感動する手紙の書き方がある!?誰でも実践できる3つのポイント

最近、「手紙」を書いていますか?

スマホでのLINEやチャットアプリで簡単にメッセージが送れるようになった今、手紙を書いて気持ちを伝える人は少なくなったように思います。

しかし、「手紙」もらったらうれしくありませんか?

文字から相手の思いや感情、温度までもが伝わってくるような気がして私は好きです。

それが感動するような内容だったら尚更…。

「この手紙、大切にとっておこう」

「何か苦しいことがあったときは読み返そう…。」

強く印象に残る言葉が入っていたり、読んでいて感情が突き動かされたりするような内容であればあるほど、誰かのお守りになるような気がします。

そんな感動的な手紙が書けたらステキじゃありませんか?

今回は、そんな人を感動させる手紙が書けるようになる3つのポイントをご紹介します。

目次

文章の構成

まず、感動する手紙を書く上で知っておきたいことは、「感動する」とはどのような状態のことを示すのかということです。

そして、文章はどのような形で構成されているのかも知っておくと書きやすくなりますよ。

感動するとは

まず覚えておきたいことは、人を「感動」させる文章には「強さ」が必要であるということです。

  • 強く感銘を受け、印象に残ること
  • 物事に対する強い気持ちが抑えきれない
  • 心に残るような強い印象があるさま
  • 強い思いが生じること

これから、手紙の文章を書き進めるときに、この「強さ」という言葉がキーワードとなってきます。

では、文章は、そもそもどのような構成から成り立っているのでしょうか?

主に、次の4つのブロックから手紙の文章は構成されています。

  1. 前文 手紙の前にくる挨拶のような文
  2. 主文 文章の主要の部分・内容
  3. 末文 文章の最後・締め
  4. 後付け 日付・署名・宛名・脇付

相手も読みやすく、失礼がない一般的な流れです。

この形式に沿うと誰でも簡単に文章を組み立てることはできます。

しかし、この構成だとありきたりすぎて、面白みにかけます…。

ビジネスなどで使う場合は良いのですが、書きたいのは「感動させる」手紙です!

感動させるためには、読んでいる人を惹きつける「強さ」が大切です。

次の項目では、どのような文章が目を引くのかを考えましょう。

耳から入る文章と目で見る文章は違う

文章は、耳だけで聞いたものと目でみたものとでは、受ける印象が違うと言われています。

耳で聞く文章は、多少構成の流れがバラバラだったとしても、キャッチーなフレーズを使っていたり、感情にうったえかけたりするような内容であったりする方が聞き手を引き込むことができます。

「あの話は、感動した」

「あの人は、話が上手い!」

「強く」印象に残った言葉を通して、感動が残るのです。

しかし、目から入ってくる文章は、少なからず話の構成が気になってしまいます。

全く構成を無視して、感情だけを強く主張しただけでは、良い文章とは言えません。

また、文章がぎっしり詰まっているような手紙であると、視覚的にも圧迫感があり、読み手を気後れさせてしまう可能性も…。

反対に短すぎると相手に淡白な印象を与えてしまうでしょう。

では、目から入ってくる文章は、どのようなものが良いのでしょうか。

話の順番は意識しつつ、伝わる文章を書くための3つポイントをお伝えします。

【感動する手紙の書き方1】 インパクトのある書き出し

 

実際にインパクトを感じるような書き始めは、どのようなものでしょうか?

有名な作品の書き出し部分を例にあげてみますね。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。

川端康成 『雪国』(創元社 1937年)

春が二階から落ちてきた。

伊坂孝太郎 『重力ピエロ』(新潮社 2003年)

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」

村上春樹 『風の歌を聴け』(講談社 1979年)

有名な作家さんは、その作品を印象づけ、情景を想像させるような文章を物語の冒頭で使っています。

「どんな話が始まるのだろう…。」

「ん?どういう意味?」

読み手はたちまち話に引き込まれていきます。

これが「インパクトのある書き出し」です。

確かに、読み手に「強い」印象を与えますよね。

これを、手紙でも使っていきます。

この方法を使えば、人が最後まで読みたくなる文章が書けるのです。

インパクトがある書き始めのおすすめは、次の2つです。

  • 偉人の名言を使う(自分の伝えたい感情に一番近いものや好きな映画や本の一節など)
  • 実体験を書く(感じた感情や目にした情景など)

有名な誰かが言っていたセリフなどを引用することで、文章に説得力が生まれます。

事実に基づいている内容を入れることをおすするのもまた、同じ理由です。

感情にうったえかける言葉ではあれば、まずここで、1感動ゲットです!

実体験も、その時の自分の心の声を「」を付けてセリフのような書き出しにすると、読んでいる相手を惹きつけることができます。

日頃から、たくさんの映画や書籍などの作品に目を向け、いざという時のために、感銘を受けた文章や言葉をストックしておくのも良いかもしれませんね。

【感動する手紙の書き方2】 クリアな中身を作る

インパクトのある書き出しができたら、次は「なぜそのような書き出しだったのか」をクリアに説明していきましょう。

ここでは、自然と「事実」が多くなると思います。

実際に経験した出来事やエピソードをどんどん肉付けしていきましょう。

手紙を読んでいる相手と一緒に体験したことなら、読み手も内容に共感し、その時の情景を思い出として振り返ります。

経験していないことだとしたら、想像を膨らませるでしょう。

または、なぜ、この手紙を書いたのかの理由を書くのも良いですね。

ここでポイントは、先程の、インパクトのある書き出しから内容がかけ離れていないということ

繋がりがなければ、なぜそのような書き出しであったかを理解できなくなります。

「だから、この書き出しだったのか!」と読み手が納得するような文章を意識しましょう。

【感動する手紙の書き方3】 ドラマチックな締め

ここまで、作ってきた文章を盛り上げ、最後は簡潔に締めましょう。

伝えたかったこと、自分の「想いや主張」が強くなると思います。

この文章を通して、自分は何を伝えたかったのかをもう一度伝えましょう。

相手への感謝の気持ちでまとめるのもおすすめです。

手紙を書いた相手と自分との未来の関係性のことも書くのも良いでしょう。

何かオチがあったり、余韻が残ったりするようなまとめ方もオシャレでステキです。

実際に手紙を書いてみると!

では、今までの内容を手紙として書いてみるとどのようになるのでしょうか?

私が実際に子どもたちの保護者へ向けた手紙を例文にご紹介します。

大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ

上記のタイトルは、多くの映画作品を生み出した宮崎駿監督の言葉です。

映画を制作するには、1枚1枚の絵を画くという地道な作業を積み重ねるそうです。宮崎監督は、作業中、「面倒くさい」という言葉を何度も繰り返すそうですが、これは「面倒臭いという自分との戦い」をしているからだそうです。子ども達もわれわれ大人も、「面倒くさい」と思うことは多々あると思います。宮崎監督は「面倒くさい」を言いながらも、その気持ちと戦って乗り越えています。

「面倒くさい」と思う時、それは乗り越えた時に自分の力へ変えるチャンスなのかもしれません。子どもたちと一緒に生活する時間も、あと少しですが、励ましあいながら共に豊かな日々を過ごしてけたらと思っています。

まず、インパクトのあるタイトルからスタートしています。

その後「映画を〜」で、このタイトルで何を伝えたかったのかを説明する内容の部分に入ります。

ここで読んでいる相手が納得し、尚且つ感動するような内容を盛り込み中身を膨らませていきましょう。

「面倒くさい〜」が最終的に全体を通して何が1番伝えたかったことを説明する締めとなります。

このように今までお伝えした3つのポイントのように大まかに分けながら手紙の内容を作っていくと簡単に感動をする手紙を構成することができます。

感動する手紙の書き方はある⁉︎誰でも実践できる3つのポイントまとめ

今回は、感動させる手紙の書き方をご紹介しました。

1、インパクトのある書き出しで始める

(手紙の相手に伝えたいことなどを誰かの言葉を引用したり、実体験を感じた感情から書き出したりする)

2、書き出しの意味をクリアに説明  

 (体験や相手とのエピソードなどで肉付けしていく)

3、最後はドラマッチックにまとめる 

(内容を振り返り、感謝など伝えたかったことを伝える)

3つのポイントを抑えるだけで感動させる手紙を贈ることができますよ!

ぜひ、活用してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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