こんにちはユイトです。
皆さんこんな経験はないでしょうか。
古き良き時代の作品、ひと昔前の作品が無性に見たくなる時。
今の僕がまさにそれです。
昔の名作を見たい症候群です。
僕は幼い時に父親を亡くしているので家族というものに飢えているんです(涙)
詳しくは僕のプロフィールを御覧ください。
本当に家族って大事だなと常日頃から思っています。
そして、家族と言えば真っ先に思い浮かんだのがこの作品でした。
「北の国から」‼
この作品なくして家族は語れませんよね。
北の国からって映画でしか見たことなかったので、ドラマでの話はどんな風になっているのかな?
1話~24話まで視聴したのですが、感想や印象に残った言葉を交えつつ僕なり言葉で解説していきたいと思います。
目次
北の国からってどんなお話?
引用:YouTube
物語は玲子(いしだあゆみ)と別れることを決めた黒板五郎(田中邦衛)が2人の子供、純(吉岡秀隆)と蛍(中嶋朋子)を連れて北海道は富良野に移り住むところから始まります。
周囲の反対を押し切り地元富良野に住むことを決めた五郎。
五郎は富良野に着くとまず古ぼけた廃屋を片付ける事からはじめます。
しかし、電気も水道も通っていなかったため東京から移り住むにはかなり過酷な状況でした。
そこにまず純が不満を持ちます。
一方、蛍はいつも明るく前向きでいるんですね。
でもその姿が胸に残るんです!その無理している感じが・・・。
そんな事を知ってか知らずか、五郎は子供たちに家の手伝いをさせます。
水道がないので1キロほど離れた沢に水を汲みに行かせたり、貯蔵庫を作るための石を持ってこさせたりと。
純の五郎に対する不信感は日に日に募っていき、毎日東京に帰る事ばかり考えるように・・・。
そして母親である玲子(いしだあゆみ)に手紙を書き、蛍に手紙を出しに行かせます。
しかし日が暮れても蛍は帰ってきません。
五郎の友達などの協力により蛍はが見つかったときには、蛍が五郎に抱きつき、泣きながら「ごめんなさい、ごめんなさい」と。
蛍は川に手紙を落としてしまい、それを追いかけているうちに道に迷ってしまったんですね。
その夜、蛍は純に「手紙の事は言ってないからね」と。
自分の事で大変なことになったことに後悔する一方で、東京に帰りたいと言う思いは強まるばかり。
ある日、純が東京に帰りたがっていることを知った五郎は純に確認します。
「純君!そんなに東京に帰りたいですか?ここの生活はそんなに嫌ですか?」
すると純は「はい。すいません。でも、怒らないで下さい。お願いします。」と言う。
五郎は「怒ってなどいません、でも悲しいです。それを父さんに直接言うことをせず、雪子おばちゃん(玲子の妹)を通していう君は、卑怯です!東京に帰ることに対しては何も言いません、勝手にしなさい!」と。
楽な生活を求める子供と不便な生活の中で生きることの意味を教えたい父親。
その気持の相違が2人の間で起こる瞬間です。
自分の子供の気持ちを他人から聞く親の気持ちってどんな感じなのでしょうか?
そして草太(岩城滉一)の父、清吉(大滝秀治)に駅まで送ってもらった純と雪子(竹下景子)。
「今まで何人もこの駅まで送りに来たもんじゃ!」「その時いっつもどんなことを思っていたか教えてやろうか?」と清吉が話し出します。
そして「お前らは負けて逃げていくんじゃ!ほかの誰にも何にも言わせんが、俺には言う権利がある!お前らはわしらを裏切って、負けて逃げていくんじゃ!そのことだけはよぉく覚えとけ!」と心の中で思っていたと語った!
それを包み込むような優し~い言葉で言うんですよ。
その言葉が胸に残っていた純は再び五郎の元へ帰っていきます。
その日から五郎はさらに純に厳しくするようになり、純は五郎は自分のことが嫌いなんだと次第に思うようになります。
そして五郎は和夫の会社で働くことになるが、そこには笠松という少し変わり者の爺さんがいました。
仕事の最中に笠松は五郎に「誰に断ってあそこに住んでんだ!」とあの土地は五郎の親父から借金の肩にもらったものだと主張しました。
和夫はそんな話聞いたことないから気にするなと言うが、五郎は気が気でならなくなります。
そんなある日五郎の家にみんなが集まり酒を飲むのです。
そして人の悪口を言う前やることがあるだろうと言っていた五郎が笠松の爺さんの悪口を言ってしまいます!
しかし純は前に笠松の爺さんに火のつけ方を教えてもらったことがあり、純にとっては悪い人には思えなかったのです。
純はその場にいるのが嫌になり表に出て蛍が手なずけていたキツネに石を投げてしまいます。
それを見ていた五郎は純の事を殴ってしまいます。
走っていく純を草太が追いかけ、「どうしてあんなことしたんだ?」と理由を聞くと「父さんは僕の事嫌いだから!」と純が答えます。
すると草太は「あほかお前は!どこの世界に自分の子供の事を分け隔てする親がいるんだ!お前の父ちゃんは不器用だから誤解されるだけなんだ!」と言います。
五郎は純のそういう甘えたところを直してほしかったんですね。
僕に親父がいたらどんな育て方をしてくれただろうか・・・。
ここで、純は反論したかったのですが草太の優しい口調がそうさせませんでした。
家に帰ると五郎は一人で酒を飲んでいました。
2階に上がって寝ようとする純に対して蛍が「お父さん、雪子おばちゃんに怒られたんだよ!お父さんね、お兄ちゃんの事好きだって言ってたよ」と言います。
五郎が仕事で遅くなる時には中畑家に帰ることが日課になっていた純と蛍。
中畑家にはテレビがあるので2人は嬉しくて仕方なかったのです。
2人はクリスマスの日に中畑家に行くことを許されるが、和夫はごちそうを詰めたから持って帰って父さんと3人で食べなさいと言います。
引用:YouTube
この時和夫が言った言葉が純の胸に深く突き刺さります。
この言葉は僕の胸にもビンビン響きました。
僕がお母さんを支えていかないといけないと本気で思いました。
そして家に戻るとスキー板が壁に立てかけてあり、板には靴下が履かせてありました。
それは五郎から2人へのクリスマスプレゼントだったんですね。
1980年大晦日、みんなで幾度も幾度も失敗を繰り返しながらついに五郎の家に水を引くことができたのです!
大喜びの蛍と純。
その日翔太の家に誘われていた2人だったが、翔太がお母さんとじゃれている姿を見ていたら中に入っていくことができず、家に戻ってきました。
一方五郎も和夫の家に寄り込んで紅白歌合戦が終わるころに迎えに行こうとしていたのですが、家族の時間を邪魔したらいけないと思い家に引き返します。
五郎が家で年賀状を書いていると2人が帰ってきました。
「何だ正吉の家に行かなかったのか?」と五郎は二人に聞きますが、2人は無言のまま・・・
気持ちを察した五郎は「よし!久しぶりに富良野の町を見に行くか!」と言い2人を富良野の夜景が見える場所へと連れ出します。
五郎は2人に「父さんはこの1年の君たちの頑張りは一生忘れないだろう」と言葉を送り、
3人で「さよ~なら~!1980ね~ん!」と叫ぶんです。
そして富良野に厳しい冬がやってきます。
冬の間も様々な出来事があり、悩んだり苦しんだり笑いあったりしながら乗り越えていくんですね。
そして一回りも二回りも成長した蛍と純。
そして厳しい冬が明け、春になり笠松の爺さんは純たちの命を救ってくれた馬を手放すことにするんですが、その日に爺さんも酔っ払って橋から落ちて死んでしまうんですね。
そのお葬式の時に清吉がみんなに言った言葉が胸に刺さりました。
このお葬式の話はここでは語り尽くせないくらい奥の深い話なので・・・すいません(汗)
そして玲子も五郎と正式に離婚するために富良野を訪れて最後に子供たちとの時間を過ごそうとするんですが、蛍は玲子と口を聞かないんですね。
実は蛍は五郎に気を使っていたんですね。
みんなが玲子を見送りに行った時も具合が悪いと嘘をつき行きません。
その後、蛍は草太に頼んで玲子の乗る汽車が見える丘まで連れて行ってもらいます。
その時のシーンはやばかったですね(涙)
これを書きながらも思いだして泣いている僕って・・・。
そして蛍は草太に言ったそうです。
「一番寂しいのは父さんだから」と。
この後も色々な事が起こるんですが、話し始めると3日くらいかかってしまいそうなので・・・。
このドラマには本当に色々な事を考えさせられました。
4世代、清吉や笠松の爺さんの世代、五郎や和夫世代、草太世代、そして純と蛍、どの世代の人が見ても楽しめる作品になっています。
今ここでこの感動を伝えきれないのはすごく歯がゆいのです。
この感動を皆さん僕と一緒に味わいたいです(笑)
ちなみにFODなら「北の国から」シリーズが全部観れますよ。14日間は無料なのでもう一度ゆっくり堪能したい人はどうぞ♪
昔から変わらない個性的なキャスト&胸にぐっと来た言葉
ここではキャスト紹介と共にその人が言った心に残った言葉を紹介していきますね。
黒板五郎/田中 邦衛
引用:Instagram
もう北の国からと言えばですよね。
田中邦衛と言えば黒板五郎、黒板五郎と言えば田中邦衛。
もはやどっちがどっちを演じているのかわかりませんね(笑)
黒板五郎が言った名言と言えば「まだ子供が食べてる途中でしょうが!」が有名ですが。
僕はあえてドラマの中から探してみました。
あらすじでも紹介しましたが、「父さんはこの1年の君たちの頑張りは一生忘れないだろう」ですね。
この言葉には東京から富良野に突然連れてきたにもかかわらず、不便な状況の中よく頑張ったという、五郎なりの感謝にお気持ちが込められているんでしょうね。
黒板純/吉岡 秀隆
引用:Instagram
続いて純君!
最初こそは手を焼かせた純もだいぶ大人になってきましたね。
そんな純が言った言葉で特に印象に残った言葉はないんですが、節目節目で東京のガールフレンドに向けたナレーションを折り混ぜてくるので
純の思いがそこに現れています。
黒板蛍/中嶋朋子
引用:Instagram
第1話から蛍は泣かせてくれましたよ。
河原で五郎と2人で歯を磨いている時蛍が言います。
「父さん!もし私たちがいなくてここで暮らしたい?」と聞くと
五郎は「そうだな」と少し考え「寂しいけどやっぱリ暮らしてただろうな!」と言った時
「心配しなくたっていい!蛍は父さんと一緒にいる!」
蛍は五郎にずっと気を使っているんですよ!
その姿が何とも言えず・・・もう最後は蛍の顔を見るだけで涙が・・・。
中畑和夫/地井武男
引用:Instagram
地井武男さん演じる中畑和夫は一言で言えば男の中の男って感じでしょうか。
一言一言が非常に男らしい。
そんな和夫さんの言葉。
あらすじの中の動画でも言っていましたが「お前が柱だ!子供でも男のお前が柱だ!」
この言葉の重み和夫が言うから引き立つんでしょうね。
そして映画の中で和夫の奥さんが癌で亡くなってしまう場面があるんですが、実はおんなじ時期に本当の奥さんも癌で亡くなってしまうんですね。
この時の地井さんの涙は本物でした。
北村草太/岩城滉一
引用:Instagram
北村草太役は岩城滉一。
草太の趣味はバイクとのボクシング。
岩城さんはプライベートでもバイク好きで有名ですよね。
そんな草太が純に言った「どこの世界に自分の子供の事を分け隔てする親がいるんだ!お前の父ちゃんは不器用だから誤解されるだけなんだ!」この言葉ですね。
この言葉には純への愛情と五郎への事を信頼している草太のやさしさが伝わってきますね。
草太は純と蛍の一番の理解者です。
黒板玲子/いしだあゆみ
引用:Instagram
玲子の言った言葉で印象的だったのは「あの子たちまだ子供よ」です。
「これのどこが名言なの?」と読者様の疑問の声が聞こえてきそうですが、少し僕の話を聞いてください。
これは玲子が五郎に言った言葉で富良野の環境に耐えられるわけないと子供に対してはやさしさともとれるし甘やかしともとれるわけで、玲子と五郎の子育ての価値観の違いがここで現れています。
あえて五郎は過酷な道に子供たちを導いていくわけですが、子供だからとできないと決めつけるよりなんでも経験させた方が子供にとっても宝になるのかなと・・
って子供もいない僕が偉そうなこと言えませんね・・・汗
次行きましょうか!
宮前雪子/竹下恵子
引用:Instagram
続きまして玲子の妹、雪子の発言です。
「怪我した傷はすぐ治るけど、言葉で受けた傷はなかなか治らないものよ」
これは純が五郎のガールフレンドを言葉で傷つけて2度とこないようにしてやろうと企んでいた時に言った言葉です。
本当にその通りだと思いました。
それは今の時代も昔も変わりはありませんよね。
北村清吉/大滝秀治
View this post on Instagram清吉の言葉はいちいち染みる。 #お前ら負けて逃げるんじゃ。 #ワシらを裏切って逃げ出していくんじゃ。 #そのことだけはよおーく憶えとけ。 #北の国から #北村清吉
引用:Instagram
大谷秀治さん演じる北村清吉は草太の親父です。
生まれてからずっと富良野の麓郷地区を守ってきた清吉の言葉は重いんです。
この人の名言はたくさんありすぎて迷いましたがやはり
「お前らは負けて逃げていくんじゃ!ほかの誰にも何にも言わせんが、俺には言う権利がある!お前らはわしらを裏切って、負けて逃げていくんじゃ!そのことだけはよぉく覚えとけ!」
これは開拓当初から一緒にやってきた仲間が時代の流れで麓郷を次々に離れていくときに思っていた言葉です。
この言葉の意味や重みをちゃんと理解できるのは僕にはまだまだ先になりそうです・・・。
もし気になれば見てみてください。
富良野の麓郷ってどんなとこ?
「北の国から」は富良野の麓郷地区と言うところを舞台として作られ、そこに住む人たちの生活を事細かに再現しているドラマですのでドキュメンタリーとしても見られますよ。
そこでちょっと麓郷について調べてみました。
地域住民の方のお話
開拓前の麓郷はもちろん森でしたので、高く太い木が沢山はえていたそうです。しかも機械などはなく、全て人力でやっていて開拓までの道のりは険しかったのです。やっとのことで木を切り倒しても問題は山積みでした。そのひとつが畑が作れないことです。畑には大きな石がいっぱいあって耕す事などできなかったそうです。でも毎日毎日作業を続けようやく今のような、広く大きな畑ができた。とおっしゃっていました。ご協力ありがとうございました。
その昔、麓郷には水道がありませんでした。井戸を掘って飲み水を得ていました。
Mさんは、麓郷の山から湧き出る水をそのままの形で多くの人に飲んでもらえないか、と考えました。しかし、当時の麓郷の人々は貧しく、水道を引く工事を他に頼む余裕などありませんでした。
「よし、それならオレが作ってみよう!!」
Mさんは土木工事の専門家ではありませんでしたが、直感的にこの工事はできると確信したそうです。はじめは誰も話を聞いてくれなかったそうですが、工事が始まると多くの人が協力金を出してくれました。やがて水が出たときにはみんな泣いて喜んだそうです。
この話を倉本聡先生が聞いて、ドラマ「北の国から」の中に引用したそうです。また、麓郷中学校もこの水を飲んでいます。引用:麓郷の歴史
この話を聞いてから見るとまた違う方向から見ることができると思いますよ。
僕もこの話を聞いて清吉や笠松の爺さんの話がより理解でき、若い連中に伝えたかったことが何だったか少し感じ取れる気がします。
まぁ、僕も若造ですが(汗)
そのメッセージがひしひしと伝わってきました。
本当に奥の深いドラマですね。
まとめ
北の国からについてについて解説してきましたが、このドラマのの感動を伝えきるにはたぶん3年くらいかかってしまうのでこのあたりでやめておきますね(笑)
【FODプレミアム】 ではこんな感動作が盛りだくさんです。さらにノーカットで見られますよ。
蛍や純が富良野に来てから巣立つまで一気に見ることができるで、もう一度みてみたい方はおすすめです。
もしよかったらどうぞ。
最後までご覧くださりありがとうございました。
皆さんがこれからも沢山の素晴らしいドラマや映画に出会えることを心から願っています♫
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