「保育園に入ると病気ばかりで最初はまともに仕事に行けないよ。」
子どもの保育園入園を控えたみなさま、こんな言葉を聞いて心配になっていませんか。
「また発熱。一体いつまで続くんだろう・・・。」
0歳児や1歳児クラスの子どもを持つみなさま、こんな風に思ったことはありませんか?
子ども2人を0歳6カ月から保育園に預けていた私も、
子どもの具合が悪くなるたびに何人もの先輩ワーママに、
「子どもはだんだん強くなるから、たとえお金がかかったとしても今は耐えるときよ」
とアドバイスされ、励まされました。
その時は目の前でつらそうにしている我が子と、飛ぶように出ていくお金にくじけそうになりましたが、やっぱりその言葉は本当だったと、長男が卒園した今、思っています。
そこでこの記事では、現在小学校1年生になった長男が、
- 保育園時代の6年間、どれだけ休んだかを分析
- 病気時の対応
- 病気にかからない工夫
をお伝えします。
入園後はこんな感じになるよ、という見通しが立つお手伝いができれば幸いです♪
保育園に入ると病気ばかり?登園状況と親の欠勤
我が家の長男は9月生まれです。
お誕生日順の出席番号も真ん中、身長・体重は成長曲線のちょうど50%に合わせて成長している平均ボーイです。
そんな長男の0歳児~4歳児クラス(年中)までの登園状況は以下の通りです。
(年長の時は、新型コロナウイルスによる登園制限があったため載せていません)
0歳児クラスの時には235日の登園予定日のうち、およそ20%にあたる48日間を欠席していました。
連絡帳を読み返すと、登園している日であっても「鼻水の薬を飲んでいます」「抗生剤を飲んでいます」という報告がとても多かったです。
ちなみに次男の場合は、0歳児クラスの時に2回入院しています。
どうしても休めない仕事があった日は、病室から通いました。
肉体的にもつらかったですが、何より精神的にとてもつらかったです。
そして大変な0歳児クラスを乗り越えて、入園から1年経った1歳児クラスの時。
お休みは年間で25日といきなり半減、薬を飲んでいる日も激減していました!
2歳児クラスになると、3ヶ月間連続で欠席ゼロなんて時もありました。
(2歳児クラスの時は、病気ではなくて大きなケガをしてしまい5日間休んでいます。)
3歳児クラス(年少)の時は、12カ月中8カ月間は皆勤賞。
4歳児クラス(年中)の時は、10カ月間が皆勤賞でした。
5歳児クラス(年長)の時は、新型コロナウイルスによる登園制限などもあったので例年とは状況が違いますが、なんと、一度も発熱しないまま卒園しました!!
病気によるお休みは、ちゃーんと年々減っていましたよ!
本当に元気になったなぁと日々実感しています。
もちろん個人差はありますが、長男のクラスメイトもみんな同じ感じです。
下の子がいないママ達は有給余っているから消化しないと~。と言っています!
欠席理由は?
最も欠席が多い0歳児クラスのときには、次々と新しい細菌やウイルスに感染しました。
最初は親も毎回、えっ何その病気!?と慌てますが、年齢があがるにつれて「あぁそれね」という感じになります(笑)
我が子や周囲が感染していた主な病気は、次の通りです。
慢性的に繰り返す病気編
- 中耳炎
- 喘息
- おむつかぶれ(抗生剤を飲むと便が緩くなる)
メジャーな(?)病気編
- ただの風邪や胃腸炎
- ノロウイルス(一家全滅しました)
- ロタウイルス(一家全滅情報あり)
- アデノウイルス(一家全滅情報あり)
- インフルエンザ(一家全滅しました)
- RSウイルス(入院者多発。次男も入院しました)
- 溶連菌
- ヘルパンギーナ
- 手足口病(1歳児クラスの時に大流行)
マイナーな(?)病気編
- 川崎病(1歳児の時にクラスメイトが。かなり長く入院していました)
- ヒトメタニューモウイルス(1歳児クラスの時に大流行)
- ヒトパレコウイルス
- ヘルペス性歯肉口内炎(長男3歳の時。かなり痛そうでかわいそうだった)
ぱっと頭に浮かんだだけで、こんなにたくさんありました。
メジャー編にかいた病気は、長男も次男もほぼコンプリート、ものによっては数回かかっています。
ウイルスが特定されるほどではない風邪や鼻水も、低年齢の方が圧倒的に多いです。
長男の場合、3歳児以降の病気は、インフルエンザなど原因が特定できる流行の感染症のケースばかりです。
発熱のタイミングとしては、夕方や夜に「あれ?熱い?」と感じてから、あれよあれよという間に具合が悪くなることが多いです。
私は今も夜中にふと目が覚めて、こどもの首元に手を当てて熱がないかを確認することが習慣のようになっています。
欠席だけではなく通院による遅刻や早退もあなどれない
上のグラフには反映されていない、通院による遅刻や早退も年齢が小さいほど多くあります。
予防接種や3歳児健診など、多くの病院では昼間に別枠で時間を設けているので、そのためにも仕事を休まなくてはなりません。
我が家では長男が1歳前後の時、中耳炎に苦しめられました。
子どもは顔が小さく、鼻と耳の距離が平行気味なうえに近いので、鼻水が逆流して中耳炎になりやすいのだそうです。
抗生剤を処方されて、3~7日後にまた受診、途中鼻水がたくさん出るときには随時鼻水を吸ってもらいに受診・・・などと、通院による遅刻早退も多くあります。
鼻水は、自宅に電動鼻水吸引機を買ったらかなり楽になりました!
保育園児のマストアイテムだと思います!
この中耳炎は、1歳3カ月頃の冬を境になぜか全くならなくなりました。
また次男の場合は、喘息やおむつかぶれでの通院もありました。
また、ウイルス性の疾患は、ただただウイルスが排出されるのを待つのみですが、慢性的な病気だと家庭でのケアも重要になり、親の負担は大きいです。
かわいそうなのは子どもだと頭では分かっていても、親も結構心が折れます。どうかひとりで抱え込まないでくださいね。
自分の病気でまさかの欠勤!
私は大人になってからほとんど風邪は引いたことがなかったのに、子どもからのウイルスはまぁうつるうつる・・・。
しかも、当の子どもよりも大人の自分の方が重症なことの方が多いのもあるあるです。
子どもの病気で仕事を休むことが増えるのは覚悟していましたが、まさか自分の病気でこんなに休むことになるとは・・・という感じでした。
長男が保育園に入園した4月、私は2回39度の熱でダウン。
胃腸炎で夜通し嘔吐を繰り返したときは、あまりの辛さに泣きそうになりました。
アデノウイルスが目にうつったときには、3カ月ほどコンタクトが入れられずに眼鏡生活を強いられました・・・。
ぜひ、自分が病気になったときに、子どもの世話はどうする?というのも備えておくことを強くおすすめします。
とはいえ、祖父母まで巻き込んで全滅しているおうちもありましたのでお気をつけて・・・。
いつ倒れてもいいように、レトルト食品・スポーツドリンクは多めにストックしておきましょうね!
保育園に入ると病気ばかり?病気になったときの対策はコレ!
長男は、0歳児クラスの時に48日間保育園を休んでいますが、これは特別に多い数字ではありません。
ですので当然、ひとりで頑張ろうとしたら有給なんて全く足りません。
私の場合は週に決まった数日と出張の日は絶対に休めなかったので、なるべく多くの手段を確保しました。
長男が入園してからの5年間に私が登録・利用した病気対応方法は、以下の通りです。
・夫婦のどちらかが休む
・県外の祖母を頼る
・県外の親戚(きょうだい、叔母)を頼る
・市のファミリーサポート、緊急サポートの登録・利用
・公立の病児保育の登録・利用
・私立の病児保育の登録・利用
・民間のベビーシッター会社の病後児保育サービスの利用
・民間の病児保育専門ベビーシッター会社の登録(使わなくても月会費を払う)
書き出してみると、我ながらすごいですね・・・。
県外の親に、今から来てくれと朝4時に電話をかけたこともあります。
外注サービスは、それぞれの登録自体がとっても手間でしたが、使わなかったらとても乗り切れませんでした!
使いやすい場面や費用はそれぞれ違いますので、使えるサービスはとりあえず登録しておくことをおすすめします。
もちろん、このような外注サービスを一切使わない家庭も多いです。
頼れる人がいるかどうかや、職場環境などによって休みやすさは全く変わってきますので当然ですよね。
とはいえ、ママだけが休んで乗り切るのは、特に0歳児クラスではさすがに無理があります。
周囲に頼れる人がいない場合には、ぜひサービスに頼る心積もりをしたほうがいいと思います。
病児保育の先生もベビーシッターさんも、みんな優しかったです。
子どもだけでなくて、私もどれだけ助けられたかと感謝の気持ちしかありません。
読者さまの想いに寄り添ってくれる対応方法が見つかりますように。
子どもの病欠を少なくするためにできる工夫
病気の子どももかわいそうだし、自分も仕事は休みたくない。
つまり、できるだけ感染症にかからないようにしたいものです。
今年、みんなが新型コロナウイルスに気を付けるあまり、その他の感染症でも患者さんが激減していることをご存知でしょうか。
感染症は「感染」と言うだけあって防げるのです。
長男は0歳児クラスの時こそ48日休みましたが、
クラスメイトのママたちからは「長男くんは身体が強い」と評されるくらいには、具合が悪くなる頻度が低いようです。
そこで、医師のママや先輩ママたちから教えてもらい、効果がある!と実感していることを2つご紹介します。
帰ってきたらそのままお風呂へ直行
帰宅後、リビングには入らせずにそのまま洗面所→お風呂コースです。
浴槽は、身体を洗いながら・中に入りながらお湯を溜めています(笑)。
保育園や外で身体に付着したウイルスはすぐに洗い流してしまいましょう。
実はこれ、感染症予防だけではなくて、ワーママにはいいことずくめなんです。
なぜなら、
- 「手はお風呂の中で洗えばいいから服脱いで〜」と言えるので、地味に手洗いの時間が省略できる
- 一度リビングに入り、テレビを付けちゃったり遊び始めたりすると、そこからお風呂に促すのは大変
- 帰宅後すぐに洗濯物が出るので、早めに洗濯機が回せる
- 子どもが大きくなれば、湯船で遊んでいる間に炊飯器のスイッチを押したりレンジでチンしたりと、夕飯の準備を進められる
帰宅後の慌ただしい時間がすごくスムーズになるので、これはとってもおすすめです!
出来る限り早め・長めに休む
一見仕事を休みたくないのと矛盾するようですが、
- 咳や鼻水が悪化したかな?というタイミングで1日休むと、発熱しない場合がある
- 解熱後追加で一日休むとぶり返しが少ない
ということがあります。
熱が下がった直後は体力も免疫力も落ちているので、登園すると疲れてまた熱が出たり別のウイルスに感染しやすくなります。
早め・長めに休むようにすることで、トータルの欠席日数を減らせるんです。
とはいえ、まだ熱が出ていないのに・熱が下がっているのに仕事を休むはなかなか難しいこともありますよね。
我が家の場合、長男の時には具合が悪いときはなるべく休ませられたのですが、次男の時には難しい事も多かったです。
でもその結果、RSウイルスをこじらせて入院させてしまったことを、今でも後悔しています。
また、この方法をとると保育園からのお迎えコールが格段に少なくなります。
早退こそ難しい!という仕事の方には特におすすめです。
実は長男、保育園からのお迎えコールは、5年間で0歳児クラスの時にたった1度あっただけなんです。
保育園に入ると病気ばかり?まとめ
保育園入園後にどれくらい病気をするのか、病気になったときの対応策、病気予防の工夫についてお伝えしました。
・0歳、1歳児クラスのときにはたくさん病気をするけれど、年々強くなるのは本当
・親にもうつるので要注意
・病気の時に頼る先は複数見つけておくとよい
・保育園からの帰宅後はお風呂に直行しよう
・具合が悪いときには出来る限り早め・長めに休ませるとトータルで欠席が減るかも
ただでさえ仕事復帰してバタバタの毎日の中、子どもの体調不良は親の精神ダメージも大きいですよね。
それでも、たくさんの先輩や仲間が同じ経験をして同じ気持ちになり、乗り越えています。
私は次男が入院したとき、担任の先生が「実は私も同じ経験がある。でも今ちゃんと子どもは元気だよ」と励ましてくださったことに、どれだけ救われたかわかりません。
つらい気持ちや不安な気持ちは周囲に話していくことで、読者さまもきっと乗り越えられます。
私も応援しています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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