ヘアドネーションで後悔したくないなら美容院選びがポイント!失敗しないオーダー法とは

ヘアドネーションで公開したくないなら美容院選びがポイント!失敗しないオーダー法とは

ヘアドネーションとは、病気やけがなどで髪を失ってしまった子どものために「メディカル・ウィッグ」という医療用のかつらを作る目的で髪の毛を寄付することをいいます。

長年伸ばし続けてきた髪を切るなら、ヘアドネーションをして社会貢献したいと思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、ヘアドネーション後に「失敗した…」と後悔してしまう方も少なくないようです。

今回はヘアドネーションで後悔しないための知識や美容院選び、失敗しないオーダー法などを紹介します。

目次

ヘアドネーションで後悔してしまう理由とは

ヘアドネーションで後悔してしまう理由は以下の3つです。

  • ヘアドネーション用にカットしてもらえなかった
  • ヘアドネーション後の髪がまとまりにくい
  • 短い髪型が似合わなかった

では、それぞれ解説していきます。

ヘアドネーション用にカットしてもらえなかった

ヘアドネーション用にカットしてもらえなかった原因としては、事前に担当の美容師さんに「ヘアドネーションをしたい」と伝えずにカットしてしまったことが挙げられます。

ヘアドネーションする髪は、カビや雑菌などで傷まないように乾燥している状態でカットすることが条件です。

普通にカットだけをお願いすると霧吹きやシャンプーをされてしまい、ドネーションカットができなくなってしまいます。

なぜなら、髪をブローして乾かしてからカットしたとしても内部は湿っていて、カビや雑菌の繁殖を引き起こしてしまうからです。

したがって、切る前にシャンプーされてしまわないように、必ずヘアドネーションしたいと伝えましょう。

ヘアドネーション後の髪がまとまりにくい

髪を短くすると今まで感じなかったクセが出てくることがあります。

なぜなら、ロングヘアのときは髪の重みでクセもなくまとまっていても、ショートにすると短く軽くなるため髪が広がったりハネたりするからです。

はねたりクセのできやすい短い髪型のセットは時間がかかるので、外出前にはイライラしますよね。

カットした後のまとまりをよくするには、前日の夜に髪の毛をしっかりケアすることが大切です。

短い髪型が似合わなかった

ロングヘアからショートヘアにするとガラッと印象が変わり「なんだか似合わない…」と感じてしまう方もいるようです。

ドネーションの髪は最低でも31㎝必要ですが、余裕をもって伸ばしておくと安心ですね。

ヘアドネーションで後悔しないために知っておきたいこと

ヘアドネーションで後悔しないためのポイントをそれぞれ解説していきます。

  • 髪の長さに余裕を持たせる
  • カット前にヘアドネーション希望と伝える
  • ヘアドネーションに対応している美容院を選ぶ
  • セルフカットするときの注意ポイント
  • ヘアドネーションの送り先の団体を見極める

具体的にみていきましょう。

髪の長さに余裕を持たせる

カットした後の仕上がりのラインを考えて、髪の長さに余裕を持たせることが大切です。

ヘアドネーションをした後、髪を整えるために仕上げのカットをするので、最終的にはヘアドネーションで切ったラインよりも短くなります

具体的には、ドネーションする長さ+最低でも3㎝(31㎝ギリギリなら34㎝)くらいを目安にしましょう。

可能であればボブができる長さまで伸ばすことをおすすめします。

カット前に「ヘアドネーションをしたい」と伝える

美容院でヘアドネーションをするなら、事前にヘアドネーション希望であることを美容師さんに伝えましょう

ヘアドネーションのカットは普段のカットと異なり作業工程が増えるため、事前に伝えることが重要です。

カット前に霧吹きで髪を濡らされたりシャンプーされたりしてしまうとヘアドネーションができません。

また、カット後はどんなスタイルにするかなどについて、しっかりカウンセリングをしておくと安心です。

ヘアドネーションは髪を寄付して終わりではなく、切った後の生活もより気持ち良いものになって初めて、善意と社会貢献になります。

カット後のヘアスタイルにも満足したいなら、念入りなカウンセリングが必要です。

ヘアドネーションを取り扱っている美容院を選ぶ

ヘアドネーション用の髪は、十分な長さがあることと完全に乾燥していることが求められます。

ヘアドネーションに必要な条件でカットをしてもらうためには、ヘアドネーションの活動に賛同している美容院を選ぶことが重要です。

賛同している理美容院はヘアドネーションを主催している、以下の3団体のホームページから検索できます。

ヘアドネーションの主催団体
  • JHD&C
  • つな髪
  • NPO法人HERO

それぞれの団体活動に賛同し、ウィッグカットに対応している美容院はヘアドネーションの条件を理解しているので初めての方でも安心です。

行きつけの美容院でカットしたい場合

いつも行っている美容院でカットする場合は、ヘアドネーション用のカットができるか、美容師さんに知識があるのかを確認しておく必要があります。

行きつけの美容院にヘアドネーションの知識があるなら、美容師さんのカウンセリングを受けながら髪を伸ばしていきましょう。

セルフカットするときの注意点

ヘアドネーションは自分でカットした髪を送ることもできます。

美容院に行く時間がない方やできるだけ早く寄付したい方はセルフカットという方法もあります。

カットの順番は以下の通りです。

セルフカットの方法
  • 毛束の断面をきれいにカットできる太さの毛束を6~8本作る
  • ヘアゴムで30㎝以上の位置でしっかり束ねる
  • ヘアゴムの1㎝以上の部分をカットする

セルフカットで注意するポイントは次の3つです。

  • カットする髪の毛の採寸に気を付ける
  • 小分けした毛束は少なめにする
  • 後ろ髪は家族や友人に切ってもらう

ゴムで束ねた全体の長さは31㎝以上になるようにしましょう。

31㎝に満たなかった場合は医療ウイッグとして使用されなくなってしまいます。

輪ゴムで小分けした毛束は細かく薄く厚みがでないようにすることが大切です。

毛束の厚みがあるとカットの際に斜めになるなど、きれいに切れないことがあります。

カットしやすい太さの毛束になるように、自分の毛量を調節しながらまとめてくださいね。

自分から見えない後ろ髪は自分で採寸することが難しいですよね。自分の感覚でカットをしてしまうと失敗の原因になってしまいます。

後ろ髪は家族や友人に頼んで切ってもらえば、髪の長さもしっかり測ってもらえるので安心です。

セルフカットのデメリット

セルフカットのデメリットは、ドネーション用の髪を切った後のヘアスタイルが決まらないことです。

自分でカットした後は切りっぱなしのガタガタの毛先の状態になってるので、このままだと日常のヘアスタイルに支障が出てきます。

手先が器用な家族がいるのであれば、毛束をカットした後も切りそろえてくれますが、やはりプロの美容師さんには適わないですよね。

後悔することなくヘアドネーションカットをするには、最初から美容院でお願いしたほうが二度手間にならないのでおすすめです。

ヘアドネーションの送り先となる団体を見極める

個人でヘアドネーションをした髪を郵送する際は、毛髪をだまし取る、なりすまし業者に注意してください。

例えば、信頼できる団体になりすましてSNS上でヘアドネーションをしたい人に対し、自分達の団体に髪を送るように依頼したケースが報告されています。

各ホームページで活動内容や理念などを調べて、信頼性が高く賛同できる団体を見極めることが重要です。

ヘアドネーションに必要な31㎝以上の髪の長さになるには2年10か月も必要です。

大切にケアしてきた髪の毛が詐欺業者の金儲けに利用されないように注意しましょう。

ヘアドネーションで髪を切りすぎたときの対策

ヘアドネーションで髪を切りすぎてしまった場合の対処法をご紹介します。

スタイルに合ったパーマやカラーをする

ヘアドネーションで髪を切りすぎてしまったときは、スタイルに合わせてパーマやカラーをするのがおすすめです。

ショートスタイルやボブスタイルの方で、切りすぎて男の子っぽくなってしまったらパーマをしてみるのも一つの方法です。

パーマをかけることで女性らしい丸みのある柔らかいスタイルにできます。

カールしておしゃれ感をプラスすれば、短くなってしまったスタイルが女性らしく華やかになります。

また、ハイライトを全体にいれたり、イヤリングカラーという、もみあげの毛のみをブリーチして染めるデザインカラーもおすすめです。

デザインカラーを入れることによって一気におしゃれ度がアップしますよ。

エクステをつける

髪を切りすぎて、ヘアスタイルがどうしても気に入らない場合は、即日髪が伸びたように見せるエクステという方法があります。

エクステは編みこんで髪につけるので手間やお手入れが大変な印象ですが、現在は地毛にシールで貼り付けるシールエクステが主流となっています。

取り付け、取り外しは通常のエクステより簡単なのでおすすめです。

エクステは自分のヘアカラーにしっかり合わせることができるので、どうしても我慢できない人にとっておすすめの方法です。

ヘアドネーションはポイントを押さえて後悔回避!

ヘアドネーションで後悔するポイントは3つです。

  • ヘアドネーション用にカットしてもらえなかった
  • ヘアドネーション後の髪がまとまりにくい
  • 短い髪型が似合わなかった

ヘアドネーションで後悔したくないならポイントを押さえたカットが大切になります。

ヘアドネーション後悔回避のポイント
  • 髪の長さに余裕を持たせること
  • カット前に「ヘアドネーションをしたい」と伝えること
  • ヘアドネーションに対応している美容院を選ぶこと
  • セルフカットは失敗しない方法を知ること

それでも切り過ぎたときは、パーマやデザインカラー、エクステなどを試してみましょう。

また、ヘアドネーションの送り先となる団体は、ホームーページなどで信頼性が高い団体を探してくださいね。

日本でヘアドネーションを主催しているのは以下の3団体です。

ヘアドネーションの主催団体
  • JHD&C
  • つな髪
  • NPO法人HERO

ヘアドネーションは人の役に立ちたいという気持ちから行う立派な社会貢献です。寄付する方もできるだけ後悔しないようにしていきたいですよね。

あなたもヘアドネーションで社会貢献をしてみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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