紅白の色付き、キャラクターや季節を感じられるかわいいデザインのかまぼこなどはお弁当に入れると、彩りがよくなりますよね!
ふだんは余りがちなかまぼこをうまく活用出来たら、お弁当の見栄えがよくなりうれしいですね。
でも、暖かい時期になると食中毒の心配なども出てきて、お弁当作りにはとても気を使うのではないでしょうか。
かまぼこをお弁当に入れるとき、加熱の必要性や、保存方法などに悩んだことはありませんか?
かまぼこはそのまま食べることはよくありますが、お弁当に入れるときは加熱するのか迷います。
ふだんかまぼこは冷蔵庫で保存しているので、生のままお弁当に入れたときは、常温で持ち歩いても大丈夫なのか気になります。
この記事では、かまぼこをお弁当に入れるときの注意点やおススメの調理方法などをご紹介します!
- かまぼこをお弁当に入れるときは加熱するべきなのか
- かまぼこをお弁当に入れるときの加熱方法
- かまぼこ入りのお弁当におススメなお手軽レシピ3つ
- かまぼこはお弁当のおかずに最適なのか?
- かまぼこの栄養は?
注意点やおススメの調理方法がわかれば、彩りがよいかまぼこはお弁当のおかずとして重宝しますよ。
かまぼこをお弁当に安全に入れるためにも、ぜひ最後までお読みください。
かまぼこはお弁当に加熱しないで入れてもよいのか?
かまぼこは加熱済みの食品なので、そのまま食べることができます。
切ってそのまま食卓に出すことのできる便利な食材です。
お弁当にもそのまま入れることはできますが、入れるときは加熱することをおススメします!
お弁当にそのままかまぼこを入れてしまうと、季節や保存状態によっては傷んでしまう可能性があるんです!
かまぼこはどうしてそのまま食べてもよいのか?
お弁当に入れるときはなにに注意すればよいのか?
詳しくみていきましょう!
かまぼこはなぜ加熱しなくても食べられるのか
そもそも、かまぼこはどのように作られているのでしょうか?
かまぼこのおもな作り方をご紹介しますね。
- 原料となる新鮮な魚から、身だけをきれいに取り出しミンチにする
- ミンチにした魚の身に砂糖などの調味料を加えて練り上げて成形
- 成形した身を十分に加熱
- 加熱方法により、いろいろなかまぼこが完成
加熱方法によって種類分けされることもありますが、すべてのかまぼこは加熱済みです。
中心温度が75℃以上になるよう十分に加熱したうえで作られています。
製造過程で加熱しているため、そのままでも安心して食べることができます。
「かまぼこ」といってまず思い浮かべるのは、板についたピンクと白のかまぼこ(蒸し板かまぼこ)ではないでしょうか。
かまぼこにはどんな種類があるのかしら?
加熱方法によるかまぼこの種類をご紹介します!
- 蒸す・・・蒸し板かまぼこ、す巻きなど
- 焼く・・・焼抜きかまぼこ、焼きちくわ、笹かまぼこなど
- 揚げる・・・揚げかまぼこ、さつま揚げなど
- 茹でる・・・はんぺん、なると、つみれなど
かまぼこの加熱にはいろいろな方法があり、種類ごとに違うのですね。
お弁当にかまぼこをそのまま入れるときの注意点
かまぼこは十分加熱がされているため、そのままでも食べられることはわかりました。
とはいえ、かまぼこは生ものに分類されるので冷蔵保存が必要です。
できる限り安定した10℃以下の冷蔵状態での保存が必要となります。
お弁当に入れるときも10℃以下の状態に保つことができればそのまま入れることは可能です。
- ご飯やその他のおかずをしっかりと冷ましておく
- 詰める直前にかまぼこを開封し、調理する
- お弁当を10℃以下の保冷状態に保つ
かまぼこをそのままお弁当に入れるときには気を付けるポイントがいくつかあるのですね。
お弁当に入れるときは加熱したほうが安心な理由
暖かい季節や室内の温度によっては、お弁当を10℃以下の保冷状態で保つのはなかなか難しいですよね。
保冷状態を維持するのが難しいときや、一度開封したかまぼこを使うときは、加熱してからお弁当に入れることをおススメします。
加熱によってかまぼこが傷みにくくなるため安心できます。
かまぼこのおススメの保存方法
板付きかまぼこは、下記のように保存するのがおススメです。
<板付きかまぼこのおススメの保存方法>
- 板についた「蒸しかまぼこ」の場合は、使う分だけを板から切り出す
- 使いかけのかまぼこはなるべく板から外さずに板ごと保存する
かまぼこの板は余分な水分を吸収し、カビや細菌を繁殖しにくくする効果があります。
では、かまぼこはどのくらいの期間、保存することができるのでしょうか?
種類にもよりますが、かまぼこの賞味期限は冷蔵保存で未開封の場合は1週間ほど、開封済みの場合は数日程度となっています。
かまぼこはあまり日持ちがしないのですね。
余ったかまぼこを冷凍庫で保存することはできるのでしょうか?
かまぼこは上手に保存すれば冷凍庫でも保存することができます!
冷凍したかまぼこは「す」が入り味が落ちると言われていますが、うまく加熱調理すればおいしく食べることができます。
かまぼこの上手な冷凍方法と解凍&調理方法をご紹介します。
<かまぼこの上手な冷凍方法と解凍&調理方法>
- 板から外して食べやすい大きさに切る
- 小分けにしてしっかりとラップで包み保存袋に入れる(横並びに平らに包むと凍るまでの時間が短く済む)
- トレイやバットの上に置き、急速冷凍する
- 煮たり炒めたりする場合は、冷蔵庫で解凍してから、もしくは凍ったままがおススメ
かまぼこを冷凍した場合はおよそ1ヶ月ほど保存することができます。
余りがちなかまぼこを冷凍保存できるのはうれしいですね。
続いて、かまぼこをお弁当に入れる際の加熱方法をご紹介します。
詳しく見ていきましょう!
かまぼこをお弁当に入れる際の加熱方法
かまぼこを加熱する際は、種類によっては、色合いを生かしたいものもありますよね。
キャラクターやかわいいデザイン、色がついたかまぼこなどは、焼き目が付きすぎたら彩りが台無しになってしまいます。
どのように加熱すれば彩りよく仕上がるか知りたいですが、忙しい朝に面倒な調理方法は避けたいです。
次は、かまぼこをお弁当に入れる際のおススメの加熱方法を3パターンご紹介します!
すべての場合において、しっかりと冷ましてからお弁当に入れてくださいね。
茹でる(煮る)
キャラクターなどかまぼこの色合いを生かしたい場合は、熱湯で1~2分ほどさっと茹でるのがおススメです。
少し味をつけたい場合は白だしなどで煮ると色合いも生かすことができます。
煮物の残りなどがある場合はかまぼこを一緒に入れて煮るとお手軽に調理できますね。
焼く(オーブン・トースター)
かまぼこにほんのりと香ばしい風味がついておススメなのが、焼く方法です。
フライパンで両面さっと焼くだけの方法は、他のお弁当具材の加熱調理のついでに出来るお手軽な方法です。
また、オーブンやトースターなどで両面1~2分ほど加熱する方法もほんのり焼き色がついておススメです。
電子レンジ
かまぼこを加熱だけしたいのなら、電子レンジで加熱する方法が一番お手軽な方法ではないでしょうか。
かまぼこの温め時間は500wで片面10秒ほどで、必ず両面加熱します。
加熱し過ぎると固くなってしまうので、必ず数秒ずつ様子を見て加熱しましょう。
かまぼこをお弁当に加熱して入れるときのおすすめレシピ
かまぼこはそのまま食べることが多く、なかなかアレンジ調理をしたことがない方も多いかもしれません。
ここからは、ピンクと白の色合いが鮮やかな「蒸し板かまぼこ」のおススメ調理法を3つご紹介します!
どれも簡単な方法で、お弁当に彩りを加えることができます。
いずれの場合も加熱後にしっかりと冷ましてからお弁当に入れてください!
巻くだけでかわいい「かまぼこキャンディー」
かまぼこを細長く切り、ぐるぐる巻きにしてピックにさします。
巻くだけでかわいい一品が作れます。
- かまぼこは1cm幅に切り、板からはずす。
- 切ったかまぼこの外側から1cmぐらいのところに包丁を入れ、ピンクと白色の部分を切りはなす。
- ピンクが外側になるようにぐるぐる巻きにし、つまようじなどでさす。
参照:ニチレイほほえみごはん・お手軽レシピ【かまぼこキャンディー】
彩りかわいい「かまぼこ入り卵焼き」
いつもの卵焼きに刻んだかまぼことねぎを入れて焼くだけで、彩りの良い卵焼きが出来上がります。
- 卵2個に、刻んだかまぼこ・ネギ・砂糖小さじ2・塩少々を入れてよく混ぜる。
- サラダ油を敷いたフライパンに入れて巻きながら焼いていく。
参照:cookpad・お弁当✿かまぼことネギの卵焼き
冷めてもおいしい「かまぼこの天ぷら」
かまぼこを衣につけて揚げるだけの簡単レシピです。
- かまぼこを1cm幅に切る。
- 卵1個と冷水大さじ2をよく混ぜ、そこに小麦粉大さじ2・片栗粉小さじ2を加えてさっくり混ぜる。
- かまぼこをたねにくぐらせ、180度の油で30秒ほどさっと揚げる。
参照:Rakutenレシピ・さっともう一品♪かまぼこの天ぷら レシピ
どれも簡単な調理方法なので、いつもと違うお弁当のおかずとして取り入れてみたいですね。
かまぼこはなぜお弁当のおかずに最適なのか?
かまぼこは淡泊な味付けなので、どんな素材とも合わせやすい食材ですね。
さまざまなアレンジが楽しめるかまぼこは、お弁当に入れるのにとても便利です。
アレンジ自在な理由のほかにも、かまぼこがお弁当に最適な理由はあるのでしょうか?
そもそもかまぼこは栄養があるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
かまぼこに含まれる栄養
実はかまぼこは、健康維持に⽋かせない「たんぱく質」を豊富に含んだ栄養価の高い食材です。
かまぼこのたんぱく質は必須アミノ酸をバランス良く含んでいるため、100点満点の良質なたんぱく質がとれるのです。
また、かまぼこは高たんぱく質であることに加えて、低脂肪・低カロリーであることも特徴です。
「かまぼこ」「牛肉」「木綿豆腐」の100gあたりに含まれる「たんぱく質」と「脂質」の量を比較してみましょう。
(栄養成分表より) | たんぱく質 | 脂肪 |
---|---|---|
かまぼこ | 12~16g | 0.5~0.9g |
牛肉 | 18.9g | 17.5g |
木綿豆腐 | 6.6g | 4.2g |
かまぼこは、高たんぱく質・低脂肪・低カロリーでバランスの良い食材なんです!
お弁当に好まれる理由
100点満点の必須アミノ酸を含むかまぼこは、必須アミノ酸が一部不足しているご飯や大豆などと組み合わせることで不足を補給することができます。
栄養の面からもかまぼこはお弁当のおかずとして最適なんですね。
かまぼこがお弁当におススメなポイントをまとめてみましょう。
- お弁当の色合いが良くなる
- 調理が簡単
- 淡泊な味なのでアレンジがいろいろ楽しめる
- たんぱく質豊富で栄養価が高い
- 低脂肪でヘルシー
かまぼこは栄養バランスが良いだけでなく、調理がしやすいのでお弁当のおかずとして重宝しそうですね。
まとめ:かまぼこをお弁当に入れる際は加熱した方が安心!
かまぼこをお弁当に入れる際の注意点や、かまぼこがお弁当のおかずに最適な理由をご紹介しました。
この記事でのポイントを以下にまとめておきます。
- かまぼこをお弁当に入れるときは加熱してから入れた方が安心
- 加熱調理をしたかまぼこをお弁当に入れるときは、しっかりと冷ましてからお弁当に入れる
- かまぼこは彩りが良く、調理も簡単
- かまぼこは良質なたんぱく質が豊富で低脂肪・低カロリーな食材
かまぼこは加熱せずにそのまま食べることのできる便利な食材ですが、お弁当に入れるときは加熱したほうが傷みにくくなり安心です。
電子レンジで手軽に加熱することもできるので、毎日の忙しいお弁当作りを効率よく行うことができます。
また、栄養のバランスが良いのもうれしいポイントですね。
お弁当の栄養バランスも良くなるかまぼこを上手に取り入れて、
毎日のお弁当作りを楽しみたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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