『運転者』の要約と物語のあらすじ!運の本質に気づくメッセージとは?

何をやっても上手くいかない時、あなたはこのように考えたことはありませんか?

「世の中には運が良くて何でもうまくいく人と、そうでない人がいる。」

「きっと自分は良い運とは縁が遠い……。」

筆者

私は落ち込んだ時、運の良い人を羨ましく思ったことがあります。

「自分は運が悪い」と思っているあなたへ、Discover 21(ディスカヴァー・トゥエンティワン )社出版、喜多川泰さんの小説『運転者~未来を変える過去からの使者』をおすすめします。
この記事では『運転者』と記載します。

小説『運転者』のテーマは、運の本質についてです。

この記事でわかること
  • 『運転者』とはどんな作品?
  • 『運転者』のあらすじ
  • 心に響く『運転者』からのメッセージ

小説『運転者』では「運」の捉え方について、いくつものメッセージが語られています。

どのメッセージからも、心がエネルギーで満たされるような気づきが得られますよ。

「もう一度歩き出してみよう」と、前向きな気持ちになりたい人におすすめです!

あなたも『運転者』の魅力に触れてくださいね。

筆者

本を読むのが久しぶりな人でも大丈夫!どんどん物語に引き込まれていきます。

目次

小説『運転者』の要約!著者プロフィールとあらすじを紹介

『運転者』は2019年3月に発売された、累計100万部突破の小説です。

物語は大ピンチに陥った主人公の男が、ある日不思議なタクシーに乗り込むところから始まります。

運転手の話をきっかけに、意識が少しずつ変化する主人公の物語です。

ここからは著者のプロフィールと、『運転者』のあらすじを紹介します。

運転者』の著者・喜多川泰氏について

こちらがDiscover 21社より出版されている、『運転者』の表紙です。

引用:Amazon

著者の喜多川さんは2005年から作家活動を開始し、『賢者の書』でデビューしました。

デビュー以来、喜多川さんは自己啓発小説の旗手と言われています。

なぜなら、「物語に没頭するうちに読者自身が価値観を見直す」そんな作品を生み出し続けているからです。

『運転者』は読み終わった後、心に力がわいてくる小説です。

筆者

一般的な自己啓発本に飽きてしまった人にもおすすめします!

運転者』のあらすじ

ここから『運転者』のあらすじをお伝えします。

主人公は、こちらの男性。

【主人公】

名前:岡田修一

仕事:完全歩合制の保険の営業

悩み:収入が絶望的
   収入の件を妻に伝えられない
   娘の不登校
   実家の母親の問題

さまざまな問題が重くのしかかり、修一は精神的に追い込まれています。

「なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだよ」

呟いたとき、一台のタクシーが近づいてきます。

思わずタクシーに乗り込んだ修一。

タクシーの運転手はなぜか修一の行き先も名前も、すでに知っているのです。

運転手は「人の運を変えるのが私の仕事です。あなたの人生の転機となる場所に連れて行くだけです。」と車を走らせ……。

次の章では、本書に数多くある「運」についてのメッセージの一部を紹介します。

運の本質とは?小説『運転者』の心に響くメッセージ

修一の変化のきっかけは、運転手が語る運の本質です。

ここでは『運転者』で伝えている、「運の本質」を3つ紹介しましょう。

  • 運は上機嫌の時に集まるもの
  • 運は貯めてから使うもの
  • 運は先人の努力が巡ってきたもの

一つずつお伝えします。

は上機嫌の時に集まるもの

運転手が修一に伝えている「運の本質」の1つは、自分の機嫌についてです。

以下は本文からの引用です。

運が劇的に変わる時、そんな場、と言うのが人生にあるんですよ。それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。そのアンテナの感度は、上機嫌の時に最大になるんです。

引用:Discover21/『運転者』喜多川泰著(以下引用同じ)

運転手は修一にを変えるには上機嫌であることが最も大切だ」と言います。

上機嫌であることが大切な理由は、以下の3点です。

  • 機嫌が悪い時は、幸運をキャッチするアンテナは働かない
  • 機嫌が悪い人は、幸運が目の前にあってもイライラしてその場から離れたいと思ってしまう
  • 上機嫌でいることで人が集まり、人の縁が集まるところに「運」が巡ってくる

運転手の話を聞いて修一は、「機嫌が悪い奴から保険の申し込みをしようなんて思わない。機嫌が悪い時点で、俺はチャンスを逃してきたのかもしれない……」と気づきます。

筆者

運が良い人はいつも笑顔。
多くの人に囲まれて、良い縁が生まれる環境ができているんだなと私はこの部分を読んで感じました。

運は貯めてから使うもの

次に運転手が修一に伝えている「運の本質」の2つ目は、「運」の使い方についてです。

以下が本文からの引用です。

運は後払いです。

運は〈いい〉か〈悪い〉で表現するものじゃないんですよ。〈使う〉〈貯める〉で表現するものなんです。だから先に〈貯める〉があって、ある程度貯まったら〈使う〉ができる。

周囲から〈運がいい〉と思われている人は、貯まったから使っただけです。

運転手は修一に「運は貯めてから使うもの」「運を貯めるにも上機嫌でいることが大切だ」と言います。

「運」は後払いというのは、3つの理由があります。

  • 良いことが起こるのは、それまで貯めた「運」があるから
  • 大きく貯めて大きく使うか、少し貯めてすぐ使うかは人によって違う
  • 頑張っても報われない時は「運」を貯めている時で良いことは後から起こる

修一は最初運転手に「同じ努力でも良いことが起こる人と、そうでない人がいる」と反論します。

運転手は「努力の結果が出ないのは蒔いた運の種の収穫時期ではないから。長い目で見ると報われない努力なんてない」と伝えます。

どん底の修一の心に、もう一度やり直そうとする勇気がわき始めます。

筆者

運の種が育つ最中だとしたら、今苦しくても諦めるわけにはいかない!
私もそんな気持ちになりました。

運は先人の努力が巡ってきたもの

3つ目の「運の本質」として、運転手は修一に運の巡りについて伝えています。

実際に今の自分がやった努力の成果が自分に対して現れるのは、普通の人が考えているよりもずっと後になってからです。

しかも、その成果は自分に現れるとは限らない。むしろ、自分の周りの大切な人とか、次の世代とか……

それなのに努力をしたら今すぐに自分にいいことが起こらなければ〈運が悪い〉〈努力は報われない〉……って大騒ぎです。

運転手は「運」の前提として「人間の一生は自分だけではなく、延々と続く命の物語の一部だ」と伝えます。

運は巡ってきたものである理由は、以下の3つです。

  • 「運」は、誰かが自分や他人の幸せのために頑張って努力した、エネルギーの集合体である
  • 誰かの頑張りで育つ「運」の極論は、自分の時間(命)を使って作ったものである
  • 「運」は自分自身にかえるより、長い時間をかけて子孫や社会にかえることが多く、代々そう巡っている

修一は小さい頃に周りから「良い時代に生まれた」と言われて育ちました。

その恵まれた社会は、先人が努力して作ったもの「自分が受け継いだ運」であることに気づきます。

「運をもらうだけの人生では恥ずかしい」修一は「運」を残す生き方に目覚めます。

筆者

日常でも「誰かのおかげ」で上手くいっていることが圧倒的に多いなと私も気がつきました!

本書は「運」についての、新しい価値観や視点に気づかせてくれるメッセージが他にも出てきます

「運の本質」が知りたい人は、ぜひ『運転者』を手に取ってくださいね。

くり返し読みたい!小説『運転者』は人生を変える一冊

今回は喜多川泰さんの小説『運転者』にある「運の本質」を3つ紹介しました。

  • 運は上機嫌の時に集まるもの
  • 運は貯めてから使うもの
  • 運は先人の努力が巡ってきたもの

『運転者』は物語の世界に浸りながら、自分自身の生き方を考える作品です。

筆者

私は落ち込んでいる時に、『運転者』を読みました。
心に感謝とエネルギーがわいてきて、また明日も頑張ろうと思えました!

あなたも心に栄養が欲しいときは、ぜひ『運転者』を読んでみてくださいね

小説を読む時間がない人におすすめなのが、オーディオブックです。

『運転者』は聞いて楽しむこともできますよ。

ただし、号泣必至ですからご注意くださいね

Amazonオーディブルについて知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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