読者さまは「フキハラ」という言葉をご存知ですか?
フキハラはハラスメントの1つかしら?
「フキハラ」は不機嫌ハラスメントの略です。
えっ不機嫌がハラスメントになるの?なんでもハラスメント扱いし過ぎじゃない?
このように思った方もいらっしゃるでしょう。
「フキハラ」は単なる不機嫌とは違います、そしてとても身近でおきています。
「フキハラ」がハラスメントだと知らずに被害にあっている人もいます。
また、自分も「フキハラ」しているかも、とドキッとした方もいるのでは?
そこでこの記事では、
- 「フキハラ」とは
- 「フキハラ」されたときの対策
- 「フキハラ」しなためにできること
「フキハラ」について解説しています。
この記事を読めば「こんな人いるよね」「自分もフキハラしているかも」と読者さまの周りでおこっている「フキハラ」に気づけます。
「フキハラ」を理解して対策しましょう。
ご自分の周りを思い浮かべながら最後までお読みください。
フキハラとは?
不機嫌ハラスメント略して「フキハラ」とは
- 不機嫌な態度で特定の相手を委縮させる
- 不機嫌をアピールして周りの人に不快な思いをさせる
- 過剰に気を遣わせる
不機嫌ハラスメント「フキハラ」は、ただ不機嫌になることではありません。
不機嫌を過剰にアピールする態度で、周りを不快にさせる行為が「フキハラ」になります。
「フキハラ」にあたる行為には以下のようなものがあります
- 突然機嫌が悪くなる
- 不機嫌な態度をわざと見せてくる
- 自分にだけ挨拶を返さない
- 大げさに何度もため息をつく
- 舌打ちをする
- モノに当たる
- 理由を聞いても「別に」といわれる
- 無言
あなたの周りにこのような人はいませんか?
理由もわからないのに不機嫌な態度をとられたら、たまったものではありませんよね。
そんなとき自分の身を守るための対策がわかっていれば安心です。
次は「フキハラ」されたときの対策を考えていきましょう。
「フキハラ」されたときの対策
フキハラされたら、どうすればいいの?
フキハラしている人は自分で気が付いていない場合が多いから、本人に自覚してもらえたら対策になるわね。
「フキハラ」している人には、不機嫌な態度が周りの雰囲気を悪くしていると気づいてもらう必要があります。
そのうえで自身の不機嫌の原因を突き止めてもらわなければなりません。
しかし、あなたから「フキハラ」を指摘するのが難しい場合もありますよね。
職場での対策と家庭での対策を分けて紹介します。
「フキハラ」されたら?職場での対策
実際に私が職場で受けた「フキハラ」です
上司が不機嫌に出勤してくると朝の挨拶から無視されます。
聞こえていないのかと思いもう一度挨拶すると「何度も言うな!」と怒鳴られました。
朝から怒鳴られては嫌な気持ちになりますよね。
周りの空気も凍り付きました。
上司の機嫌一つで職場の雰囲気がガラッと変わってしまいます。
あなたが職場で「フキハラ」されていると感じたら自分で何とかしようとせず「フキハラ」する人よりも上の立場の人に相談しましょう。
職場の責任者は「フキハラ」している人へ指導する必要があります。
- フキハラが起きている原因究明
- 周囲にどのような影響があるのかを説明する
- 配置転換などでフキハラしている人とされている人の接触を避ける
- ハラスメント全般の相談窓口があれば頼る
あなたにできる対策は「フキハラ」をする人の不機嫌の原因は「私ではない」と境界線を引くことです。
不機嫌な態度をアピールする人とは、できる限り距離をおきましょう。
職場だけの人間関係と割切って「不機嫌をまき散らす人」に関わらないのも一つの対策です。
「フキハラ」をされたら?家庭での対策
家庭にも「フキハラ」はあります。具体的に我が家の例をあげますね。
それまで和やかに会話していたのに、突然夫が不機嫌になり楽しい雰囲気が一変。
幼かった下の子がなぜ怒っているのか夫に理由を聞きました。
ところが、夫は「別に怒っていない」と不機嫌な返答です。
そんなとき私はなるべく普段通り接するようにしています。
時間がたてば夫の機嫌も直ります。
パートナーが不機嫌だと、家の中が居心地の悪い空間になってしまいますよね。
家庭での「フキハラ」には、このような対策があります。
- しばらく距離を置いて放っておく
- 時間をおいて話し合う
- 相手を責めない
- 自分の気持ちを素直に伝える
なぜ「フキハラ」するのか、本人もはっきりした原因がわかっていない場合や感情を言葉で説明できない場合があります。
わからないことを聞いて相手を追い詰めるのは逆効果です。
それよりも「突然不機嫌になられると怖い、しんどい」とあなたの気持ちを伝えたほうが効果的。
「フキハラ」をされると、信頼関係がなくなっていくと冷静に伝えましょう。
「フキハラ」をする人の特徴
「フキハラ」する人は、なぜ自身の不機嫌を周囲にアピールするのでしょう?
「フキハラ」する人の特徴から理由を解説します。
職場で「フキハラ」する人の特徴
職場で「フキハラ」するのは、どのような人が多いのでしょう?
職場で「フキハラ」する人は、以下のような問題を抱えている場合があります。
- 成果が上がらないストレス
- 認められないと感じるマイナス感情
- 睡眠不足などの体調不良
職場の「フキハラ」の特徴は、自分より立場の弱い部下に矛先が向くこと。
「フキハラ」をしている人も誰かにされている可能性があります。
家庭でフキハラする人の特徴
家庭で「フキハラ」する人の特徴を以下にまとめました。
- パートナーに嫌われないだろうと油断している
- パートナーに甘えている人
- 外ではいい人
- かまってちゃんタイプ
パートナーへの「フキハラ」はこの人には嫌われないであろう、という油断と甘えからくる場合が多いです。
「フキハラ」が原因で離婚する夫婦もいるそうです。
不機嫌の先に別れがあるとは「フキハラ」をする人は想像もしていませんよね。
「フキハラ」は、ちょっとしたきっかけで誰もがする側になる可能性があります。
職場と違って、逃げ場のない家庭での「フキハラ」は深刻。
特に親から子供への「フキハラ」は、あってはならないことです。
あなたのフキハラが子供に与える影響
家庭の中では、親であるあなたの立場が子供より強くなります。
ここからは筆者の反省もこめて書きますね。
家庭内で母親の機嫌が、いつも悪かったらどうでしょうか?
毎日、子供は母親の機嫌をうかがいながら過ごさなければなりません。
子供を叱るときに、あなたのイライラのはけ口にしていないか見極めましょう。
あなたの不機嫌をいつも受け止めていると、子供の心は徐々に疲弊していきます。
家庭で「フキハラ」を受け続けると、子供の成長に以下のような影響があります
- 自己肯定感が低い
- 自分の周りの人の顔色をうかがうようになる
- 積極性がなくなる
- 自分の感情を表に出すことが苦手になる
- 親になったとき自分の子供に同じことをしてしまう
「フキハラ」を受け続けると子供は、自分が悪いから母親の機嫌が悪いんだと思うようになります。
あなたは自分の子供にどんな人になってほしいですか?
子供に「フキハラ」しないために
子供に「フキハラ」しないために大切なのは、不機嫌がハラスメントになる可能性があると理解すること。
ただ機嫌が悪いだけではハラスメントにはなりません。
イライラを前面に出して、子供に気を遣わせていないか思い返してみてください。
あなたの不機嫌な態度が家族を嫌な気持ちにさせているならそれは「フキハラ」です。
自分の「不機嫌」をコントロール出来ていますか?
いつもニコニコしているわけにはいかないわ。
人間なんだもの、感情を爆発させてしまうときもあるでしょう?
私は不機嫌がハラスメントになると知ってから、自分で感情をコントロールするようにしています。
私が具体的に行っているのは以下の方法です。
- 一人の空間に移動して家族と一度距離を置く
- スーパーに買い物に行く
- 散歩に出かけて気持ちを落ち着かせる
- 冷静になって自分の気持ちと向き合う
- 不機嫌の原因を分析して言語化する
- すっきりしてから家に帰る
最初は感情をコントロールするのは難しかったです。
しかし、今はかなり上手にできるようになりました。
- 怒りやイライラをため込まない
- 自分の気持ちを冷静に相手に伝える
この2つを少し意識することで日々気持ちよく過ごせます。
家族が楽しく暮らすためにも、あなたが笑顔で暮らすためにも少し努力してみませんか?
「フキハラ」されない!しない!ための対策まとめ
「フキハラ」はされてもしても気分のいいものではありません。
「フキハラ」されたとき、職場と家庭それぞれでできる対策があります。
- フキハラされていることを周囲に知らせる
- 上司に相談する
- 上司からフキハラしている人に話をしてもらう
- 距離をとる
- 相談窓口があれば相談する
- イライラの原因は私ではないと自分の中で境界線を引く
- しばらく距離を置いて放っておく
- 時間をおいて話し合う
- 相手を責めない
- 自分の気持ちを素直に伝える
イライラや怒りなどのネガティブな感情が生まれることは誰にでもあります。
そんなとき、ネガティブな感情をあからさまにするのではなく、コントロールできるようになりましょう。
- 不機嫌な感情をまき散らすのはハラスメントであることを知る
- 不機嫌な時は家族と距離を取る
- 自分の気持ちを冷静に伝える
- 怒りやイライラをため込まない
あなたも家族もいつも笑顔で過ごしたいですね。
「フキハラ」されない、「フキハラ」しないために参考にしていただけたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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コメントはこちらからどうぞ
コメント一覧 (2件)
wakkaさん、こんにちは。
記事拝見しました。
家庭内にフキハラの人がいます(TT)
幸い今は少し距離が取れるようになったので、落ち着いていますがそれまではまあひどかった。
私が反応しなくなったのを感じ取ったのか、子供に理不尽な不機嫌をぶつけるようになってしまったのが悲しかったです。
このままでは子供にも良くないと思ったので、実行したのがまさに「「フキハラ」されたとき家庭での対策」でした。
「フキハラ」という名前を知る、こういうものがあると知るだけでも対策ができますね!
ココロさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
「フキハラ」されるとつらいですよね。
私も以前の職場に気分の上下が大きい女性がいて、機嫌が悪い日は周囲もピリピリしていて大変でした。
「フキハラ」には「何でもかんでもハラスメントにしている」という意見もありますが、
キャッチーな名前で認知が広まって、不機嫌に巻き込まれて迷惑していた人たちの助けになるといいなと思います。
あずきさんがとても頑張って仕上げてくださいました。
ココロさんに共感していただいて、私も嬉しいです。
ありがとうございます。