アボカド水耕栽培でカビが発生!?白い部分とふわふわの正体を解明!カビ対処法とカビ対策も解説

アボカド水耕栽培を始めて生長を楽しんでいたら、種や根に白い部分とふわふわしたものを発見!!

芽は順調に育っているのだけど、根っこについた白い結晶のようなモノは何だろう?!
このまま育てて大丈夫なのかな?

半透明のふわふわしたものを洗って取り除いたら、数日するとまたふわふわがついてしまったの。
カビかしら?

わかります!! 初めて見る白い物体、気になりますよね。

「カビだったらアボカドの種がダメになっちゃう…どうしたらいいの!?」と戸惑うあなたの不安を、解消します!

この記事では、「白っぽい部分」「ふわふわした物体」の正体とカビの対処法カビ対策になるアボカド水耕栽培のコツを解説。

これであなたは、カビストレスなしのアボカド栽培ライフを楽しむことができますよ♪

目次

アボカド水耕栽培で白いカビ!?その正体とは?

水耕栽培中のアボカドの種や根に、白い部分やふわふわしたものが発生すると気になりますよね。

カビかと心配になるかもしれませんが、カビではない可能性があります

カビかどうかは、白いものの様子や水耕栽培の環境で判断できるので、ぜひ読み進めてあなたのアボカドの状態と比べてくださいね。

アボカドの種や根につく「白い部分」の正体

白い部分の正体は「カルス」という植物細胞です。

カルスには、植物の傷口から茎や葉などの細胞を再生させる仕組みがあります。

つまり、アボカドの種や根に傷がつくとカルスが発生し、そこから新しい根っこができるということです。

  • アボカドの種の下に発生→根っこが出てくる
  • 根っこに発生→さらに新たな根っこが出てくる

種や根につく白いものは、新しい細胞を作るためのものだったのか!
すごい生命力だね!

カルスは植物の生長を助ける細胞なので、安心してそのまま栽培を続けてください。

カルスは「癒傷組織(ゆしょうそしき)」とも呼ばれます。

アボカドの根につく「白いふわふわ」の正体

根につくふわふわしたものは「根毛(こんもう)」の可能性があります。

根毛はブラシのような毛で、新しくできた根の表面に生えます。

この根毛によって、効率よく水や栄養分を吸収できる仕組みになっているのです。

水に臭いやにごりがなければ、根毛と判断していいでしょう。

カビの見分けかた

根についている白いふわふわは「根毛の可能性がある」とご紹介しました。

一方、カビも白いふわふわなので、カビの見分けかたをお伝えしますね。

カビの可能性アリ!

  • 水がにごっている
  • 水から異臭がする

上記に当てはまって、根のまわりに白い綿のようなものがある場合は、カビの可能性が高いです。

水が臭くてにごっているし、根っこのまわりにふわふわがついているからカビだわ…ショック!

カビが出たからといってあきらめて捨てるのは、ちょっと待ってください!

これから紹介する対処法で、カビを取り除けるか、試してみましょう

【カビ対処法】アボカド水耕栽培を続けるための処置

白いふわふわがカビだった場合は、以下の方法で対処しましょう。

カビが生えてしまったときの対処法

  1. カビが生えているところを水洗いする
  2. 乾燥予防のために一時的に別容器に移す
  3. 容器をしっかり洗う
  4. カビが取れないときは切り取る

それでは手順を説明します。

STEP
カビが生えているところを水洗いする

カビが生えた部分を指でやさしくこすりながら洗います

力を入れて洗うと、根が取れてしまったり新しい根が傷んだりして、育たなくなります。

ていねいに扱いましょう。

STEP
乾燥予防のために一時的に別容器に移す

洗い終わった種は、清潔な水を入れた別の容器に移しておきましょう。

アボカドの種は乾燥すると発芽しません

別の容器が用意できなければ、水を含ませたティッシュペーパーに包んでおくのも乾燥予防になります。

STEP
容器をしっかり洗う

容器には目に見えないカビの胞子が付着している可能性も。

見た目で判断せずに、すみずみまでしっかり洗い、きれいな水を入れましょう

STEP
カビが取れない場合は切り取る

洗ってもカビが取れない場合は、切り取ってしまいましょう

  • カビが生えている部分の少し上から切り取る
  • 切り口が白色になるところまで「切り戻し」をする

「切り戻し」とは、不要な枝や茎を切り取って株を短くして、植物の形を整えること。
新芽や実、花へ養分をまわして成長をうながし、病害虫予防をする目的があります。

使用するはさみは、園芸用はさみなど切れ味の良いものがおすすめ。

切断面をつぶさずに切れるので、種や根に養分がまわりやすくなるメリットがあります。

カビが取れたら、しっかり洗った容器に入れて様子を見てみましょう♪

カビがなくなったら栽培環境を見直して、今度こそアボカドの元気な生長を見守りたいものです。

次の章では、カビ対策もできる正しい水耕栽培の方法を見てみましょう。

アボカド水耕栽培の基本を押さえてカビ対策

水耕栽培はカビが発生しやすい条件がそろっており、芽が出なかったり枯れてしまったりして失敗することも。

なるべく失敗せずに育てるためにも、栽培方法の基本を押さえておきましょう。

基本を守ることで、自然とカビ対策につながります

カビ対策にもなる!アボカド水耕栽培の基本

  • 種を冷やさない
  • 種をよく洗う
  • 清潔な容器を使う
  • こまめに水を交換する
  • 適切な温度で管理する

では、それぞれ説明していきますね。

種を冷やさない

アボカドを購入したら、冷蔵庫に入れていませんか?

アボカドは温暖国が原産地のため、冷蔵庫で冷やすと種の発芽率が下がってしまうのです。

せっかく栽培を始めたのに、なかなか芽が出ないと悲しいですよね。

アボカドは、購入したら冷蔵庫に入れずに常温で保管しましょう。

種をよく洗う

種に果肉が残らないように、薄めた洗剤でしっかり洗います。

発芽を妨げる果肉をよく洗い流すことで、水のにごりも少なくなり、芽が育ちやすくなります。

ぬるぬるして洗いにくい場合は、タワシやスポンジを使っても大丈夫。

アボカドの種は乾燥に弱いので、洗い終わったらすぐに水につけましょう

しっかり洗い、すぐ水につけるのが大切なポイントです。

清潔な容器を使

容器は清潔なものを使いましょう

容器を保管する前に洗ったとしても、見えない細菌がついてしまうことがあります。

細菌がカビの原因にもなるため、容器は使う前にすみずみまでしっかり洗いましょう

洗剤が残らないように、すすぎも念入りに

使う前と同じように、水を交換するときもよく洗うといいですよ

こまめに水を交換する

水は1〜2日に1回交換し、いつもきれいにしておきましょう。

水を交換する回数が少ないとにごって臭くなり、カビが発生しやすい状態に。

特に暑い夏場は、気温とともに水温も上がるため、水のにごりも早くなります。

こまめに水交換をして、清潔な状態を保つようにします。

適切な温度で管理する

アボカドを育てるのに適した気温は15〜20度以上で、温暖な環境が必要です。

育てるには日当たりのよい場所が最適ですが、一日中日光に当てると、水温が上がりすぎてカビ発生のきっかけになります。

季節によって日光に当てる時間を調整したり、水の温度が高くなりすぎないように置き場所を工夫したりしましょう。

適切な温度管理はカビ対策のひとつです。

大事なのは、清潔な状態を保つことと温度管理なんだね。
よし!カビを生やさないように、毎日がんばって世話をしていくよ!!

【アボカド水耕栽培】育て方がわかればカビも怖くない!

アボカド水耕栽培でできる白いものの正体と、カビ対処法と対策の基本についてお伝えしました。

アボカドの種や根につくものの正体

  • 白いもの→「カルス」という植物細胞で、芽や根の生長をうながすもの
  • ふわふわしたもの→根にできる「根毛」で生長に必要な水や栄養分を吸収するもの

ふわふわしたものは水を観察して、根毛なのかカビなのかを判断しましょう。

カビの判断基準

  • 水がにごっている
  • 水から異臭がする

カビの場合の対処法

  1. カビが生えているところを水洗いする
  2. 乾燥予防のために一時的に別容器に移す
  3. 容器をしっかり洗う
  4. カビが取れないときは切り取る

カビを発生させないためには、栽培の基本を守ることが大切です。

アボカド水耕栽培の基本

  • 種を冷やさない
  • 種をよく洗う
  • 清潔な容器を使う
  • こまめに水を交換する
  • 適切な温度で管理する

アボカドの水耕栽培は手軽にできますが、世話をせずに放置すると、カビが生えてしまいます。

カビが発生してから後悔するより、基本的な手入れを欠かさないようにして、アボカドの様子をよく観察しましょう

お世話の基本を守って「カビストレスフリー」なアボカド栽培ライフを、ぜひ楽しんでくださいね♪

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

 

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