彗星は『ほうき星』とも呼ばれ、その光り輝く姿がまるでほうきの様な尾を放って、暗い夜空を明るく染めるのです。
彗星は暗い夜空を駆け巡るだけでなく、昼間の明るい中でも飛んでいます。
大気圏で燃え尽きて、地上に落下するのもあるのだとか。
今回は、過去に賑わせた彗星などをご紹介します。
この後ご紹介する、「ネオワイズ彗星」など、2020年の天体ショーを楽しむ参考にしてください。
そもそも彗星ってなに?
そもそも彗星の意味は、冒頭でも述べましたが、日本では『ほうき星』 英語では『コメット』と呼ばれております。
昔のテレビドラマを見ていた方は、大場久美子主演の『コメットさん』を思い出したのではないでしょうか(笑)
引用:amazon
ほうき星はその名の通り、太陽に近づいたときに尻尾が伸びて、「ほうきのように見える」ことからこの名が付けられました。
彗星は氷で覆われているため、太陽に近づくと氷が溶けて尾を引き、私たちの目にはほうき星のように見えるのです。
彗星は地球に落下する?
大ヒットした映画で『君の名は。』でも、彗星の落下が描かれていて大変話題になりましたよね。
彗星の落下は実際にあるのでしょうか?
ここでちょっと『彗星』と『隕石』の違いを簡単に説明しましょう。
落下について調べてみると、隕石の落下は多く見られますが、彗星の落下には諸説あるようですね。
西暦536年、この年に直径500メートルの彗星が落下したのでは?という説があります。
最近の研究で、おうし座流星群が彗星分裂していたことが判明し、ちょうど536年の時期と重なりその断片が地球に落下したのではないかという説です。
隕石が落下すると、地上に大きなクレーターを残しますが、彗星の場合は上空で爆発を起こします。
この爆発の時に、エアバーストという猛烈な爆発風が起こり、その勢いで周囲の広い範囲を焼き尽くし粉塵をまき散らすのです。
この粉塵で地球が覆われ寒冷化したのでは?という説もありますが、あくまでも憶測なのでこれからの研究で明らかにされていくと思います。
ネオワイズ彗星
2020年7月19日、夜の8時から9時の間に『ネオワイズ彗星』が地球を横切りました。
日本で見られたのは、2020年7月30日で最後になりました。
各地ではSNSなどで、ネオワイズ彗星の撮影に成功した方も多数いらっしゃるようでしたね。
5000年に一度の大イベントなので、世界では注目の的になりました。
私の住んでいる地域では北西方向に見えるはずが、2020年7月19日は、まばらな雲の間から星さえも見えず・・・(泣)
この彗星は、見る場所さえわかっていれば、肉眼でも見える位置まで接近します。
レレレのおじさんは、日常的にほうきを常備しているので見つけやすいと思います(笑)
ネオワイズ彗星は、日没後の北西の空に現れ、日を追うごとに地平線からの高度が高くなっていきます。
この彗星は、1997年のヘールボップ彗星より明るく、2007年に地球を通り過ぎたマックノート彗星はネオワイズ彗星より明るかったが見えたのは主に南半球だけでした。
*マックノート彗星は『2007年の大彗星』と呼ばれています*
ハレー彗星
イギリスの天文学者エドモンド・ハレー(1656年生まれ)が、太陽系と太陽黒点に関する論文を執筆し研究している中で、同じ周期で何度も彗星が目撃されたことから、彼の名を取って『ハレー彗星』と名付けられました。
ハレー彗星の中心は、およそ8km(縦)×8km(横)×10km(高さ)で出来ていて、まるでじゃがいものような形をしているそうです。
↑こんな感じかな!?
主に氷でできているようですが、表面は炭素に覆われているため、黒い雪だるまのような感じですね。
雪だるまにイカスミかけたら、かき氷っぽくなって美味しそうですが(笑)
太陽の周りを楕円軌道で反対周りしているハレー彗星は、軌道を1周するのに76年かかると言われています。
次は2061年7月頃に、地球に最接近するそうです!
★シネマシアター 『機動戦士ガンダム/シャアvsアムロ』★
彗星と言えば!赤い彗星のシャアですよね!
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