突然やってくる親の介護と福祉の問題!親の老いをテーマにした映画おすすめ3選!!

自分の親はいつまでも元気でいてほしいと思うもの。

しかし、高齢となると転倒で骨折をし寝たきりになってしまったり、認知症が始まったりという話は珍しくありません。

50代主婦

ついこの前までは元気だったのに、突然介護が必要になり、これからどうしたらいいんでしょう?

突然、親の介護が必要になったとき、右往左往してしまいますよね!

いざというときあたふたしないためにも、介護とは何か?福祉とは何か?老いるとはどういうことなのか?など、基本知識は準備しておきたいものです。

50代主婦

基本知識の準備ってどんなことなのかしら?

介護者となった多くの人は、戸惑う入口だと思います。

例えば、介護保険制度という制度。

この内容はどのようなものかご存知でしょうか?

この制度は、40歳以上になると保険料を払い、介護が必要になったときにサービス料金を自己負担1~3割で利用できるという社会保険制度です。

しかし、保険料を毎月払っているのに、実際に介護が必要になるまで、ほとんどの人がこの制度の内容を知らないのが現状です。

介護や福祉の制度や状況を知らないままでは、その状況に立たされたときに戸惑うのは当然ですよね。

そこで、この記事では親の介護と福祉の問題をテーマにした映画を紹介します。

実際の介護とはどんなものなのか、映像からイメージしやすいですよ。

ぜひとも、参考にしてくださいね。

目次

介護とは?福祉とは?それぞれの意味を知っておこう!

介護と福祉の違いは知っていますか?

50代主婦

どちらも同じなのでは?

そう思っている人も多くいます。

実は介護と福祉には違いがあるんです!

この違いがわかると、より適切な介護を行うことができるようになりますよ。

介護とはどんな意味?

介護とは、食事や歩行など身の回りのことが難しくなった高齢者が自立する支援をしたり、その意思を尊重して生活をサポートしたりすることです。

介護にはデンマーク生まれの「介護の三原則」という基本理念があります!

介護の三原則とは

  1. 生活の継続性
    • これまでの生活を住み慣れた自宅で過ごせるようサポートする
  2. 自己決定の尊重
    • 「どのように生活したいか?」を高齢者自身で決定しそれを尊重する
  3. 残存能力の活用
    • 日常生活の中で身体に残っている機能を活かすことです。

福祉とはどんな意味?

福祉とは、一人一人の普段の生活の幸せを追及することです。

福祉の文字の中にはどちらも「しあわせ」という意味があるんですよ!

「祉」という感じには、めぐり合わせという意味や、幸せのために一人一人が力と知恵をだし合うという仕合せという意味があります。

50代主婦

なんとなくわかったけれど・・・
実際の介護となると想像もつかないわ!

たしかに、そうかもしれませんね。

それでは、そんな介護初心者の方、そして今後の介護を不安に思っている方のために「介護」と「福祉」がイメージできる映画をご紹介したいと思います。

【親の老いがテーマの映画】「介護」と「福祉」をイメージできるおすすめ3選!

人生のどこかで関わる介護!

現実を知るには、実際に介護をしている家族の姿を映したドキュメンタリー映画がおすすめです。

ドキュメンタリー映画をおすすめする理由

  • 過剰な演出や効果が入っていないため、そのリアルさが心にストレートに訴えかける
  • 実際の介護の現実を知ることができる

今回紹介するドキュメンタリー映画はこちらの3選。

  • 99歳母と暮らせば
  • 毎日がアルツハイマー/毎日がアルツハイマー2
  • ぼけますから、よろしくお願いします。

老老介護の時代にはいり、様々な問題や事件がいつ起きても不思議ではない毎日に怖さを感じますよね。

しかし、生きている以上介護する人も介護される人も、共に笑顔で楽しくそして幸せを感じてほしいです。

そんな思いを込めてご紹介させていただきます。

おすすめ映画1:『99歳母と暮らせば』在宅介護のリアルを感じるドキュメンタリー映画

引用:Youtubeシネマトゥデイ

この映画は、当時71歳の監督兼カメラマンの息子・章さんが、介護のために99歳の母親・千江子さんと一緒に暮らすことになったヒューマン・ドキュメンタリー映画です。

在宅介護には、介護者の心身への大きな負担となる様々な不安や悩みがあります。

それは、介護というと3K(危険)(汚い)(臭い)というイメージがあるから……

しかしこの映画は、3Kを感じないほど明るく、ほんわかと介護のあり方を教えてくれるんです。

介護される千江子さんは、よく食べ、よく笑う、ちょっとおちゃめな99歳。

本当に笑顔が素敵な人。

認知症だなんて思えないほどです。

しかしそれゆえに、認知症の症状がわからない他の家族には理解をしてもらえず、厳しく言われたり、叱られたりすることがあったそうです。

それを目の当たりにした章さんは耐え切れなくなり、同居を決意。

それまでの章さんの日常生活は仕事が中心でしたが、決意を固めてからは介護と家事が加わりました。

さぞかし大変だろう!と思いきや・・・千江子さんのおちゃめな行動や失敗にも、章さんは静かに優しく声をかけています。

千江子さんのおちゃめな言動や行動を、半分おもしろがりながらながめているんです。

みゆき

失敗に対して静かに優しく声をかけるのは介護の基本ですね!

50代主婦

わかるけど、「やっかいだな」って思ってしまうときもあります!

突然やってきた介護は「やっかい」なのかもしれませんね。

しかし、この映画の千江子さんと章さんは介護の時間を楽しく生きています。

千江子さんのできる能力を見つけ、家事をしてもらっているんです。

そんな千江子さんも、火にかけた鍋を焦がしてしまうこともあり、章さんは心配しながらも優しく「火事になるよ~」と声をかけます。

千江子さんの反応は「どっか抜けとるね~」とおっとりと答えています。

みゆき

なんと、微笑ましい場面でしょうか!思わず笑ってしまいます。

そんなお二人ですが、便失禁をしたときの章さんは違いました。

少し厳しく叱ったときは、千江子さんはまるで子供のように表情が硬く、目を合わすことができなくなり、失禁を隠すようになりました。

介護のあり方を教わるシーンです。

この映画では在宅介護の日常が垣間見ることができます。

介護の辛さを伝えるのではなく、介護する側もされる側も笑顔いっぱいであってほしいと思います。

章さんと千江子さんが光に向かって手をつないで歩くシーンは、とても微笑ましく心が暖かくなりました。

みゆき

今は、「人生100年時代」
介護する側も介護される側もストレスなく楽しく生きていきたいですね!

おすすめ映画2:【毎日がアルツハイマー】認知症母と娘のケアの赤裸々なドキュメンタリー

引用:Youtubeシネマトゥデイ

この映画は、アルツハイマー認知症の母親・宏子さんと監督兼カメラマンである娘・祐加さんの在宅介護の明るく、笑いのあるドキュメンタリー映画です。

突然やってきた宏子さんの認知症。

祐加さんは介護ために、29年間住んでいたオーストラリアから帰国しました。

映画のはじまりは、バースデーケーキのロウソクを消す宏子さんの姿から。

家族と一緒に楽しい時間、思い出に残るワンシーンのはずが……2週間後の宏子さんは、自分の誕生日会があった記憶をなくしてしまいました。

周りが驚く中、当の宏子さんは歌いはじめます。

「ボケたボケたよ~♬ボケたった~♬」

みゆき

なんとなく「ボケ」は禁句なイメージですよね。
だけど、逆に自分でおどける宏子さんにびっくりしました!

さらに娘の祐加さんも、ひるむことなく楽しみながらカメラを回しています。

それは多くの人が嫌がる、粗相をした場面でも同じです。

祐加さんの表情には怒りもなく、顔をしかめることもないのです。

ほとんどのシーンで聞くのが「ヒェ〜」とおどけて声にしている場面。

映画を見ると、祐加さんは認知症や介護をマイナスではなくプラスと捉えていることがわかります。

みゆき

認知症になった母親を笑顔でみていられる娘さんも素晴らしい!
楽しく介護ができたら幸せだわ!

この映画は、1作目と2作目があります。

どちらも「介護とはどのようなものか」を客観的に映しつつ、笑顔が多い認知症介護のヒントを学べます。

ぜひご覧くださいね。

おすすめ映画3:『ぼけますから、よろしくお願いします。』苦難を乗り越え!たどりついた「夫婦のかたち」のドキュメンタリー映画

引用:Youtubeシネマトゥデイ

この映画はタイトルが面白いですね。

でも、実は奥深い理由があります。

このタイトルは、映画の主人公・文子さんから実際に出た言葉です。

新年の挨拶に「あけましておめでとうございます」と始まるところ……

「今年はぼけますから、よろしくお願いします」と宣言したそうです。

もとからブラックユーモアで周りの人を笑わせてきた文子さん。

カメラマンである娘・直子さんが、おちゃめな母親の魅力を表しているとタイトルに使いました。

みゆき

なんて素敵なお話!愛がいっぱいですね

文子さんはアルツハイマー型認知症と診断されます。

アルツハイマー型認知症というのは、脳の一部が縮んでいくことによりもの忘れを引きおこす病気です。

家事全般を行うのが難しくなり、介護が必要になってきます。

そんなときに立ち上がったのが、文子さんの旦那様・良則さん。

当時文子さんは87歳、良則さんは93歳なので「老老介護」となります。

「おっかあの事は、わしが看る。あんたはあんたの仕事をしたほうがええわい」と、仕事を辞め実家に帰るか悩む娘へのセリフは、とても考えさせられます。

老老介護の中にみえる、夫婦のかたちと家族愛が溢れている映画です。

みゆき

老老介護が増えている現在ですが、やはりそこには思いやりの心があります。
心が暖かく感じますね!

突然やってくる親の介護と福祉の問題!おすすめ映画まとめ

介護や福祉は頭ではわかっているつもりでも、突然やってくると戸惑い、どう行動してよいのかわからなくなります。

日本は「高齢化社会」と「老老介護社会」に入っています。

介護について周りに相談することができず、孤独を感じる人も多いです。

そんな時、ドキュメンタリー映画はあなたの悩みに共感してくれます。

また、他の人はどのように問題うを乗り越えているのかを知ることで、現状の問題に対処できるヒントになるかもしれません。

親の介護をテーマにしたおすすめ3選

  • 99歳母と暮らせば
  • 毎日がアルツハイマー/毎日がアルツハイマー2
  • ぼけますから、よろしくお願いします。

ドキュメンタリー映画は同じ悩みや苦労、経験をしているからこそ大きな知恵と勇気を与えてくれます。

ぜひ、視聴してみてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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