寒中見舞いのはがきはいつまでに出せばいい?知っておくと便利な3つの文例と注意点を紹介

読者さま

年賀状を出しそびれてしまったんだけど、
「寒中見舞い」はいつまでに出したらいいの?

あなたは、寒中見舞いはがきを出すタイミングに決まりがあることをご存知ですか?

年末年始の挨拶状といえば、次の3つが代表的です。

  • 喪中はがき
  • 年賀状
  • 寒中見舞いはがき

12月から1月の間に、3つの挨拶状が混ざり合って送られてくることもありますよね。

筆者

実は、これらはそれぞれ出せる
期間が異なっています。

その中でも寒中見舞いはがきは、どの期間に出せばいいのか分からないという方も多いです。

また、年賀状に比べてなじみもないので、どのような文章で出せばいいのかわからないという方も多いでしょう。

私も、以前にいただいた年賀状の返信を忘れてしまい、三が日を過ぎていたため、どうすればいいか困ったことがありました。

寒中見舞いはがきは、出すタイミングや書くポイントが決まっています。

タイミングやポイントを知っておけば、いざという時にさっと出すことができますよ。

この記事では、寒中見舞いはがきにスポットをあてて、詳しく紹介します。

この記事でわかること
  • 年賀状とはちがうその内容
  • シーン別寒中見舞いはがきの4つの書き方
  • 寒中見舞いはがきを出す時の3つの注意点

ご縁のある方に年賀状も寒中見舞いはがきも出さないという、失礼なことはしたくありませんよね。

この記事を読めば、いざ寒中見舞いはがきを送ることになっても困ることはありませんよ!

どうぞ最後までお読みください。

目次

【寒中見舞いはがき】年賀状とはちがうその内容

年賀状も寒中見舞いはがきも、冬に出す季節の挨拶状ですが、出せる期間が異なっています。

それは、それぞれの挨拶状のもつ意味が違うためです。

寒中見舞いはがきがもつ意味や、出せる時期について詳しくみていきましょう。

寒中見舞いはがきを出す適切な時期

寒中見舞いはがきを送る時期は、松の内(1月1日から1月7日まで)が明けてから、立春(2月4日)までとされています。

寒中見舞いの「寒中」とは、二十四節気の「小寒」と「大寒」にあたる季節のことで、寒の入りと寒の明けまでの約30日間です。

筆者

それに対して、新年を祝う年賀状は、
松の内に届くように送りますよね。

寒中見舞いを出す時期は、地域によって松の内の期間に違いがあるので注意が必要です。

関東・東北・北海道・中国・北陸関西・四国中部・九州
1月1日から1月7日まで1月1日から1月15日まで1月1日から1月7日と1月15日が混在

寒中見舞いはがきを出す立春を過ぎた場合は、「余寒見舞い」として出します。

送る相手の地域を確認しておくことも大切ですね。

寒中見舞いのはがきと年賀状との違い

寒中見舞いは、明治時代末期ごろから盛んになり始めた古い風習です。

現在の寒中見舞いはがきは、近況を報告しあう季節の挨拶状の意味だけではなく、相手や自分が喪中の場合や、期間内に送りそびれてしまった年賀状の代わりとして出すことも多くなっています。

また、お歳暮やお年賀を渡せなかった相手にお菓子などの品物と挨拶状を添えて渡すこともあります。

寒中見舞いはがきと年賀状の違い
  • 寒中見舞いはがきは、最も寒さが厳しくなる時期に、相手の健康を気遣って送る季節の挨拶状である
  • 年賀状は、年始のお祝いの意味を持つため喪中や単なる挨拶状としては使えない
筆者

同じ季節の挨拶状でも、それぞれが持つ意味が違うため
送る期間に違いがあるのですね。

寒中見舞いはがきと喪中はがきの違い

寒中見舞いはがきは、喪中はがきの代わりとして利用することもできます。

では、喪中はがきと、どのような点が異なるのか比べてみました。

喪中はがき寒中見舞いはがき
送る相手年賀状を交換している人すべてどなたでも
目的年賀欠礼の挨拶季節の挨拶
届ける時期11月~12月上旬
(相手が年賀状の作成を始めるまでに)
1月8日~2月4日
(地域によって差がある)
切手弔事用普通切手普通切手
はがき通常はがき、私製はがき
(切手部分に胡蝶蘭が印字されているもの)
通常はがき、私製はがき
デザインモノクロや薄い色で控えめなデザイン冬をイメージしたもの、季節の風景、植物など

このように比べてみると、送る相手や目的、時期など微妙に違いがあることがわかります。

喪中はがきでは「シンプルで控えめ」がマナーです。

モノクロだけではなく、故人の好きだった花や物、故人の性格を表す色を背景色にしてみるなど、喪中だからといって特に厳しい決まりがあるわけではありません。

しかし派手すぎるのはマナー違反となってしまうため、原色は避け、薄い色合いにしましょう。

筆者

12月に身内に不幸があった場合、喪中はがき
ではなく寒中見舞いはがきを用意しましょう。

シーン別寒中見舞いの4つの文例紹介

続いて、寒中見舞いの文例を4つのシーン別に紹介します。

  • 年賀状をを出しそびれてしまった時
  • 喪中の人へ送る時
  • 喪中はがきの代わりとして出す時
  • 年賀状をいただいた方へ返信する時

年賀状を出しそびれた相手への寒中見舞い

〈寒中お見舞い申し上げます〉                                    早々に新年のご祝詞を頂きながらご挨拶が遅れてしまったことお詫び申し上げます                                              皆様におかれましては良いお年を迎えられましたご様子 心からお慶び申し上げます              厳寒の折 風邪などお召しになられませんようご自愛ください                         今年も宜しくお願い申し上げます                                                              

喪中の人への寒中見舞い(喪中見舞いへの返事)

〈寒中お見舞い申し上げます〉                                     【続柄と故人名】のご逝去の報に接し謹んでお悔やみ申し上げます                    年頭のご挨拶はご遠慮させていただきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか               寒い日が続いておりますが体調など崩されないようお気を付けくださいませ                                        本年もどうぞよろしくお願い申し上げます                                            

喪中のご報告を兼ねた寒中見舞い

〈寒中お見舞い申し上げます〉                                    寒さはこれからが本番ですが皆様にはお変わりございませんか                       昨年〇月〇日に【続柄と故人名】が享年●●にて永眠し 服喪中のため新年のご挨拶を控えさせていただきました                                                 本来ならば旧年中にお知らせ申し上げるべきところ 年を越してのご報告となりましたことを深くお詫び申し上げます                                               この厳寒の折柄 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます                            

年賀状をいただいた方への返信

〈寒中お見舞い申し上げます〉                                     この度はお年賀のご挨拶ありがとうございました                            実は昨年〇月に【続柄と故人名】が他界し年末年始のご挨拶を控えさせていただきました           年末のことでしたのでご通知が遅れましたことお許しください                      本年も〇〇様にとりまして ご健康で実り多い一年となりますようお祈り申し上げます

寒中見舞いなどの挨拶状のマナーでは、句読点はつけないことになっていますので注意しましょう。

寒中見舞いを出す時の3つの注意点

寒中見舞いは、喪中はがきや年賀状の代わりに出すことができますが、3つの注意点があります。

  1. 使用するはがき
  2. 使用する切手
  3. デザイン

これらを下の表にまとめてみました。

寒中見舞いの用途によって、使用できるものとできないものがあるので、ご覧ください。

季節の挨拶として出す場合喪中の挨拶の代わりに出す場合年賀状の代わりに出す場合
通常はがき
私製はがき
普通切手
グリーティング切手
デザイン
(春の訪れを感じさせる草花や冬の風物詩など)
写真

年賀状を寒中見舞いはがきの代わりに使用するのは、避けましょう。                       その理由は、年賀状は「新年のお祝い」寒中見舞いは「季節の挨拶」と、はっきりした区別があるためです。

筆者

同じように慶弔用切手も寒中見舞いはがきでは
使用しないようにしましょう。

寒中見舞いはがきの用途は、季節の挨拶のみではないため、デザインも多種多様です。

作成するときに困らないように、デザインについての注意点をまとめました。

  • 毛糸の手袋や帽子など、温かいイメージがあるデザインがおすすめ
  • 門松や初日の出などのお正月の縁起物や干支は避ける
  • 写真を使用する場合は、季節感のあるものを使用する
筆者

夏の海水浴で撮った写真などは、
寒い冬には季節外れですね。

寒中見舞いはがきを出す時は、時期や内容だけではなく、用途別で使用するはがきや切手などにも気を配る必要があります。

紹介した3つのポイントを押さえれば、相手に失礼のない寒中見舞いはがきが出せますよ。

【まとめ】寒中見舞いはがきはいつまでに出す?出す時期やポイントを紹介!

寒中見舞いはがきをいつまでに出すのかなど、時期や内容のポイントを紹介しました。

それぞれもう一度確認しましょう。

寒中見舞いはがきはいつ出すのか
  • 寒中見舞いはがきは冬の季節の挨拶状である
  • 寒中見舞いはがきは喪中はがきの代わりとして出せる
  • 寒中見舞いはがきを出す時期は、松の内が明けて(1月8日)から立春(2月4日)までだが、地域によって違いがある
  • 立春を過ぎる際は「余寒見舞い」で送る

続いて、寒中見舞いはがきの内容です。

文例は本文に4つ紹介しています。

寒中見舞いはがきの内容は
  • 通常はがき、普通切手を使用する
  • デザインは冬や早春をモチーフにしたものにする
  • お正月の縁起物や干支のデザインは避ける
  • 使用する写真は季節感のあるものにする

喪中はがきとして出す場合は、通常はがきを使用する又は、私製はがきと弔事用切手を使用しましょう。

また、シンプルで控えめなデザインがおすすめです。

冬の寒さが厳しい中、丁寧に書かれたメッセージを受け取ると心が温まりますよね。

寒中見舞いは、年賀状ほどあまり出す機会がないかもしれません。

しかし、寒中見舞いはがきは、年賀状を出し忘れたときや年末に身内に不幸があった場合の挨拶状としても使えます。

はがきやデザインに気を配って失礼のないようにしましょう。

送る機会があった時はこの記事で紹介した内容を参考にして、寒中見舞いはがきを送ってみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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