初めてのテント購入を考えているキャンプ初心者さん、どのテントを買えばいいのか迷っていませんか?
テントって、形や大きさなど、いろいろありすぎて何を買えばいいかよくわかりませんよね。
この記事は、そんな「テントがほしいけど、最初の1張りを間違えたくない!」というファミリーキャンプ初心者さんに読んでほしい内容です。
具体的には、
- どんなテントが初心者向けなの?
- そもそもどんな種類があるの?
- それぞれのテントのメリットやデメリットは?
などの疑問に対する答えを解説していきます。
数あるテントの中から、自分に合ったテントがきっと見つかりますよ。
キャンプ初心者:テント選びのポイントは3つ
キャンプ初心者のテント選びのポイントは、以下の3つです。
- 種類
- 大きさ
- スペック
一口にテントといっても、種類や形、特徴がいろいろあります。
キャンプ初心者は、比較的簡単に設営できて、ストレスをあまり感じないようなテントが向いているでしょう。
初めから本格的なややこしいテントを買ってしまうと、設営に時間がかかってしまい子供達との楽しい時間が減ってしまうからです。
とはいえ初心者だと、どのテントがポイント3つを満たしているのか分からないですよね。
そこで次は、初心者向けのテントを実例を挙げながらご説明します!
キャンプ初心者向けテントの種類は大きく分けると4つ
初心者に向いているテントの種類は、下記の4種類です。
- ドーム型テント
- ポップアップ式テント(ワンタッチタイプ)
- トンネル型テント(2ルームタイプ)
- ティピー型テント(モノポールタイプ)
なぜ初心者に向いているのか?という理由と、それぞれの特徴を解説していきますね。
ドーム型テントってどんなテント?
ドーム型テントの見た目は、お椀をかぶせたような半円形がほとんどです。
2本のポールを交差させて、アーチのように反らせて作るタイプになっています。
初心者はもちろん、ベテランキャンパーまで幅広く使用されている定番です。
- ポールが少なく(2~4本)設営しやすい
- テント内が広いので着替えもラク
- 半円形という形が風に強い
- 自立型なので、ペグを打つ前なら動かせる
- コンパクトに収納できるので持ち運びがラク
- 色や種類が多いのでオリジナル感を出せる
テント内は柱がないので、圧迫感がなく、広い空間が確保できます。
着替えもラクだし、ゆったりくつろげます。
また、半円形という形が風に強いので、どの方向からの風も逃がしてくれるんです。
我が家も長年ドーム型テントを愛用してきました。
以前、標高2000キロ程の山で台風にあったことがありましたが、(台風がきてるのに撤収しない)張り綱を2本増やしただけでへっちゃらでした(笑)
時々、強風で持ちあがるような感じはありましたけどね。
翌朝、周りを見たら、撤収せずにいたほとんどがドーム型テントのキャンパーたちでした。
このように、ドーム型テントは台風でも大丈夫な頼もしいテントです。
台風程ではなくても、山では急な雨や風はよくあることなので、心強いですよ。
- 雨が降っていなくても、日よけのためにタープを張らなければならない
ドーム型テントは、初心者からベテランキャンパーまで幅広く使用されていることから、使いやすいのは言うまでもありません。
デメリットなんてあるの?と思いますよね。
ベテランキャンパーには当たり前のタープでも、実は初心者にはタープのほうが大変なんです。
「え、初心者にはテントで精いっぱいなのに、タープまで張らなければいけないの?」
大丈夫です。タープを張らなくていいテントがありますよ。
タープを張らなくていいドーム型テント
ドーム型テントの入り口にキャノピーというひさしが付いているテントがあるんです。
キャノピーの下に椅子とテーブルを持って来れば、タープの代わりになります。
キャンプを重ねていく中で「やっぱりタープを張ろう」という時でも、キャノピーをクルクルと巻き上げれば邪魔にならず、タープと組み合わせることができます。
ポップアップ式テント(ワンタッチテント)ってどんなテント?
ワンタッチ式ともいうポップアップ式テントは、その名の通りワンタッチ傘のように完成するテントです。
収納バックから出すと、形状記憶が働いて瞬時にぽんっとテントになります。
- 設営、撤収があっという間にできる
ポップアップ式テントというのが、分かりずらいかもしれません。
撤収の仕方も動画でみると分かりやすいので、下のYouTubeを参考にしてみてください。
引用:YouTube
- 設営は一瞬でも、元に戻すのがテントによってはコツが要る(対策→事前に練習しておく)
- UVカットやシルバーコーティングがしてないものは中が暑い(対策→激安は注意)
- 天井が比較的低い
- キャノピーはないのでタープは張らなければならない(テントが時短なのでタープを頑張る)
以上のデメリットがありますが、設営、撤収は徹底的に短時間ですませたい人に向いています。
一瞬でポンとできるテントなんて手品のようですね。
トンネル型テント(2ルームタイプ)ってどんなテント?
トンネル型テントは、リビングと寝室が一つ屋根で繋がっているので、快適に過ごせるのが特徴です。
- タープを張らなくていい
- ポールが少なく(3~4本)設営が簡単
- リビングと寝室が繋がっているので行き来しやすい。雨の日も過ごしやすい
- メッシュにすると、風通しが良く虫にも悩まされない
- 寒い時は周りをすべて閉めることができるのでオールシーズン使える
トンネル型は大きいので、ドーム型テントよりは設営に時間がかかりますが、比較的設営しやすいので初心者にも向いています。
家族でゆっくり過ごすことができます。
こんなテント使いたかったなあと思います。心地よさそうですものね。
我が家はドーム型テントと大きなタープというスタイルで過ごしてきたので、こんなテント使ってみたかったです。
- リビングと寝室が繋がっている分、サイズが少し大きめ
- サイト区画が狭いキャンプ場では利用できない場合がある
- デッキサイトや、すのこサイトも利用できない場合がある
テントのサイズとサイトの広さを、予め調べてから行きましょう。
ティピー型テント(モノポール)ってどんなテント?
引用:Alpen
とんがり帽子をかぶせたようなテントは見た目が可愛いですよね。
インディアンのテントに似ているのでティピーともいいます。
- 設営が簡単
- 天井が高いので開放感がある
- 底が丸に近いので、みんなが丸く囲んで話ができる
ティピー型テントの設営は、自立型ではないので少し他とは違います。
底辺の6か所をペグで固定してから、テント内にもぐり込み、真ん中にポールを立てるというやり方です。
その後、外に出て、外回りにのペグを打って出来上がりです。
ティピー型テントは見た目のかたちがかわいくてワクワクしませんか。
以前、冬キャンプをした時に近くでティピー型テントの家族がいたので、ちょっと見せてもらったことがあります。
薪スト―ブを炊いているので中は暖かく子供達は半袖で過ごしていました。
外からみると、とんがり屋根に付けた煙突からけむりが出ています。
これが趣があってとてもいい感じでした。
- 底がほとんど丸に近い形なので、デッドスペースができてしまう
- デッキサイト、すのこサイトは使えない
デッキサイト、すのこサイトは、木でできているので平らでテントも汚れにくいという利点がありますが、狭いという事とペグが打てないという難点があります。
ティピー型テントはペグを打たないと設営できないため、デッキサイト、すのこサイトは使えませんので注意です。
また、ティピー型テントもキャノピー付きならタープ代わりになります。
キャンプ初心者のテント選びで気を付けること
初心者向けテントの種類と特徴などは、大体分かりましたか?
テント選びに大切な、その他知っておきたいサイズやスペックについても記していきますね。
テントのサイズは表示通りで大丈夫?
テントを選ぶ時、サイズはとても重要。
表示されてある人数通りで判断してしまいがちですが、実はこれは収容できる人数なんです。
少し余裕があった方がいいと思ったら、表示されている人数から1~2人引いた人数で選びましょう。
4人家族なら5人~6人用を使用するなどです。
ちなみに、我が家は大人2人子供2人の4人で、6人用のドーム型テントを使用していました。
着替えのバッグや子供達のリュックを置いてもスペースに余裕があり、テントの中での着替えやトランプなどで遊ぶ時も、窮屈に感じることはありませんでしたよ。
テントの雨対策はどうなの?
テントの値段は1万円くらいから10万円以上のものまでいろいろですが、形や大きさ以外に、耐水圧による違いもあります。
耐水圧とは、テントに浸み込む水の力を抑える力です。
テントの耐水圧は1000から10000mmを超えるものまで様々です。
結論からいうと、おすすめは、1500から2000mmのダブルウォールです。
耐水圧は高ければいいものではなく、高ければ激しい雨でも浸水しにくい反面、通気性が悪く結露しやすくなります。
また、ダブルウォールとは、インナーテントとフライシートのセットになっているテントで、二重になっていることで結露を防ぎます。
家の窓も、二重ガラスは結露しにくいですよね。それと一緒です。
キャンプ初心者向けテントのまとめ
ここで紹介したテントは、すべて比較的設営しやすいキャンプ初心者向けのタイプです。
なにを重視するかでテントの選び方が変わってきます。
テントのポイントをもう一度、短くまとめてみます。
- 定番で応用がきくのはドーム型テント。キャノピー付きならタープ要らず。
- 時短にこだわるならポップアップ式テント。タープは必要。
- リビングを充実させてゆったりとくつろぎたいならトンネル型テント。
- 見た目の可愛さで選ぶならティピー型テント。キャノピー付きはタープ要らず。
- テントの大きさは、ゆったりめなら、表示人数よりマイナス1人から2人。
- テントの耐水圧は1500から2000mmのダブルウォール。
キャンプ初心者さんには、手ぶらキャンプもおすすめです。
こちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
さあ、おこのみのテントを手に入れて、楽しいキャンプに出かけましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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