傾物語?なんて読むの?
「傾物語」は、傾物語【かぶきものがたり】と読む西尾維新さんの小説です。
あなたは「<物語>シリーズ」という言葉を聞いたことがありますか?
日常に潜む「怪異」と呼ばれる不思議な存在。
そんな怪異に取り憑かれてしまった少女たちと主人公の物語が<物語>シリーズです。
傾物語も<物語>シリーズの中の一作品で、アニメ化もされています。
この記事では、傾物語のあらすじや登場人物、数多くある<物語>シリーズの時系列をご紹介します。
<物語>シリーズを作品内の時系順に読むと、また別の楽しみ方がありますよ♪
あなたも一緒に傾物語の世界に飛び込みましょう♪
傾物語の傾(かぶき)とは!?作者・西尾維新さんはどんな人?
傾物語(かぶきものがたり)は、<物語シリーズ>セカンドシーズンの第2弾。
ヒロインのひとり、八九寺真宵(はちくじまよい)にまつわるお話になっています。
傾物語(書籍)のご紹介
- タイトル:傾物語
- 著者:西尾維新
- 出版社:講談社
- 刊行日:2010年12月25日
傾物語の「傾(かぶき)」とは?
タイトルになっている傾物語の「傾(かぶき)」とはどういう意味なのでしょうか?
傾(かぶき)の意味は
- かたよった異様な風俗や行動
- 特定の物事に集中する
- 異風を好み派手な身なりをして、常識を逸脱した行動に走る者たち
- 世界線を斜めに傾けてしまった者たち
傾には、かたよった異様な行動をとり世界線を斜めに傾けてしまった者たちという意味が込められているのですね。
作者・西尾維新さんはどんな人?
続いて、作者である西尾維新さんについてご紹介します。
西尾維新(にしお いしん)さんは、小説家、漫画原作者、脚本家と幅広く活躍されています。
2002年に「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」という作品で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー。
その後、「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言使い」を「戯言シリーズ」の最初の作品としてシリーズ化しました。
メフィスト賞とは、講談社が発行している「メフィスト」という文芸雑誌から生まれた公募文学新人賞です。
未発表である小説を対象にした新人賞。
2009年、西尾維新アニメプロジェクトが始動し、現在も活躍されています。
- 「クビキリサイクル青色サヴァンと戯言遣い」等の戯言シリーズ
- 「零崎双識の人間試験」等の人間シリーズ
- 「化物語」等の<物語>シリーズ
- 「刀語」の総称、刀シリーズ
- 「掟上今日子の忘備録」等の忘却探偵シリーズ等
傾物語のアニメ展開
<物語>シリーズは、アニメや映画化もされるほど人気作品です。
傾物語はセカンドシーズンの第2弾に含まれています。
傾物語のサブタイトルは、「まよいキョンシー」。
このシリーズでは、サブタイトルに含まれているキャラクターがナレーションをして物語が進んでいくことが多いです。
しかし今作品は、そのルールから外れ、主人公である阿良々木暦が語り手となり物語が進行していきます。
テレビアニメ放送期間は、2013年8月17日~2013年9月7日、全4話で展開されています。
アニメを見てから小説を読む人も多いそうですよ。
アニメも迫力があって素敵です♪
【傾物語】傾物語の気になるあらすじとメインキャラクターのご紹介!
続いて、こちらでは傾物語のメインキャラクターと物語のあらすじについてご紹介します。
傾物語は、サブタイトルが「まよいキョンシー」となっていることもあって、真宵が表紙を飾っています。
躍動感溢れる真宵がとてもかわいらしいですよね♪
そして、真宵と切っても切り離せない車と横断歩道も背景に描かれていますね。
傾物語のメインキャラクターは?
傾物語に登場するメインキャラクターをご紹介します。
<物語>シリーズには多彩なキャラがでてきますが、あなたがお好きな人物はだれでしょうか?
私は、忍野忍ちゃんが大好きです♪
今作品では、メインキャラクターとして阿良々木暦、忍野忍、八九寺真宵の3人が登場します。
阿良々木暦(あららぎ こよみ)
<物語>シリーズ全体の主人公です。男。
私立直江津高校三年生ですが、春休みの出来事によって不死身に近い体になってしまいました。
忍(キスショット)とは運命共同体。
優しくお人よしな性格な面もあり、怪異の被害を受けた少女たちを救っています。
作中では基本的にツッコミ役で、四字熟語や普段使わない単語をよく使用します。
今作品では、友人である真宵を救うため行動を起こすところから物語がスタートします。
忍野忍(おしの しのぶ)
「鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼」の異名を持つ、元人間の吸血鬼です
当時の名前はキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。
古風な口調で話すことが特徴的ですが、ミスタードーナツが大好物という意外な一面も。
現在は幼女の姿になっており、吸血鬼の力を使って暦とタイムスリップをします。
八九寺真宵(八九寺 まよい)
迷子の少女です。
ツインテールに大きなリュックサックを背負っているのが特徴。
人見知りで言葉遣いは丁寧ですが、毎回暦の名前を言い間違えます。
その正体は11年前に交通事故で亡くなって怪異になった浮幽霊。
小学生の頃に亡くなりましたが……
傾物語の気になるあらすじ
夏休みが残り1日となり、宿題をしていないことに暦は気づきます。
忍に泣きつき、忍の力で1日前にワープしようとしました……が、なんと11年前に来てしまいます。
11年前といえば、八九寺真宵が交通事故で亡くなる前。
暦は「真宵の死を先送りにすることで、怪異にならないのではないか?」と考えます。
怪異にならなければ、未来で彼女に会うことはできなくなります。
しかし、親友に出会えなくなることを承知で暦は真宵を助けることに。
しかし、真宵を助けて話はそれで終わりではなかったのです。
11年後の現在へタイムワープして戻ってきた二人。
目に飛び込んできたのは、すっかり変わってしまった街の様子でした。
街にはゾンビがたくさんうろつき、生きている人間が見つかりません。
果たして二人はどうなるのでしょうか!?
傾物語を更に楽しめる!<物語>シリーズを時系列に読んでみよう
たくさんの物語が生まれている<物語>シリーズ。
発売日順に読み進めるのも楽しみ方のひとつ。
ですが、時系列順に読み進めるのも、また別の楽しみ方のひとつです。
時系列順に読み進めると、更に理解が深まりますよ。
<物語>シリーズは5部構成
<物語>シリーズは5部構成です。
あなたはいくつの作品をご存じでしょうか?
ファーストシーズン
L「化物語(上・下巻)」、「傷物語」、「偽物語(上・下巻)」、「猫物語(黒)」
セカンドシーズン
L「猫物語(白)」、「傾物語」、「花物語」、「囮物語」、「鬼物語」、「恋物語」
ファイナルシーズン
L「憑物語」、「暦物語」、「終物語(上・中・下巻)」、「続・終物語」
オフシーズン
L「愚物語」、「業物語」、「撫物語」、「結物語」
モンスターシーズン
L「忍物語」、「宵物語」、「余物語」、「扇物語」
「傾物語」はセカンドシーズンのふたつ目にあたります。
傾物語はどこ?<物語>シリーズ時系列順
続いて<物語>シリーズの時系列を順番にご紹介します。
- 傷物語
- 猫物語(黒)
- 化物語
- 偽物語
- 傾物語
- 鬼物語
- 猫物語(白)
- 終物語(中)
- 終物語(上)
- 囮物語
- 恋物語
- 憑物語
- 暦物語
- 終物語(下)
- 続・終物語
- 花物語
時系列順にすると、傾物語は偽物語の後日で鬼物語の直前ということになりますね。
こうして並べると、たくさんの物語があることがわかりますね♪
ぜひあなたも、<物語>シリーズを時系列順に楽しんでみてくださいね。
【傾物語】かぶきの意味とは!?あらすじや時系列もご紹介!まとめ
傾物語(かぶきものがたり)は、<物語>シリーズのセカンドシーズンの第2弾。
八九寺真宵にまつわるお話です。
傾物語は
- 傾(かぶき)には、かたよった異様な風俗な行動をとり世界線を斜めに傾けてしまった者たちという意味が込められている
- 作者の西尾維新さんは、小説家、漫画原作者、脚本家として活躍されている
- アニメ化もされており、全4話で構成されている
傾物語のメインキャラクターは、阿良々木暦、忍野忍、八九寺真宵の3人。
物語のナレーションは阿良々木暦が担当しています。
傾物語の時系列は
<物語>シリーズは発売日と作中時系列が同じではありません。
傾物語は偽物語の後日で鬼物語の直前にあたります。
西尾維新さんの作品はどれも素敵な世界観で、どんどん惹きつけられますよね。
傾物語はもちろん、他の作品もとても魅力的です。
よろしければぜひ、傾物語の世界へ飛び込んでみてくださいね♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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