「自分さえ良ければいいのは当たり前」と思う人の意外なリスクとは?嫌な思いをしない対処法も紹介!

「いつも面倒なことをまわりに押し付けて自分は逃げる」

「自分が特別だと勘違いしていていつも偉そう」

まわりの人に、このような方はいませんか?

もしくは、自分に当てはまるかもと思った方はいませんか?

最近自分の利益を優先するあまり、相手の気持ちを考えない行動や言動をしてしまう人が増えているといわれています。

「自分さえ良ければいいのは当たり前」という考え方の人には、周囲の人達を振り回し迷惑をかけるという問題があります。

実は「自分さえ良ければいい」という考えは、まわりを振り回し困らせるだけが問題ではありません。

自己中心的な考えを当たり前に思っていると、人は離れていくということです。

結果として、寂しい人生になる可能性が非常に高くなるでしょう。

この記事では「自分さえ良ければいいと当たり前」に思う人の心理とリスク、まわりの人が嫌な思いをしないための対処法について解説します。

この記事を読めば、「自分さえ良ければいい」という考え方の方に振り回されているあなたが嫌な思いをしたり、都合良く振り回されたりしない対策がわかります。

また、「自分さえ良ければいい」と考えているあなたにとっても、今後の人生を良くするヒントになるのでぜひご覧ください。

目次

自分さえ良ければいいと当たり前に思う心理とは

はじめに、自分さえ良ければいいと当たり前に思う人の心理について解説します。

自分さえ良ければいいと当たり前に思う人の心理

・自分さえ良ければ幸せになれると思っている

・自己犠牲に価値はないと思っている

・相手の気持ちが分からない

共通しているのは、自分が他人に与えている影響を考えていないことです。

もし、こういう人にふりまわされている場合、相手の心理が分かると対処もしやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。

また、ご自身に心当たりがある方も、ご自身を見つめ直す際の参考にしてください。

自分さえ良ければ幸せになれると思っている

「自分さえ良ければ幸せになれると思っている」人は、相手がどう思おうが、自分さえ良ければ幸せになれると考えているタイプです。

自分は特別で尊重されるべき存在であり、まわりは自分の利益になるなら利用してもいいと思っています。

よくある例として、行列を無視して割り込む・自分は社長だからと従業員を捨て駒のように扱うといった行動があります。

このタイプは自分のせいで誰かが不幸になっても気にならず、反省することもありません。

さらには、都合の良いように責任転嫁して逃げる人もいます。

自分は特別な人間だと思っているため、たとえ行動や言動を責められても自分は悪くないの一点張りになりがちです。

自己犠牲に価値はないと思っている

ここ最近増えているのが、「自己犠牲に価値はないと思っている」人です。

これまで日本人の考え方は、個人より社会集団の利益を優先する集団主義が主流だといわれていました。

しかし集団より個人の利益を重視する考え方が、特に年齢の若い世代で広まってきています。

たしかに自分の利益は大切ですが、自己犠牲に全く価値がないとしてしまうと社会生活に大きく支障がでます。

かつて日本人の中では「困った時はお互いさま」「助け合い」といった考えが当たり前でした。

これらの考え方の広まりによって、日本人はお互いに助け合って社会生活を営んできた歴史があります。

助け合い=自己犠牲として異常に嫌ってしまうと、自分さえ良ければいい行動につながります。

結果として当たり前に営んできた社会生活がうまく回らなくなり、社会全体が困ることになるでしょう。

相手の気持ちが分からない

「自分さえ良ければいい人」はこれまで解説した2つのタイプのほかに、相手の気持ちが分からないことで自分さえ良ければいいとまわりに思われてしまう人もいます。

相手の気持ちを理解し推し量りにくいゆえに不用意な行動や言動をしやすく、自分さえ良ければいいとまわりに思われてしまうのです。

よくある例として、まわりが忙しく残業しているのに黙って帰る・容姿や年齢などデリケートな話題に触れて怒らせてしまうといったことがみられます。

本人には悪気がないことも多く、逆に人とうまくいかないと悩んでいることも少なくありません。

このタイプは適切なアドバイスや助言を受ければ、相手の立場を考えるようになる可能性があります。

ここまで、自分さえ良ければいいと当たり前に思う心理を解説しました。

自分さえ良ければいいという考えでまわりを苦しめている人でも、社会で成功している人も多いのではと思う方もいるかもしれません。

自分の利益を追求するばかりでは、一時成功を収めたように見えても、のちのち本人が苦しむことになります。

次項では、自分さえ良ければいい人のリスクをご紹介します。

自分さえ良ければいいのは当たり前と思う人の意外なリスク

自分さえ良ければいいのは当たり前と思う人は、以下のようなリスクを抱えています。

自分さえ良ければいいのは当たり前と思う人のリスク

・まわりからの評価が下がる

・自己成長がしづらくなる

・有益な情報が得られにくくなる

つまり、「自分さえ良ければいいのは当たり前」と考えている人は、その人のことを思ってくれる信頼できる人を遠ざけてしまうのです。

そのため自分さえ良ければいいと当たり前に思う人の末路は、非常に寂しい人生になってしまうといえます。

どのリスクも人生において大きなマイナスになり得る内容なので、ぜひチェックしてみてください。

まわりからの評価が下がる

自分さえ良ければいいという考えに基づいた行動は、仕事やプライベートにかかわらず評価を地に落とすものです。

人は一人で生きているわけではなく、仕事でもプライベートでも誰かしらとの関わりがあります。

特に仕事を円滑に進めるにはまわりの協力は必要不可欠であり、評価は重要なものです。

いくら優秀であってもまわりからの評価が悪ければ、出世や重要なポストに推薦してもらいにくくなります。

もし今の職場での出世が無理なら、同業他社へ転職すればいいのではと考える方もいるかもしれません。

しかし、業界内は案外狭いもので悪い噂はすぐに広まるものです。

たとえ経営者や重役など社会的に地位のある人でも、人望がなければいずれ立場は弱くなる・困った時に関係を切られるといった状況に陥るでしょう。

プライベートでも同様で、自分さえ良ければいいという考えは恋愛や友人関係も遠ざけてしまいます。

相手の気持ちや利益も考えられない人は、人間関係においてもっとも大切な信頼関係を築けないためです。

自分さえ良ければいいと思っているのがバレないように立ち回ったとしても、言葉や発言のふしぶしで相手には伝わるものです。

結局のところ自分さえ良ければいい人のまわりには、嫌々関わっている人か利用しようと考えている人しかいなくなってしまうでしょう。

好意的に付き合ってくれる人がいなくなるので、自分さえ良ければいいと当たり前に思っていると寂しい人生になってしまいます。

自己成長がしづらくなる

先ほども述べたように、「自分さえ良ければいい」と当たり前に思っている人のまわりには、その人と普通に付き合ってくれる人や好意的に見てくれる人がいなくなります。

まわりに人がいなくなるので視野は狭くなり、自己成長をする機会も少なくなってしまいます。

人は座学での勉強だけではなく、さまざまな人との交流や環境によって成長するものです。

自分だけではなく相手を大切にできる人間に成長するには、人との関わりが重要になります。

「自分さえ良ければいい」という人は、座学での勉強はできても人との交流や環境から学ぶことができません。

自己成長をすれば、仕事やプライベートで新しい考え方を取り入れて更なる発展を遂げるかもしれません。

「自分さえ良ければいい」という人は、自己成長のチャンスを逃しているのです。

有益な情報が得られにくくなる

自分さえ良ければいいと当たり前に思っていると、有益な情報も得られにくくなります。

ほとんどの人はギブアンドテイクなので、相手に有益な行動をしなければ誰も何も与えてはくれません。

ネットで調べれば良いと思うかもしれませんが、本やネットに載っていないような有益な情報は案外口コミで広がるものです。

とくにビジネスにおいては、ツテや情報がお金以上の価値をもつことも少なくありません。

そのため自分の利益ばかり優先していると、有益な情報が入らず困ってしまうこともあり得ます。

また、自分さえ良ければいいと強く思っているわけではないけれど、人との関わりを避けたい・苦手という方もいるかもしれません。

対人関係が少なくなるとどうしても興味や関心の幅が狭くなるので、だんだん自分中心の考えになってしまいます。

このタイプの方も、これまで述べた3種類のリスクを抱えていることになります。

いろいろな考えや思いを知る機会は、自己成長し人生の幅を広げるには欠かせないものです。

思い切って人との関わりを広げてみてはいかがでしょう?

「自分さえ良ければいいのは当たり前」と考えている人は、人生におけるリスクを抱えているとお分かりいただけたのではないでしょうか。

また、「自分さえ良ければいいのが当たり前」と考えている人に振り回されている方も、彼らの考え方やリスクをご理解いただけたと思います。

しかしいくらアドバイスしても他人を変えるのは難しいもので、自分さえ良ければいいという考えを相手に改めてもらうのは非常に困難です。

そこで次は、自分さえ良ければいいと思う人に振り回されている方に向けて、嫌な思いをしないための対処法をご紹介します。

自分さえ良ければいいのは当たり前と思う人への対処法

自分さえ良ければ良いのは当たり前と思っている人の行動や言動によって、嫌な思いをしている方は少なくありません。

このような人に振り回されて、こころや身体を消耗しないためには、なるべく距離を取って相手の利益として利用されない立ち回りが大切です。

この項では、「自分さえ良ければいいのは当たり前」の人に対する具体的な対処法を解説します。

「やって当たり前」の状態にしない

まず、1つめは、『やって当たり前』の状態にしないです。

「困ったらあなたがやってくれる」という状況を当たり前にしてしまうと、依存され余計な時間を使うことになるので避ける方が無難です。

相手は自分の利益しか考えていないので、あなたの親切に対して感謝の気持ちは薄く「ラッキーだ」くらいにしか思っていません。

「やって当たり前」になりやすいのはゴミ捨てや掃除など、誰でもできるけれど面倒な作業です。

当たり前のようにやらされそうになったら「体調の関係で毎回はできない」「当番制にしよう」といった言い方で投げかけてみましょう。

しかし、「自分さえ良ければいいのが当たり前」と思っている人の大半が、「無視すればやってもらえる」と思っています。

そこでやってしまうと、相手の思うつぼです。

気になっても心を鬼にしてやらないようにしましょう。

相手が困ったタイミングで「当たり前のようにやらされるのは負担」ということを伝えてみると、今後の対応を変えてくれる可能性が高くなります。

自分さえ良ければいいと思っている人に対して、やってあげれば困った時に助けてくれるだろうという期待は持たない方が賢明です。

なるべく距離をとる

2つめは、「なるべく距離をとる」です。

自分自身を大切にするためにも、「自分さえ良ければいいのは当たり前」という人とはなるべく距離をとるのをおすすめします。

相手が自分の価値が重いと考えているのと同じくらい、あなたも大切な存在です。

自分さえ良ければいいと当たり前に思っている人は、利用できそうな人を見抜くのが上手です。

余計な労力や時間を消費しないためにも、できるだけ距離をとるようにしましょう。

話は聞き流して反応は最小限にする

3つめは、話は聞き流して反応は最小限にするです。

あなたが相手に関心がないことを示せば近づいてきにくくなるので、話は聞き流し反応しないのが有効な対策になります。

これは、相手の反応が薄いと、人は話し続けるのが不安になり口数も減ってしまうものだからです。

逆に親身になって聞いてしまうと、自分の思うように動いてくれそうだと判断されてしまいます。

相手を変えられないからこそ、自分自身の対応を変えて自衛することが大切なのです。

自分さえ良ければいいのは当たり前という考えは楽しい人生を遠ざける

自分さえ良ければいいのは当たり前という考えは、人間なら当たり前のことではないかと思うかもしれません。

たしかに自分も大切ですが、相手を考えない行動や言動を続けるとまわりに人がいなくなってしまいます。

たとえ自分さえ良ければという考えで成功できても、長期的にみると寂しい人生になる可能性が高いといえます。

そして、自分さえ良ければいいと当たり前に思っている人に振り回されている人がいるのも現実です。

振り回されてこころや身体が疲弊するのは避けるべきでしょう。

自分さえ良ければいいのは当たり前という考えの人に振り回されないためには、適切な距離を取り利用されないよう自衛するのが大切です。

楽しい人生を送るためには、打算や計算ではない純粋な人間関係を築くことは必要不可欠です。

自分だけではなく相手のことも考えた行動を続ければ、おのずと良い方向に人生は進むでしょう。

また、自分さえ良ければいいのは当たり前と考える人に振り回されないように立ち回れば、貴重な時間を自分のために使いやすくなります。

この記事を是非参考にしてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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