「営業マンとしての実績をもっと伸ばしたい」
「頑張って営業しているのに最後の一押しができない」
このような悩みがあると毎日の仕事が憂鬱になってしまいますよね。
必死になればなるほど相手の目線に立つことができず、契約に繋げることができません。
完全に負のスパイラルですね。
あなたが契約を取れない原因は、努力や人柄の問題ではありません。
この状況を一撃突破する簡単な方法は、言葉の力で相手の行動を誘うコピーライティングを学ぶことです。
この記事では以下について解説します。
- コピーライティングの本質とは
- イメージコピーとセールスコピーの違い
- ビジネスマンも知るべきコピーライティングの考え方とコツ4つ
- コピーライティングを独学する人へのおすすめの本3選
ビジネスマンがコピーライティングを学べば、プレゼンテーションや営業トークの質が目に見えて向上します。
普段のコミュニケーションも円滑になり、人の心に残る話し方が身につきますよ。
日常にはコピーライティングを生かせる場面があふれています。
人と人を繋ぐ素敵なスキルであるコピーライティング。
その知識をゲットしてあなたの生活をより豊かにするためにも、最後までお付き合いくださいね。
コピーライティングの本質とは?
コピーライティングとは「読者の心理を理解し、言葉で共感を与えることで読者に次の行動を促す技術」のことです。
もっとわかりやすく表現すると、「ユーザーの気持ちを深くとらえ、言葉でワクワクさせて行動を起こさせること」これこそがコピーライティングの本質です。
ここでの「コピー」は写しや複写を指すのではなく、「広告の文章」の意味ですよ。
商品やサービスをアピールするために使われているコピーライティングは私たちの周りにたくさんあります。
- 新聞や雑誌の広告
- 街で見かけるポスター
- ダイレクトメール
- テレビCMの宣伝文句
- ウェブサイト上のバナー広告
コピーライティングには行動心理学や社会心理学などが応用されています。
人間の心理的な部分に働きかけることで読者が自然と商品やサービスを利用するように促すのです。
ここで1つ、コピーライティングの分かりやすい例を出してみます。
あなたはノートが欲しくて文具店に行ったとき、どちらのノートを購入ようと思いますか?
- B5サイズ・罫線入り
- 東大現役合格生絶賛の使い心地を実現・罫線入り
後者の方が、より購入意欲をそそりますよね!
このように具体的な効果や利益を示して購入を促す文章を作ることがコピーライティングなのです。
コピーライティングの本質を理解せずに書かれた文章はターゲットの心に響かず、「いい感じの文章」どまりで目的を果たせず終わります。
あなたがこれまで営業でかけてきた言葉を振り返ってみてくださいね。
コピーライティングの種類
コピーライティングは、役割・ニュアンスの違いによって次の2つの種類に分けられます。
- イメージコピー
- セールスコピー
イメージコピーとセールスコピーの違いはズバリ! ”行動を促すかどうか” です。
それぞれの特徴を挙げて違いを紹介していきますね。
イメージコピーは直接訴えない
イメージコピーはキャッチコピーとも呼ばれ、企業や商品・サービスの認知度やイメージを上げるためのコピーライティングを指します。
- 各企業のイメージアップ
- ブランドイメージの定着
などが目的です。
ある特定のフレーズを聞くと決まった企業が頭に浮かぶ…… という経験はありませんか?
テレビCMなどで聞き覚えのあるフレーズはイメージコピーだと思って間違いありません。
イメージコピーの特徴は、直接商品を売り込むのではなく文章からイメージさせることです。
そのため明確な効果を実感しにくく数値でははかれない取り組みのため、比較的資金に余裕のある大企業が利用することが多い傾向にあります。
実際に使われているイメージコピーを見てみましょう。
- 「あなたとコンビに」:ファミリーマート
- 「自然と健康を科学する」:ツムラ
- 「ココロも満タンに コスモ石油」:コスモ石油
- 「カラダにピース。CALPIS]:カルピス
- 「インテル、入ってる」:インテル
どのイメージコピーも一度聞いたら忘れられない、思わず口ずさんでしまうようなフレーズですね。
セールスコピーは直接行動を促す
セールスコピーとは名前の通り、ユーザーの購買行動を促すために考えられた文章ことです。
ユーザーに何かしらのレスポンスを求めることから、レスポンス広告とも呼ばれます。
- ターゲットがその商品を買ってみようと思う気持ちを高める
- ターゲットの具体的な行動を促す
などが目的です。
ダイレクトメール・メールマガジン・ブログアフィリエイトなどユーザーの反応を得るための販売広告に使われています。
セールスコピーは購入や申し込みなどの行動をしてもらうためのものなので、イメージコピーと異なり成果が目に見えるのが特徴です。
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どのセールスコピーも、「どういうこと?気になるんだけど!」と一瞬で思わせてターゲットの意識を引きつけ、最後には実際のアクションを促す言葉で締められていますね。
コピーライティングで心を掴むためのコツ4つ
ここからはコピーライティングを仕事や実生活に活かすためのコツをお伝えします。
コピーライティングの基礎として有名な「3つのNOT」を意識できると、あなたの言葉を相手に届けることができます。
- 読まない(Not Read)
- 信じない(Not Believe)
- 行動しない(Not Act)
コピーライティングはこの「3つのNOT」のどれかを越えるテクニックです。
では、ターゲットの心の壁(3つのNOT)を乗り越え、心に刺さるメッセージをどのように考えればいいのでしょうか?
コピーライティングは短い文章にギュッと想いを詰めるものだからこそ、大切にすべきコツが存在します。
以下でコピーライティングを考える時のコツ4つをご紹介しますね。
- ターゲットを明確にする
- 商品やサービスの伝えたいことを明確にする
- ターゲットの行動を促す
- 誰にでも分かる言葉を使う
1. ターゲットを明確にする
最初にするべきことは、ターゲットの設定です。
なぜなら、”万人に響くメッセージ”は存在しないからです。
- 伝える相手はどんな人か?
- 相手は何を求めているのか?
- 推したい商品・サービスはどの客層に最も売れそうか
しっかりとリサーチすることが大切になります。
ターゲットの興味や関心・心理の動きを見ずしては、反応を引き出す言葉が分かりませんね。
顧客の悩みや要望をしっかりと理解した提案ができれば、契約獲得に近づく第一歩になります。
2. 商品やサービスの伝えたいことを明確化する
発信するメッセージで何を伝えたいかを明確にすることが大切です。
- ターゲットにとってのメリットを考える
- 具体的なデータを示す
これらを意識できるとテクニックや聞き心地のいい言葉の有無に関係なく、あなたの言葉が相手に伝わるようになりますよ。
具体的なデータや実績を示すことで、あなたの提案への信頼性がグッと上がります。
商品やサービスを宣伝するために、相手に最も伝えるべきことは何かを意識するといいですよ。
3. ターゲットの行動を促す
ターゲットの背中を押して行動したくなるような、後押しする言葉がけをします。
例えば、「購入していただいた先着30名様に今だけの限定特典プレゼント!お急ぎください!」は読んだ人がすぐに行動したくなる言葉ですね。
今契約をすることによって生まれる利益を強引にならない程度に強調しましょう。
最後のひと押しで売り上げも大きく変わりますよ。
4. 誰でも分かる言葉を使う
誰もが知っていて、普段使っている言葉を使うことが大切です。
なぜならコピーライティングは流し見や流し読みをされることが多いからです。
できるだけ一瞬で印象に残り、なおかつ共感を呼ぶものであるとターゲットの記憶に残せますよ。
難しい業界用語や専門用語ばかりを並べても相手の心には響きません。
コピーライティングというとついつい難しく奇をてらった言葉を使いたくなる気持ちも解ります。
ですが、一般的で伝わりやすい言葉を使った方がイメージアップや親しみやすさに繋がりますよ。
コピーライティング本おすすめ3冊
- コピーライティングについてもっとガッツリ勉強したい!
- 興味はあるけどコピーライティング講座を受講するのはちょっとハードルが高い・・・・・・
このように思う方におすすめなのは、コピーライティングの技術をまずは本で独学する方法です。
ライターの方はもちろん、初めてコピーライティングを学ぶ方やそのスキルを今の仕事に生かしたい方にも参考になる本をピックアップしました。
時間や場所を選ばずマイペースに学ぶことができますよ。
『人を操る禁断の文章術』
メンタリストDaiGo(著)
相手の心理を紐解き、人を動かすための7つのきっかけを使い相手が行動したくなる文章の書き方を学べます。
いろいろな場面で使えるテクニックが盛りだくさんです。
『セールスコピー大全』
大橋一慶(著)
セールスコピーに必要な要素であるキャッチコピー・リードコピー・ボディコピーについて分かりやすい説明と実例を挙げて解説しています。
キャラクターも出てきてサクサク読むことができるでしょう。
『究極のセールスレター』
ダン・S・ケネディ(著)
実際のコピーライティングの手順に沿って解説されており、うまい文章を書くよりも人の心を動かす文章を書くこと重きを置いています。
長年読み継がれているザ・定番の本です。
コピーライティングの本質とスキルを身につける方法【まとめ】
今回は「コピーライティングの本質とは?ビジネスマンが知るべき言葉の力で人の心を動かす方法」をテーマにお届けしました。
コピーライティングの本質は、ユーザーの気持ちを理解しワクワクさせて行動させることです。
具体的な効果や利益を示して購入を促す文章を作るコピーライティングには、イメージコピーとセールスコピーの2種類があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
- 企業のイメージアップやブランドイメージの定着が目的
- 明確な効果を実感しにくく数値でははかれない取り組み
- 比較的資金に余裕のある大企業が利用することが多い
- 具体例
「あなたとコンビに」:ファミリーマート
「インテル、入ってる」:インテル
- ターゲットの購買意欲を高め、商品やサービスの購入を促すことが目的
- 売れたか売れなかったかで成果を判断できる
- ダイレクトメール・メールマガジン・ブログアフィリエイトなどユーザーの反応を得るための販売広告に使われる
- 具体例
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短い言葉で表現するコピーライティングで人の心を掴むためのコツは4つありました。
- ターゲットを設定する
- 商品やサービスの伝えたいことを明確にする
- ターゲットの行動を促す
- わかりやすい言葉を使う
これらはターゲットの「3つのNOT(読まない・信じない・行動しない)」を乗り越えるために意識するポイントです。
伝える相手を明確にしてその考えを理解することで、自分の伝えたい思いを優先することがなくなります。
相手の目線に立てれば、商品やサービスの何をアピールしたらいいかが見えてきます。
相手が行動したくなるような言葉を分かりやすい言葉で伝えられれば、契約もとれるようになりますよ!
最後に時間や場所に縛られずしっかりコピーライティングを学びたい方におすすめ本を紹介しています。
- 「人を操る禁断の文章術」:メンタリストDaiGo(著)
- 「セールスコピー大全」:大橋一慶(著)
- 「究極のセールスレター」:ダン・S・ケネディ(著)
コピーライティングはその内容1つでターゲットの興味を引き出す影響力の高い文章です。
コピーライティングのスキルが身につくと、ビジネスの場や日常生活で大いに役立つことが期待できます。
ぜひスキルをゲットして心のツボを押す言葉を生み出しましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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