パソコンやスマートフォンなど、私たちの生活にはさまざまなデジタル機器が浸透しています。
時と場所を選ばず、ドラマもニュースも動画で観られるようになりました。
その便利さと引き換えに新たなお悩みを抱える方が、増えていらっしゃるのではないでしょうか?
動画は楽しいし便利なんだけど、すごく目が疲れるようになって……。
そういうあなたにオススメなのが、「音声配信サービス」です。
近年急速に広まってきた「音声配信サービス」は、ラジオ放送のように音声だけで情報を得られるサービスです。
目が疲れないうえに、他のことをしながら聴くこともできます。
聴くだけでなく、誰でも簡単に自分の番組を作って配信できるサービスもありますよ。
おもしろそうですね!私もやってみたいです!
この記事では、音声配信サービスを種類や特徴によって分類し、目的別におすすめのプラットフォームをご紹介します。
〜 プラットフォームとは 〜
サービスやビジネスを運営するために必要な、共通の土台となる環境のことです。
ラジオ放送や音声配信アプリなどがあります。
この記事を読めば、動画漬けで目が疲れていたあなたも、音声だけの世界に深く引き込まれること間違いなしです。
ぜひこの機会に、世界各国のいろいろな番組を聴いてみてくださいね。
音声配信サービスが今アツい!ドラマもニュースも「ながら聴き」
はじめに、今なぜ音声配信サービスがアツいのかを知っておきましょう。
音声配信サービスとは?
音声配信サービスとは、インターネットを介してラジオのように音声のみを配信するサービスです。
アプリから番組を聴くことができるため、ラジオ電波が届きにくい地域でも利用できるメリットがあります。
聴くだけでなく、個人が番組を作って配信できるプラットフォームも増えました。
音声配信サービスがアツいのはなぜ?
今や動画よりも人気のある音声配信サービスが、急激に普及してきた理由を探ってみます。
目が疲れない
パソコンやスマートフォンの画面を見ていると、とても目が疲れます。
それに比べると、耳の方が疲れを感じにくいですね。
ただし、長時間のイヤホン装着や大音量で聴くのは難聴の原因ともなりますので、注意しましょう。
ながら聴きで時短できる
ラジオのように耳から情報が入るので、「ながら聴き」ができます。
家事や車の運転をしながら聴けるので、一日24時間では足りない現代人にはうってつけの情報メディアです。
感情やニュアンスが伝わりやすい
文字よりも話し言葉の方が、感情や微妙なニュアンスが伝わりやすいです。
メールやチャットで誤解を生んでしまった経験は、誰しもあるのではないでしょうか。
自分だけの世界に浸れる
現実から遠く離れて、別の世界に浸ることも可能です。
ドラマを耳で聴いていると、細やかな心情が伝わってきたり、風景が想像できたりします。
音声のみだからこそ得られる独特な世界ですね。
思考が深くなり、想像力も広がる
画像や動画を見ると理解はしやすいのですが、その先の想像力は広がりにくいです。
以前から脳科学の分野では「ラジオを聴くと頭が良くなる」という通説があり、2020年には実証実験で証明されました。
<参考> 株式会社radiko プレスリリース記事
動画より安価で簡単に配信できる
聴くだけではなく、スマートフォンがあれば誰でも番組配信ができます。
動画に比べて必要な機材も少なく、編集の工程も簡単です。
初心者でも手軽に始められて、配信も継続しやすいです。
音声配信サービス|5つの種類
音声配信サービスは、配信の仕組みの特性によって5つの種類に分けられます。
広範囲に配信できるPodcast
インターネット上に音声などを公開して配信しています。
複数のプラットフォームに自動配信される仕組みがあるため、一気に広範囲への配信が可能です。
最近はポッドキャスト対応のアプリも増えたため、無料で手軽に利用できるようになりました。
インターネットラジオ
ラジオ局がインターネットを通じて配信するラジオです。
ネットを通じてパソコンやスマートフォンなどで聴くため、電波の届きにくい地域で有効活用されています。
番組内容はラジオと同じですが、一定期間中であれば自由な時間に繰り返し聴けるサービスなどがあります。
音声配信専用のプラットフォーム
さまざまなコンテンツを集めて配信したり聴いたりするメディアを総称した、音声配信に特化したプラットフォームです。
ニュース、朗読、エンタメ系など幅広いジャンルがあるので、好みの番組を見つけやすいでしょう。
スマホで完結できる独立配信系
上記のプラットフォームの中でも、スマートフォンだけで収録・編集・配信の全過程が完結するものは独立配信系とも呼ばれます。
誰でも手軽に音声配信ができるというメリットの代わりに、配信したアプリでないと聴けないというデメリットもあります。
オーディオブック
朗読によって本の内容が聴けるサービスです。
スマートフォンさえあれば、どこでも「読みたい本が聴ける」と人気があります。
たくさんの本を、小型軽量で持ち歩けるのも便利ですね。
音声配信サービス|おすすめ9選
種類がたくさんある音声配信サービスですが、目的に応じて選ぶことができます。
聴くだけに限定されるサービス
ラジオ局などのプロが番組制作をして配信しています。
インターネットラジオや本を朗読で聴けるオーディオブックなど、番組を聴くことに限定されたサービスです。
radiko
気軽に聴けるラジオアプリです。
国内の民放全99局他、NHK第1と放送大学のラジオ番組を聴くことができます。
過去7日以内に放送された番組を後から聴けるので、うっかり聞き逃した時にも慌てなくてすみますね。
<参考> radikoで配信している放送局一覧
NHKラジオらじるらじる
語学学習の番組が多いNHK第2を利用したい人には、こちらがおすすめです。
NHK第1、第2、FMの三つを網羅しています。
バックグラウンド再生・番組予約・聴き逃し再生などの機能も嬉しいですね。
Simple Rajio FM/AMラジオ局
国内外5万局以上のラジオ局から、お好みの番組を選べます。
ジャンル別(ポップ、ロック、ニュース、スポーツなど)や、国、州/県、都市別、さらには周波数別の検索と、細かく絞っても検索できます。
AmazonのオーディオブックAudible
本を朗読して配信しています。
有料サービスですが無料お試し期間があり、気に入らなかったら期間中に解約すればお金はかかりません。
ここまでは聴いて楽しめる音声配信アプリをご紹介してきましたが、次は別の楽しみ方もお伝えしましょう。
個人で配信もできるサービス
音声配信は、ただ聴くだけではなく自己表現の場ともなります。
基本的にスマートフォン「1つ」で収録から配信までできるサービスなので、誰でもどこでも番組を作って配信できるという手軽さが人気です。
一部には事前審査が必要なサービスもありますが、多くは無料で利用できます。
Stand fm
初心者でも操作の仕方がわかりやすく、収録・編集・配信の操作をタップするだけで行えます。
「とにかく配信をしてみたい」という方におすすめです。
Radiotalk
こちらも簡単なボタン操作で利用できる、初心者向けの配信アプリです。
アプリ内だけでなく、Apple Podcast、Spotify、Amazon Musicなどのポッドキャストにも配信できます。
Apple Podcast
中上級者向けのインターネットラジオおよびインターネットテレビサービスです。
Apple社が運営しており、音声だけでなく動画も配信できます。
番組の審査はありますが、さほど厳しくないという評判です。
Voicy
基本的には運営側で著名人やインフルエンサーなどをパーソナリティに選定して、番組制作をしています。
一般の方でもチャンネル開設を申し込んで審査に通れば配信できますが、合格率は1%とも5%ともいわれる狭き門です。
音声チャットサービス
最後は、2021年に大ブームを巻き起こしたSNSチャットサービス「クラブハウス」をご紹介します。
音声のみの独特の親近感が感じられると人気でしたが、メンバーからの招待がないと参加できなかったため次第に収束してしまいました。
クラブハウス(Clubhouse)
現在はアプリを取得すれば、誰でも通常のSNSのように使えます。
多くの言語や地域で展開されているため、世界中の人と気軽におしゃべりを楽しめるのもいいですね。
音声配信サービスでドラマもニュースもトークも好きな時間に楽しもう!
音声配信サービスについてお伝えしましたが、お気に入りのサービスは見つかりましたか?
- 音声配信サービスを利用すれば目が疲れない
- ながら聴きで、情報収集の時短ができる
- 感情や言葉のニュアンスが伝わりやすい
- 音声のみの情報は想像力が広がる
- 聴くだけでなく、誰でも番組を配信できる
- 世界中の人とのおしゃべりも楽しめる
さて、ながら聴きで空いた時間を何に使いましょう?
見知らぬ誰かのためにあなたの声を届ける日が来るかもしれませんね。
ぜひ配信にも挑戦してみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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