「はじめてのキャンプは失敗したくない」
「格好良くスマートなキャンプがしたい」
はじめてキャンプをされる方は、意外にも他人の目を気にされています。
「この前、はじめて家族でキャンプをしたんだけど、焚き火で大失敗をしてしまって…」
その話を聞いて、思わず吹き出してしまいました。
「そもそも、はじめてのキャンプに焚き火台は必要?」
と質問されれば
「はい!必要です。」
と、私は答えます。
なぜ「そもそも、はじめてのキャンプに焚き火台は必要?」という理由を「キャンプ初心者あるある」ネタを交えながら、お話をさせていただきます。
焚き火台の役割
昔(40年以上前)は窓を開けると、どこでもかしこでも何かが焼ける匂いがしていませんでしたか?
昔は火を起こすことが自由でした。
自宅から出る生ごみを庭や畑で燃やしたり、小学校では七夕まつりで短冊の付いた笹を校庭で燃やしていた記憶があります。
秋には落ち葉を集めて焼き芋を焼いていましたね、みんなで火を囲みながら。
ほとんどのキャンプ場が直火厳禁な理由
そんな風景も今では全く見られないのは、約10年前から焚き火行為は原則禁止となったからでしょう。
それはキャンプ場も同じことです。
ほとんどのキャンプ場では、直火での焚き火は原則禁止です。
引用:インスタグラム
こちらの方のようにしっかりと後始末をしていただけるといいのですが、やはり焚き火の後始末のマナーの悪いキャンパーの方もいらっしゃいます。
焚き火が直火厳禁の理由は2つ上げられます。
- 環境によくない…直火とは地面に直接火をつけることですので、土で生きている微生物を殺してしまう。
- 使った炭をそのまま放置…もしその炭が消えていなかったら、大火事になってしまう。
その問題を解消するべく考えられたのが「焚き火台」です。
焚き火台はいつ、どこで生まれた?
焚き火台をこの世に送り出したのは、日本が誇るアウトドアメーカー「スノーピーク」です。
引用:インスタグラム
1996年にスノーピークが焚き火台を販売した時、ほとんどのキャンパーは「焚き火は直火でするものだ」と言って、見向きもしなかったそうです。
しかし、そのスノーピークの焚き火台に対する熱意に共感したキャンパーが少しずつ増え、いつか焚き火には焚き火台を使うことが、キャンパーたちの間でマナーとして広がったそうです。
スノーピークが「焚き火台」をマナーとして定着させた時代の幕開けでした。
焚き火の魅力
火を見ると、人は古代野性時代の記憶がよみがえるのでしょうか。
私の記憶に残る最後の灯は、やっぱり小学5年生の野外活動のキャンプファイヤーです。
トーチの先に雑巾を巻き付け、そこに灯油をひたし、順番に火が来るのを待ちます。
満点の星空の下で、ドキドキしながらその瞬間を待っていたのを、昨日のことのように思い出されます。
焚き火の役割
キャンプで欠かせないもの、それは焚き火です。
焚き火はどんなする時にどんな役割をしているのでしょう。
- 調理する・・・お肉や魚を焼いたり、温かいスープを飲んだりと、料理には欠かせません。
- 夜の明かり・・・ランタンもありますが、焚き火の明かりは幻想的できれいです。
- 暖をとる・・・でも山間部でのキャンプ場は冷え込みます。そんな時はほっこり温めてくれます。
- 癒される・・・ただ燃えさかる炎を見ているだけで、心が落ち着くのはなぜでしょう。
キャンプで焚き火をすることにきっと理由はありません。
焚き火を眺めているのもきっと理由はありません。
そこに焚き火があるから、引き寄せられるようにみんなが集まってくるのでしょう。
なぜこんなにも焚き火に魅了されるのか
火をおこす時から、人はその行動自体にすでに魅了されています。
小さな種火に火がついた瞬間、どんどん周りの葉っぱや枝に火が燃えうつり、小さな火があっという間に大きな炎へと変化していきます。
引用:インスタグラム
焚き火の経験がない方はきっと「焚き火はただの火でしょ?」と思われるかもしれません。
ですが、燃えさかる焚き火の炎を目の前にすると、自然にみんなが焚き火を囲んで、いつの間にか和やかなに昔話をはじめて、そこに癒しの空間が広がっているのです。
普段話せないことをいつの間にかベラベラとしゃべってしまわないように、お気をつけてくださいね。
はじめてのキャンプに焚き火台は必要?
冒頭でもお話しましたように、「はじめてのキャンプに焚き火台は必要です。」
はじめてのキャンプだからこそ、必要なのです。
焚き火台があると安心・便利
焚き火台を持っておけば、安心で便利なことがあります。
- はじめてのキャンプ場で、どこで火おこしをしていいかわからない時は、焚き火台で火おこしができる。
- 自然の中で焚き火をしていると、風で火の粉が飛んできそうな時に、火がついたまま移動できる。
キャンプでのマナーとして焚き火台を使いますが、アウトドアシーンではこのように実用的で安心・便利な面もあります。
初心者あるある、ウソみたいなホントの話
先日聞いたのですが、私が通っている鍼灸師の方の「初心者あるある、ウソみたいなホントの話」をご紹介します。
家族でキャンプをはじめて3年目になりますが、キャンプをはじめた頃、とてつもなく恥ずかしい失敗をしました。
はじめてのキャンプで火おこしを格好良くしたい!と思っていたのでネットで探していると、「火おこし兼用火消しつぼ」という何とも画期的なものが目に入り、瞬時にポチっと購入。
キャンプ当日の朝、送られてきた商品は箱に入ったまま、他の荷物と積み込みました。
キャンプ場へ到着!いざ火おこし!となり、その箱を開けてみると…どこからどうみてもただのつぼ。
妻や子供たちから「いつになったら火がつくの?」とせかされて、結局、火おこしに1時間以上かかってしまいました。
ちゃんと前もって商品を確認しないとダメですね。
お父さんお疲れ様でした。
話の最後で笑っちゃいけませんが、大笑いしてしまいました。
これだからキャンプ初心者の話はたまりません。
火消しつぼとは、炭を使って火おこしをした際に、使い終わった炭を入れておくつぼのことです。
でも、火おこし兼用火消しつぼなるものがあるとは知りませんでした。
ちなみにこれが火消しつぼです。
引用:キャプテンスタッグ
そして、こちらが火おこし兼火消しつぼです。
引用:キャプテンスタッグ
「仕事が終わって、夜中に眠たい目をこすりながらネットで探していたので、ちゃんと確認せずにポチっと購入してしまったみたいです。」
と言われていました。
でも、こちらの火消しつぼと火おこし兼火消しつぼは、かなり似ていますよね。
読者様もご注文の際はお気を付けください。
そして、私の知らない便利で進化したキャンプ道具は、まだまだたくさんあるんですね。
はじめてのキャンプに焚き火台は必要?まとめ
冒頭から何度も言っていますが、もう一度言います。
「はじめてのキャンプに焚き火台は必要です。」
はじめてのキャンプに焚き火台が必要な理由は2つ。
- 環境やマナーの面で必要
地面を直接燃やしてしまう直火を避けたり、使った炭をそのまま放置するのを防ぐために焚き火台は役立っています。 - キャンプがはじめてなので安心・便利
はじめてのキャンプ場でどこで火おこしをしていいのかわからない時は、焚き火台で火おこしができます。風で火の粉が飛んできた時は、火を消さずにそのまま移動できるのは便利です。
はじめてキャンプをする際に、一番悩ましい問題は「キャンプ道具をどこから揃えるか」でしょう。
最近は、100均でも多様なキャンプ道具がたくさん購入できます。まずはそこから揃えるのもいいですね。
今の自身のキャンプ熱がいつまで続くかわかりませんので。
でも、そのキャンプ道具の中で焚き火台は絶対に欠かせない必要なアイテムです。
キャンプ場で焚き火台の炎を見た瞬間に、「私はこのためにキャンプをやっているんだ」と思う日はそう遠くありませんよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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