こんにちは!書人しまです。
2020年に小学校でのプログラミング教育が必修化されました。
それに伴って子供向けのプログラミング教室も続々出てきていますし、プログラミングに興味を持って勉強を始める大人も増えてきている印象です。
私はプログラミングが大好きなので、プログラミングに興味を持ってくれる方が増えると同志が増えたようで嬉しいです♪
お子さんが将来プログラマーを目指しているのであれば、小さい頃からプログラミングに触れさせることで将来の役に立ちます。
ですが、小学生の頃から将来の夢をハッキリ決めている子はそれほど多くありませんよね。
そもそも小学生の「将来の夢」というのは「猫のご機嫌」と同じくらいにコロコロ変わります。
だったら、プログラミングを学ばせることにメリットはない?
学ばせるだけ無駄?
いえいえ、そんなことは決してありません。
確かに、プログラミングを勉強させるとなるとPCを使うことになりますから、「目が悪くなる」「姿勢が悪くなる」などのデメリットもあります。
子供には目を大切にしてほしい、小さいうちからデジタル機器は持たせたくない。
そんな親心、よく分かります。
ですが、それは大人がきちんと環境を整えてあげれば解決する問題。
プログラミング学習には、そんなデメリットを補って余りあるメリットがあるんです!
この記事では、プログラミングが子供に与える影響とメリットを5つ紹介します。
プログラミング勉強させようかな?どうしようかな?と迷っている方はぜひ参考にしてくださいね!
プログラミング教育で育まれる3つの能力
プログラミングを勉強することで培われるのはプログラミング技術だけではありません。
プログラミングをするのに必要な、ベースとなる能力も一緒に育ちます。
今、一生懸命プログラミング言語を覚えても、お子さんが就職する頃には技術もどんどん進んで違う言語が主流になっていきます。
ですが、土台を鍛えておけばたとえ言語が変わってもその変化に適応することができます。
もちろん、プログラマーを目指さなくても培った基本能力は決して無駄にはなりません。
あらゆる仕事で使える能力です。
では、その3つの基本能力を詳しく見ていきましょう!
論理的思考力
まずは【論理的思考力】。
プログラミングは、真っ白い画面にいきなりコードを書き始めるわけではありません。
コードを書く前に、
- どんな処理が必要なのか
- どんな順番で行うと効率がいいのか
などなど、色々なことを詳細まで詰めてから実際に書き始めます。
曖昧なままで書き始めると矛盾ができてしまったり、予期せぬ不具合(バグ)の元になったりするからですね。
「意図した動きをさせるには・・・?」ということを、脳みそが溶けるほど考えまくる必要があります。
その経験を積み重ねることで、論理的に順序立てて考える力が身につきます。
順序立てて考える力(= プログラミング的思考)について別の記事でも詳しく紹介しています。
こちらも併せてチェックしてくださいね♪
コンピュータは良くも悪くもプログラム通りにしか動きません。
指示していないことまで勝手にやるなんてことはないのです。
- 意図したことを正確に伝えるにはどうする?
- 効率よく動かすためにはどうする?
- うまく行かない原因はどこにある?
プログラミングはこんなことを考える訓練になります。
問題解決力やプレゼン力、段取り力にも繋がるスキルですね。
忍耐力
二つ目は【忍耐力】。
一発目に書いたプログラムが何の問題もなくスムーズに動く・・・ということはほとんどありません。
基本的にはエラーとの戦いです。
エラーと一口に言っても、単純なスペルミスや文法の間違いのような簡単に片付く問題もあれば、「動くには動くけど、意図した動きと違う」というような複雑なものもあります。
いずれにしても、エラーに対してどこをどう改善していけばいいのかを常に考える必要があります。
意図した動きになるまでトライアンドエラーを繰り返す。
その過程で、途中で投げ出さずにコツコツ取り組む忍耐力が身につきます。
試行錯誤を乗り越えた先で、ついに理想のプログラムができたときの達成感は格別です!
成功体験は自信に繋がり、さらに難しいプログラムに挑戦したり、よりよいプログラムにブラッシュアップする意欲に繋がるでしょう。
子供には小さいうちからどんどん成功体験を積ませてあげたいですよね♪
創造力
最後は【創造力】。
実は私が一番伝えたいのがココです。
創造力はアイディアを実現する力。
子供はみんな創造力の種を持っていると言われています。
思い出してください。
画用紙と画材を用意してお絵かきしたときのワクワク感。
材料を並べて「何を作ろうか」と考えをめぐらせたときのウキウキ感。
幼稚園児くらいの頃は何でも作れちゃいそうな気がしてましたよね。
完成したものがイマイチな出来でも、本人としては大満足だったりしたものです。
でも、大人になると「難しそう」「現実的にできなさそう」という思いが先に出て、創造力はどんどん小さくなります。
アイディアが浮かんでも、実現する方法を考えもせずに「あー、なんか難しそう。無理。」となっていませんか?
そんな大人が大勢いる中、10年後・20年後のお子さんが創造力を発揮したらどうなるでしょう?
色んなビジネスで成功しそうですよね!
プログラミング言語は、「この構文でこんな処理ができますよ」という材料のセットでしかありません。
プログラミングはその材料を組み合わせているだけ。
「この材料で何ができるだろう?」「こんな感じのものを作るには、どんな材料をどう組み立てたらいいだろう?」と、考えることこそが重要なのです。
プログラミングができると得られる2つのメリット
プログラミングを勉強すると色々な能力が育つというのは先ほどお話した通りです。
それ以外にもプログラミングの習得で得られるメリットは色々あります。
お金を稼げる
プログラミングができるとお金が稼げます。
中にはスマホアプリを作って月に数万円稼いでいるスーパーキッズもいます。
大人でもそうですが、自分の能力でお金が稼げるというのはものすごく自信になります。
目に見えないスキルは価値が分かりづらいので、評価してもらえる場があるのは嬉しいものですよね。
また、稼いだお金の使い道は本人に任せるにしても、「お小遣いを自分で稼いでくれる」というのは親にとっても負担が減って有難いですよね♪
もちろん、稼げるレベルになるのは簡単なことではありませんし、本人の情熱も必要です。
必ず稼げるというお約束はできませんが、そういうメリットもあるということでご紹介しておきます。
将来の選択肢が増える
プログラミングができると将来の選択肢がぐっと広がります。
分かりやすいのがプログラマやシステムエンジニアといったIT職ですね。
今、IT業界の人材不足は深刻です。
10年以上前からずっと言われてきたことです。
IT技術の需要は年々高まっているのに、対応できるエンジニアは全然足りていません。
そしてエンジニア一人ひとりの負担が増えて、辞めていく人も増えて、人材不足はさらに進むという悪循環・・・。
教育するのにもコストがかかりますから、最初からある程度プログラミングができる人は重宝されます。
また、IT職以外でも培った思考力やPC技術はどんな会社でも役立ちます。
プログラミングで子供の可能性を育てよう!
プログラミング教育で得られる5つのメリットについて紹介しました。
- 論理的思考力が育つ
- 忍耐力が育つ
- 創造力が育つ
- お金が稼げる
- 将来の選択肢が増える
プログラミング技術にばかり目がいきがちですが、実は重要なのはベースとなる部分です。
そして、そのベースとなる能力は将来どんな職業につくにしても必ず役に立ちます。
私は訳あってIT業界を離れましたが、プログラミングで身につけたスキルは今でも役立っており、「学んだことは無駄ではなかった」と実感しています。
今までの知識や経験はどこで花咲くか分かりません。
だからこそ今のうちにお子さんの可能性の種を育てていきませんか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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