フリーメイソンとイルミナティの違いについて、皆さんはどの程度ご存じでしょうか?
実は私もこの違いについて、全くの無知でした(笑)
フリーメイソンとイルミナティは言葉さえ違えども、根底にあるのは”オカルト色が強い”と言うことですね。
ちょっと怖い感じがしますが、それはこのあとで詳しくお話していきます。
フリーメイソンとはなんなのか?
ここでフリーメイソンの起源と、現在の世界での広がりをお話しましよう。
元々は、1717年の英国ロンドンで、建造物を作る石工職人たちによって結成された石工(いしく)団体だったと言われています。(日本で言う大工になります)
18世紀のイギリスでは石炭や毛織物、製鉄などの様々な”産業革命”が盛んに起きていました。
そして、もう少しあとになりますが、移動手段として、蒸気機関車や蒸気船なるものが登場します。
このころのイギリスは活気に溢れていたんでしょうね。
石工(いしく)団体のフリーメイソンに、時が経つにつれて徐々に”多くの著名人や政治家などが集う団体”となっていきました。
現在は多様な形で全世界に存在し、各国のエリアでは独立したグランドロッジで組織されています。
*グランドロッジとは本部のこと、ロッジは支部に相当します*
全世界の会員数は600万人を超え、最も会員数が多いのは米国のグランドロッジ(本部)で、およそ200万人の会員が所属していると言われています。
驚いたことに日本でもロッジが二十数か所あるようですが、東京タワーの横にある『東京メソニック・日本グランドロッジ』が有名です。
東京タワーの観光に行くのであれば、ついでに日本グランドロッジを探してみてください!(笑)
(通勤などでここを通られる方は、この景色が当たり前になっているのかもしれませんが。)
このシンボルの中には”石工の道具の定規とコンパス”が描かれています。
職人団体だった”フリーメイソン”は、イギリスで友愛結社を作り様々なネットワークを介して全世界に広まりました。
規模が大きいので、歴史に残る様々なところで影響を及ぼしているんです!
例えばアメリカのニューヨーク州にある自由の女神。
これはアメリカの独立100年を祝って、フランスとアメリカのフリーメイソンから送られたもので1886年に完成しました。
独立戦争があった当時は、多くのフリーメイソンの会員が関わっていて、自由の女神像の台座にはフリーメイソンのシンボルが描かれているのだとか。
(よく見ると台座に六芒星が・・・?!)
多くの観光客が訪れるこの自由の女神でさえも、フリーメイソンの息がかかっていることは間違いないでしょうね。
ちなみに、1776年7月4日がアメリカが独立宣言した日となり、7月4日と言えば、かの有名なハリウッド俳優トム・クルーズ主演の映画『7月4日に生まれて』を思い浮かべました(笑)
フリーメイソンの基本理念
フリーメイソンには5つの基本理念があります。
- 自由
- 平等
- 友愛
- 寛容
- 人道
表向きは、『会員同士の親睦を目的とした友愛団体』であり、社会奉仕団体として活動しているロッジもあるようです。
これだけを見てみると、一般的な思想のように思えますよね。
オカルト色が強い組織
フリーメイソンを調べてみると、組織のシンボルや儀式の際にとても多くの宗教的なシンボルを用いています。
引用:ミライノシテン
このような目のマークは、のちに紹介する『プロビデンスの目』と言われており、フリーメイソンを語るには重要となってきます!
また組織の内部でも、”宗教色の強い様々な儀式”を行っていることが明らかとなっており、彼らの思想や活動に強い宗教的な背景があることに間違いはないでしょう。
米国の紙幣にある1ドル札のピラミッドとプロビデンスの目
米国のドル札に、フリーメイソンのシンボルが刻まれているのは、とても有名な話です。
一つずつ見ていきましょう。
ピラミッドのプロビデンスの目
フリーメイソンが用いる代表的なシンボルです。オカルトの源流とも呼ばれています。
この目は『万物を見渡す目』とされています。ピラミッドの上から神の目を通し、世界を見渡し見張っているという意味がこめられています。
端的に言うと”世界中を監視しているぞ!”とうことになりますね。
三角形はキリスト教において、『三位一体』を表すシンボルです。
(『三位一体』とは、父、子(キリスト、聖霊)が一体となって神であるという考え方です。そしてこの目は『ホルス神の左目』だと言われています。)
六芒星で浮き上がるメイソンの文字
このピラミッドの形を六芒星で囲み、その先が示す文字を並べ替えます。
『M』『A』『IS』『O』『N』
そう、合わせて『MAISON(メイソン)』の文字が浮かび上がりますね。
ここにもフリーメイソンが入り込んでいます!
オカルトや悪魔崇拝と聞いただけで、ちょっと怖いですね。
特に紙幣や硬貨などは数えきれない程ありますから、手にする機会がありましたらご覧になってみてはいかがでしょうか。
★シネマシアター 映画『ナショナルトレジャー』2007年★
さてここでBreak Time☕といきましょう!
映画『ナショナルトレジャー』では、フリーメーソンのシンボルとなる『プロビデンスの目』やコンパスに『G』のマークがたくさん目に出てきますよ!
フリーメイソン探しも面白いかもしれませんよ!
映画『ナショナルトレジャー』2007年の作品ですね🎬
引用:こつぜんと姿を消した『秘宝』を探しに、天才歴史学者でもあり、冒険家でもあるベン・ゲイツ(ニコラスケイジ)が
『秘宝』を探す旅に出るというお話です。
ニコラス・ケイジと言えばハリウッド映画に数多く出演している世界的に有名な俳優です。
2000年には、かの有名な『救命士』に主演しています。
そんなニコラスケイジの主演映画ですから、当然面白い作品になっています!
『プロビデンスの目』や『G』など出てきますので
『これってフリーメイソンのシンボルだよ!』と、友達や家族と映画を見ながらフリーメイソン探しができるのではないでしょうか(笑)
イルミナティのルーツ
さて、イルミナティのルーツですが1776年、ドイツのバイエルン州で作られた”バイエルン啓明結社”という秘密結社です。
バイエルンと言えばソーセージを思い出すのは私だけでしょうか(笑)
結成当初は、”教授と学生の私的サークル”に過ぎなかったのですが、最終的には南ドイツとオーストリアにまで広がっていきました。
ですが、当時のイルミナティは政治的思念がありましたので体制側から迫害されて1785年に解散しました。
しかし、その後の1789年にフランス革命が勃発し、反フリーメーソン論者によってフランス革命の黒幕と指摘されました。
ドイツではイルミナティ復興運動を19世紀から20世紀初頭まで行われていて、その流れで組織は今も存在しているとか。
これぞまさしく”イルミナティ”なんですね~
また、驚いたことにフリーメーソンが階級制だったのですが、『イルミナティはその最上位クラス』とも言われています。
階級制と聞くと、日本もピラミッド社会と言われてますが、分かりやすいとこで言うと国会議員が最上位クラスということでしょうか。
フリーメイソンとイルミナティの違い
どちらも横文字でまぎらわしい”フリーメイソン”と”イルミナティ”ですが、その違いがわかる3つをお話しましょう。
1.フリーメーソンは政治的思念を持ってはいないが、イルミナティは持っている。
2.フリーメーソンが成立したのは16世紀初めからから17世紀末までであり
対してイルミナティの成立は18世紀末である。
3.フリーメーソンは階級制であり、その最上クラスがイルミナティである。
簡単に言うと、フリーメイソンの方が成立が古く、イルミナティは政治的であり
尚且つ、フリーメーソンよりイルミナティの方が立場が上なんですね。
あとから成立したイルミナティの方が立場が上ってちょっとズルくないですか?(笑)
引用:フリーメイソンとイルミナティ両秘密結社の思想と違いとは?まとめ
フリーメイソンとイルミナティの違いがお分かりになりましたか?
フリーメイソンはイルミナティより成立が古いのですが、イルミナティはその中でも”最上位のクラス”なんですね~
イルミナティはそもそも”大学教授と学生の私的サークル”でしたので、学校で言えば優等生といったところでしょうか。
しかし、この両者はともに”オカルト色が強い”ことから、密かに世界統一を狙って水面下で動いているのかもしれません。
また、フリーメイソンの入会したい場合は、”同会員からの紹介”が必要だそうですよ!
要するに”コネが必要”なわけです。
特にフリーメイソンは政治家が入会している方が多いので、政治家を通じて入会する方法がハードルが低いかなと・・
(もし入りたいなら・・ですが。)
漫画やアニメの世界のようですが、実際に存在するという点で現実感が増したように思います(笑)
あなたのすぐ近くにフリーメイソンがいるかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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