別は女性であることが判明しています。
きっかけは『週刊文春』が以下のような記事を掲載したことなんですよ。
その週刊文春の記事にはこう書いてありました。
ジャンプではすでにボスの鬼舞辻無惨との戦いも終わっています。ネット上では様々に噂されてきましたが、実は作者は女性です。家庭の事情もあり、長く東京で漫画家生活を続けることはできないみたい。連載終了のタイミングで実家に帰るのではと囁かれています。
(引用:CREA)
上記のように女性であることが書かれています。
それだけではなくコミックスの最終巻の最後に『感謝の言葉』が直筆で書かれています。
この文字の書体も女性が書く書体だということがいえます。
また、読み切り作品の【文珠史郎兄弟】のコメントではこうも書いていました。
「お手紙をくれた子ありがとう。担当さんとは生き別れの兄妹のようにそっくりだよ。よろしくお願いします」
(引用:SECRET NOTE)
当時の担当は男性で年上だったため、このコメントからでも吾峠先生は『兄妹』の妹にあたり、女性ではないかという噂が浮上したこともありました。
さらに吾峠先生の私物を読者にプレゼントする企画がありました。
この時、吾峠先生は女性用のポーチを用意していたことも1つの大きな要因でしょう。
このように、女性らしい特徴がいくつもあるため、吾峠先生が女性であることの信ぴょう性が高いのがわかりますよね!
吾峠先生の顔写真はあるのか?
基本的には漫画家さんは自分の顔出しをすることはほとんどありません。
有名になった漫画家さんの中には、コミックスの表紙の部分で自分の顔を出していたり、テレビなどでインタビューを受けた際に初顔出しをすることが多いようです。
吾峠先生は【鬼滅の刃】で一躍人気漫画家になったので、顔出ししているのかと思っていたのですが、吾峠先生の顔写真は今のところ公開されていません。
コミックスの表紙の作者コメント部分においても、前述した通り眼鏡をかけたワニのイラストが描かれています。
眼鏡が描かれているということは、おそらく眼鏡をかけているということがこれでわかりますよね。
吾峠先生が引退する?引退後の生活はどうなるの?
何と吾峠先生にはこのような噂も流れているのです。
【鬼滅の刃】大ヒットでの年収が何と20億円だという噂が立っています。
さらに【劇場版鬼滅の刃ー無限列車編ー】では400億円もの興行収入で話題にもなりましたよね。
もっとも、グッズなどは制作会社に、またBlu-rayなどの映像についてはアニメ制作会社などに配当されます。
ですので、吾峠先生が手にするのはその中の何割かもしれませんが、それでも億単位は年収があるはずです。
そのため、『吾峠先生が漫画家を引退するのではないか』という話も浮上しています。
なぜこのような話が出たのかは、前述の『家庭の事情もあり、長く東京で漫画家生活を続けることができないみたい。連載終了のタイミングで実家に帰るのではと囁かれています』という週刊文春の記事によるものです。
吾峠先生の家庭の事情とは?
例えば結婚や出産・または親の介護ということもあります。
東京でこれ以上漫画家として続けていくことが困難であるということは、確実に家庭の事情で地元の福岡県に戻ったという理由が確かでしょう。
ですが、地方でも漫画を描き続けている漫画家さんはたくさんいます。
吾峠先生も家庭の事情で実家に帰ったとはいえ、これからも漫画家として続けていって欲しいことは皆さんも願っていますよね!
また吾峠先生の独特の画力を引き続き見てみたいものです。
【鬼滅の刃】の作者は実は女性だった!のまとめ
今回は『【鬼滅の刃】の作者は実は女性だった!』ということについて、色々とまとめてみました。
- 【鬼滅の刃】の作者は吾峠呼世晴さん
- スランプを経験した中で書いた【鬼滅の刃】が大ヒット!
- 「ワニ先生」というニックネームもあるけれども、素顔は公表されていない
- 実は女性作家だった!
- 実家のある福岡に帰省された様子
女性でも少年漫画雑誌で活躍されている漫画家さんは大勢いらっしゃいます。
その中でも、『高橋留美子』先生はかなり有名ですよね。
吾峠先生はペンネームで漫画家活動をされているので、男性か女性か議論になるくらい注目されていたのでしょう。
正直いうと吾峠先生が男性だろうがまたは女性だろうが、そんなことは全く関係ないことだと思います。
女性が少年漫画を書いていても何も問題はありませんよね。
これからも吾峠先生には、漫画家として活躍していって欲しいと思います。
社会現象にまでなり、また経済までもを揺るがした【鬼滅の刃】の次の作品にプレッシャーを感じているかもしれません。
でも、吾峠先生らしい作品が読めることを期待していましょうね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
スポンサーリンク
コメントはこちらからどうぞ